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株式明日の戦略-週間では下落も5週連続で陽線形成、来週は材料満載も下値は堅いか

9/25 4:17 配信

トレーダーズ・ウェブ

 24日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は609円高の30248円。注目の9月FOMCでは、テーパリング(量的緩和の縮小)は見送りとなった。また、市場の懸念事案であった中国恒大集団に関しては、23日に人民元建ての利払いを実施したと伝わり、デフォルトに関する過度な懸念が後退。これらを材料にダウ平均が22日、23日と連日で大幅高となったことから、日本株も全面高の展開となった。指数は寄り付きから500円を超える上昇となり、30100円台に到達。高く始まった後は、30200円近辺でのもみ合いが長く続いた。戻り売りが手控えられたことから、終盤にかけてはじわじわと上げ幅を拡大。引け間際にきょうの高値をつけると、終値では600円を超える上昇となった。祝日前とは一転してリスク選好ムードが強まる中、マザーズ指数が3%超上昇した。

 東証1部の売買代金は概算で3兆5500億円。業種別では全業種が上昇。海運が8%高と突出した上昇となったほか、保険や銀行などが大幅高。騰落率で下位となった電気・ガス、建設、化学でも1%超上昇しており、幅広く底上げが進んだ。ソニーグループの動きの良さが目立っており、5%を超える上昇。2月につけた12545円を上回り、年初来高値を更新した。半面、上場初日にストップ高まで買われたシンプレクスHDが、2日目は利益確定売りに押されて大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり2104/値下がり68と、値上がり銘柄が2000を超えた。海運大手3社がそろって値を飛ばしており、川崎汽船が11%高。米国の金利上昇を受けて三菱UFJや三井住友、第一生命、東京海上など金融株が軒並み上昇した。原油高を受けてINPEXが大幅高。日経新聞から業績上振れを示唆する記事が出てきた日本製鉄が買いを集めた。ルネサスが証券会社のリポートを手掛かりに7%近い上昇。上方修正と増配を発表した古野電気や、自己株消却を発表した国際紙パルプ商事が急伸した。

 一方、ほぼ全面高の中で、信越化学やエムスリーなどグロース株の一角が逆行安。神戸物産やウエルシアなど、小売でも全体株高に乗れないものが散見された。1Qが大幅減益となったニイタカが下落。サインポストやヤーマンなど直近で跳ねた銘柄が利益確定売りに押された。新株予約権の発行が嫌気されたグローバルウェイがストップ安。第1四半期報告書の遅延に伴い管理銘柄(確認中)指定の見込みとなったOKKは、場中は値がつかずストップ安比例配分となった。

 レナサイエンスがマザーズに新規上場。公開価格を5割近く上回る初値をつけたが、その後は節目の1000円を超えたところで急失速。結局、ストップ安で初日の取引を終えた。

 日経平均は大幅高。直近2営業日の下げ分を戻すまでには至らなかったが、後場に強含むなど引け味は良かった。投資家人気の高いソニーGが年初来高値を更新してきたことなどは、日本株の先高期待を高める。今週は中国恒大集団に関するニュースに振り回されたが、この一週間の米国株の値動きを見ると、FOMC前で利益確定売りが出やすいタイミングの中、一時的に下への反応が大きくなっただけのようにも見える。実際、恒大集団に関しては、先週からリスクとしては認識されていたが、先週の米国株はそこまで神経質には反応していない。大きな流れとしては、米国は9月FOMCで年内のテーパリングを完全に織り込み、結果に対して買いで反応したことから、多少の金利の上昇は容認しつつも、年末に向けて堅調相場が続く可能性が高い。この点は日本株にも強い下支え要因となるだろう。


【来週の見通し】
 堅調か、週初にドイツ総選挙の結果を消化して、週中には日本、米国、中国で注目指標が多く発表され、国内では水曜29日が自民党総裁選の投開票と、慌ただしい週になる。また、9月末ということで、権利落ちの29日には見た目の水準が押し下げられることから、指数の振れ幅も大きくなりそうだ。とは言え、日経平均は今週は週間では下落したものの、金曜24日に大幅高となっており、売り一巡感が出てきた。何より米国株が9月のFOMCを消化して大きく上昇してきたことは安心材料となる。配当再投資の買いに対する期待も相場を下支えするであろうし、月内最終日が弱かった傾向は8月でストップしており、月末に対する警戒も強くはならないと思われる。一進一退に近い地合いを想定するも、好材料に対する反応が良くなることで、週を通しては強含む展開を予想する。

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最終更新:9/25(土) 4:17

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