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ドル円は8月高値の110.80円近辺まで上昇=NY為替後半

9/25 4:33 配信

みんかぶFX

 NY時間の終盤に入ってドル円は110.80円近辺まで上昇している。きょうはドル買いがドル円をサポートしているが、中国の恒大集団の問題がひとまず一服し、市場も落ち着く中、改めて今週のFOMCを見直す動きがドル円をサポートしているものと思われる。

 FOMCを受けて市場では、11月の資産購入ペース縮小開始、来年第2四半期までに終了、そして、来年末には利上げ開始とのシナリオを描きつつあるようだ。タカ派な見方では利上げ開始は来年9月との予想も出ている。ドル円との正の相関が強い米国債利回りが本日は1.46%台まで回復しており、その動きもドル円をサポートし、ショートカバーを活発化させているようだ。

 きょうの上げで100日線と21日線の水準を上放れる展開を強め、8月高値の110.80円を試す動きとなっている。ドル円は8月中旬から9月下旬まで110円を挟んでの膠着相場が続いていたが、その水準を上抜けしそうな気配も出ている。来週は9月期末の週となるが、上向きの流れが形成されるか注目される。

 ユーロドルは1.17ドルちょうど付近まで下落する場面がみられた。中国の不動産市場の問題がひとまず一服する中で、今週のFOMCを改めて見直す動きもあり、きょうの市場はドル買いが優勢となっている模様。ユーロドルは前日の上げの勢いを維持できずに再び下値模索を強めているが、1.16ドル台には慎重なようで、押し目買いオーダーも活発に出る模様。

 ユーロにとっては、26日のドイツ総選挙が注目の1つとなっている。最新の世論調査によると、メルケル首相が所属するキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は支持率が25%で変わらなかった一方、社会民主党(SPD)は1ポイント低下し26%となり、終盤で双方の差が縮小している。ただ、世論調査からは過半数を獲得できそうな政党はなさそうな情勢だ。市場からは、明確に過半数を獲得する政党がない限り、ユーロに大きな影響を与える可能性は低いとの見解も出ている。過半数を確保する政党がドイツの財政支出を決定するが、ユーロ圏の財政はすでにEU復興基金によって決められており、ユーロの動向はむしろ、ECBの政策期待のほうが影響力を持っているとしている。しかし、選挙後に政情不安や弱い連立政権が誕生すれば、不安定な政治情勢がユーロに影響を与えるリスクはあるという。

 ポンドドルは戻り売りが優勢。前日の英中銀金融政策委員会(MPC)が予想以上にタカ派色が強かったことから、ポンドドルは買いが強まり、1.37ドル台半ばまで一時上昇した。その上に21日線が来ており、試すか注目されたが、結局、その水準には到達することなく下落している。

 英中銀は引き締めに傾いているが、英経済への短期的なリスクを考慮すると、ポンドは今後も軟調な展開が続く可能性があるとの指摘も聞かれる。英国では10月以降、パンデミック関連の支援は減少し、エネルギー価格も上昇、そして、供給のボトルネックはしばらく継続することが見込まれる。パンデミックの間に実施された給付金の増加が取り除かれるのと同時に、光熱費上昇による実質所得への打撃は、消費者信頼感を低下させ、経済の最大のファクターである個人消費を弱める可能性があるという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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最終更新:9/25(土) 4:33

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