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リスク回避が一服 このあとFOMC結果発表=NY為替前半

9/23 2:18 配信

みんかぶFX

 きょうの市場はリスク回避の雰囲気が一服しており、ドル円も109.60円付近に下げ渋っている。中国恒大集団が23日に予定している社債の利払いを履行すると発表したことでひとまず安心感につながった模様。中国人民銀行が短期資金供給を増やしたことも悲観を後退させた。

 23日に履行される利払いの規模は2億3200万元(約39億円)だが、恒大は23日以降、社債の利払いなどが相次ぐ。恒大集団の6月末時点の負債総額は1兆9665億元(約33兆円)の規模に上り、今回は乗り切ることができたとしても、経営破綻への不安感が完全に払拭できるかは不透明とみられている。市場は、今回の信用不安が他の中国不動産会社や金融機関に波及し、中国経済の急速な収縮に繋がってしまうのか、警戒している。

 このあとFOMCの結果が公表される。市場はFRBが資産購入ペース縮小をいつ開始するのかに注目しているが、今回はその発表はないろ見られている。しかし、次回の11月か12月、いずれにしろ年内には開始との見方が多い。声明のフォワードガイダンスを変更して年内開始を示唆するのではとの予想も出ている。

 しかし、開始時期よりも、「資産購入ペース縮小の場合のスピード」と「次に来る利上げ開始が22、23年どちらなのか」という点のほうが注目だという。資産購入ペース縮小のスピードについては、FOMCメンバーの一部からは来年第1四半期までの終了が望ましいとの発言も出ているが、現状から考えれば、2014年の時と同様に10カ月程度に及ぶのではとの見方も少なくない。一方、利上げ開始については、今回のFOMCではFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)が公表される。6月のドット・プロットでは、22年の利上げ開始が18人中7人いたが、若干増える可能性も指摘されているようだ。ただ、いまのところ市場では、23年下期の利上げ開始との見方がコンセンサスとなっている模様。

 ユーロドルも下げ渋る動き。しかし、戻りも鈍い印象で前日上値を抑えた1.1750ドルの水準は上値抵抗として機能しているようだ。

 ECBが公表したデータによると、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の下での資産購入額は、9月17日までの1週間で191億ユーロと、先日のECB理事会での決定にもかかわらず、僅かな増加を示した。ECBは先日の理事会で、PEPPの下での資産購入を適度に緩やかなペースでの購入に変更すると発表した。現行は月800億ユーロだが、市場では月600億ー700億ユーロに縮小するとみられている。ただ、今回のデータから、縮小開始は第4四半期で、月700億ユーロ程度の購入を模索するのではとの見方もあるようだ。

 ポンドドルもNY時間に入って下げ渋る展開が見られている。きょうは一時1.36ドル台前半まで下落していたが、1.36ドル台は維持されている。しかし、戻りも鈍い印象で午後のFOMCの結果待ちの雰囲気が強い。

 一部からは、最近のポンド下落は英中銀が楽観的見方を後退させるリスクを反映している可能性があるとの見方が出ている。直近の対ドル、ユーロでのポンド安と、資源国通貨など他の景気に敏感な通貨と比較したポンドのパフォーマンスの低さは、英中銀が明日の金融政策委員会(MPC)で楽観的なトーンを堅持するという見方に、市場が自信を無くしていることを示唆しているという。ただ、本日のポンドドルは1カ月ぶりの安値となる1.3620ドル付近まで一時下落していたが、本日のFOMCが慎重姿勢を強調した内容と市場が受け止めれば、ドル安により1.37ドルちょうど付近までは回復する可能性もあるという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

みんかぶFX

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最終更新:9/23(木) 2:18

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