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明日の戦略-大幅安も場中は値を保つ、あすは祝日を前に様子見か

9/21 16:26 配信

トレーダーズ・ウェブ

 21日の日経平均は大幅反落。終値は660円安の29839円。20日の米国市場では、中国恒大集団のデフォルトリスクを警戒して、ダウ平均が600ドルを超える下落。これを受けて急速にリスクオフの様相が強まり、寄り付きから500円近い下落となった。節目の3万円は開始早々に割り込んだ。ただ、下げ幅を600円超に広げて29800円台に突入したところでは下値が堅くなり、以降は29900円から3万円近辺でのもみ合いが長く続いた。終盤の動きが弱く、結局安値圏で取引を終えたものの、安値をつけたのは開始3分後で、下げ渋った格好にもなった。

 東証1部の売買代金は概算で3兆3700億円。業種別では空運、陸運、医薬品の3業種のみが上昇。一方、鉄鋼、機械、海運の3業種が3%を超える下落となった。上方修正と増配を発表したダイセキ環境ソリューションが急騰。半面、ビットコインの下落を嫌気する格好で、リミックスポイントやセレスなど暗号資産関連が大きく売られた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり218/値下がり1942。政府が緊急事態宣言の全面解除を視野に入れていると伝わったこともあり、アフターコロナ関連銘柄が軟調相場の中でも買われる展開。JALやJR西日本など運輸系のほか、HIS、オープンドア、ハナツアーなど旅行関連にも強い買いが入った。治験に関するリリースなど材料のあった第一三共が大幅高。利益見通しの上振れを発表したアグレ都市デザインやUEXが急伸した。

 一方、市況関連が総じて弱く、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社が大幅安。日本製鉄やJFEHDなど鉄鋼大手も大きく売られた。恒大集団のデフォルト懸念を材料に下げたものが多く、前週連想で売られた住設関連のTOTOが6%を超える下落。コマツや日立建機など中国関連と目される機械株にも売りが広がった。中国リスクへの警戒からソフトバンクGが5%近い下落。下方修正を発表したオリエンタルコンサルタンツが急落した。

 日経平均は大幅安。ただ、3万円を割り込み、660円安(29839円)と値幅を伴った下げとなった割には、場中に売りが加速するといった展開にはならなかった。弱い中でもアフターコロナ関連が大幅高となるなど、買える銘柄を探すような動きも見られた。きょうの下げ方であれば、あす以降にはあまり悪影響が残らない。20日の米国株の大幅下落に関しては、中国恒大集団に対する懸念が売り材料にはなった。ただ、FOMCの結果発表前であったということが、値幅を大きくした可能性もある。この問題がリーマン・ショックに匹敵するといった見方もあるが、米国は中国とは距離を置くスタンスを採っている。今晩の米国株が落ち着いた動きとなるようなら、過度な懸念は後退しそうでもある。東京市場は木曜が祝日で休場明けにFOMC結果を消化するため、あすは様子見姿勢が強まるだろう。きょう弱いなりにも下げ渋ったことから、3万円台を早々に回復できるかが注目される。

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最終更新:9/21(火) 16:26

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