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余白の使い方が賢い「東大生」知識深めるノート術

9/18 9:01 配信

東洋経済オンライン

東大生は望む結果を得るために、何を、どう考えているのか。その思考回路が可視化されるのが「ノート」です。では、どのような使い方をしているのでしょうか。東京大学理科三類の学生で、近著に『東大生のノートから学ぶ 天才の思考回路をコピーする方法』がある片山湧斗氏が解説します。

第1回:ノートの使い方が全然違う「東大生」凄い思考術
第2回:勉強を心折れず継続できる「東大生」凄いノート術

■ノートは知識を使いやすくするためのもの

 みなさんは、ノートをどのように捉えていますか。多くの場合、ノートというのは授業中に板書を書き写したり、話のメモを取るために書きとめたりするために取っていると思います。

 でも、東大生のノートは違います。自分の思考を整理し、その知識を積極的に使いやすくするために、ノートをフル活用しているのです。今日は、東大生たちが「知識を使いやすく」するためのノート作りの工夫を紹介したいと思います。

 まず、東大生のノートを見ていると、ギュウギュウに文字を詰めるのではなく、余白が多く空いていることに気付かされます。その余白の部分を活用して、いろんな知識を噛み砕き、使いやすくする工夫をしています。

 例えば、ノートの右の部分に線を引いておき、自分が疑問に思ったことを書きとめるというかたちのノートを取っている人がいました。そして疑問に思ったことを、別のところに書き写して新しいノートを作ることもあれば、その下に疑問の答えを書くというノートの取り方をしている場合も多いです。

 疑問をそのままにせず、書きとめておくことで、そこで得た知識を噛み砕くことにもつながります。疑問を持ったままで知識の活用はできませんので、疑問をきちんと解消しておくことには大きな意味があるわけです。

 詳しい説明やつながりのある用語の説明など付随情報を書き足せるノートの取り方をしている人もいました。あとから復習も兼ねて、得た情報に付随する情報を書きとめることで、もれなく覚えられるというわけです。

 東大生は、また「今学んでいること」と「今まで学んだこと」のつながりを探し、予習と復習を同時に行っている場合が多いです。ノートを取っているときにも、どこが既知の概念で、どこが未知の概念なのかを知ること。そして既知の事柄を復習しながらノートを取ることで、未知のことでもサクサクと頭に入ってくるようになるのです。

■「セルフレクチャー」で自分の知識にする

 ノートに書いてある内容を整理して、ポイントを要約している東大生もいます。

 このように、自分が得た情報や経験、次に活かしたいことをまとめておくノートというのも大きな効果を発揮します。一度書きとめたことや習ったことを、自分の言葉でもう一度アウトプットするのです。

 これは「セルフレクチャー」と言って、自分に対して説明するかのようにまとめ直す行為です。こうすることで、あやふやだった知識が本当の意味で自分の知識になっていくのです。

 また、細かい取り組みにはなりますが、「この問題と似た問題はどれか」ということをまとめ直している人もいました。

 自分が今解いている問題をそれだけで終わらせず、類似の問題はどれで、このノートを復習したうえでどの問題にアプローチすればいいのかということを書きとめているというわけです。

 これらのノートの共通点は、ノートに書いた情報を、もう1段階深く理解し、「再現」できるようにしているということです。

■学んだことを「再現」できないと意味がない

 みなさんにとって勉強とはどういうものでしょうか。英単語帳を見たり、教科書を読んだり、人の話を聞いたり……そういう行為を指して私たちは「勉強している」と語っています。

 しかし、見たり聞いたりする行為が勉強の本質ではありません。人の話を聞いただけで終わってしまっていたら何の意味もないですよね。

 必要なのは、学んだことを「再現」できるようにすることです。学んだことを活かして、知識をほかでも使えるようになったり、自分で説明できるようになったり、習ったとおりに実践したりできなければ、その行為をした意味がないわけです。極端な話、いくら勉強しても勉強したことを再現できなければ意味がないのです。

 東大生は再現のためにノートをフル活用しています。知識をそのまま受け取るのではなく、きちんとその知識を自分で活用できるように、疑問を解消し、自分で説明し、ほかの問題をどう解くかを考えておいているというわけです。

 一度聞いただけですべてを理解して行動に移せる人は天才で、そんな人は東大にもほとんどいません。必要なのは、情報をインプットしたら、その活かし方を考え、活用しやすいように自分で整理してみることです。

 インプットした情報をアウトプットしやすいように整理する、ノートにはそんな活用の方法があるわけですね。これを意識すると、今までとまったく違った使い方が生まれるかもしれません。ぜひ試してみてください。

東洋経済オンライン

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最終更新:9/18(土) 9:01

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