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【米国株動向】AT&Tの株価は安すぎるのか

9/18 10:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2021年9月6日投稿記事より

通信会社のAT&T(NYSE:T)は、2015年に490億ドルでディレクTVを買収し、2018年に850億ドルでタイムワーナーを買収してデジタルコンテンツ分野に参入していましたが、その方針に終わりを告げました。

投資家は、AT&Tのこのような行動を好んでおらず、株価は過去5年で30%以上下落しています。

AT&Tは現在、ワーナー・メディア事業をスピンオフし、ディスカバリーと合併して独立した会社を設立しています。

これにより、AT&Tは再び通信事業が専業となりますが、投資家がそれを喜ぶべき理由を3つ紹介します。
1つの銘柄が2つになる
AT&Tがストリーミングやコンテンツ事業から撤退するからといって、株主がそうする必要はありません。

ワーナー・メディアとディスカバリーの合併の一環として、AT&T株を持っている人は、新しい会社の株式を受け取ることができます。

この新しい会社は、HBOおよびHBOマックス、ワーナー・ブラザース、DCユニバース、TBS、TNT、CNN、カートゥーン・ネットワークなど、AT&Tが保有するすべてのメディア資産を所有し、ディスカバリーが保有するディスカバリー、HGTV、フード・ネットワーク、TLCなどのチャンネルラインアップと統合されます。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーと呼ばれるこの新しい会社は、膨大な知的財産のコレクションと、それを配信するストリーミングサービスを所有します。

ワーナー・メディアはHBOマックス、ディスカバリーはディスカバリー・マックスというサービスを所有しています。

AT&Tの投資家は、AT&Tの通信事業に対する既存の所有権に加えて、この新事業に対する所有権を得ることになります。
バランスシートの改善
AT&Tの巨額の負債は、長年にわたって株価が低迷した主な理由の一つです。

同社は、ディレクTVやタイムワーナーの買収資金として多額の借金をしており、3年前のタイムワーナーの買収以降、借金の返済は一向に進んでいません。

現在、同社のバランスシートにはおよそ1,800億ドルの負債があり、EBITDA有利子負債倍率が4倍となっています。

これは、AT&Tが金利・税金・減価償却前利益の4倍の負債を抱えていることを意味します。

AT&TのEBITDA有利子負債倍率は、ディレクTVを買収する前に約2倍だったことから、過去5年で多額の負債を抱えたことになります。

ディスカバリーとの取引の一環として、AT&Tは430億ドルの負債を返済し、2022年半ばの取引完了時にはEBITDA有利子負債倍率が約2.6倍となり、経営陣はそこからさらに負債を減らしていく計画を立てています。

また、経営陣は減配を行っており、合併後のAT&Tの予想キャッシュフロー200億ドルの40%に相当する配当性向を目安としています。

同社は2020年に配当として150億ドルを支出しましたが、これが約80億ドルになることを意味します。

簡単な計算をすると、配当が50%減となることを意味しています。

しかし、投資家は現在、配当利回り7.6%を享受しています。

そのため、減配されても、他の多くの配当銘柄よりも高い配当利回りを得ることができます。

余分な現金を自社株買いに充てることで、一株当たりの利益が向上し、株価の上昇につながる可能性もあるでしょう。
AT&T株は安すぎる
AT&Tは2021年に1株当たり3.36ドルの利益を上げることが予想されているため、株価収益率(PER)8.1倍で取引されており、S&P500の予想PER22倍を大幅に下回っています。

合併が実現すると、AT&Tの売上高は低下します。ワーナー・メディア事業は、2020年にAT&Tの利益の約5分の1をもたらしています。

しかし、投資家はこれを新会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリー社の株式という形で受け取ることを忘れてはいけません。

ワーナー・メディアの貢献がなかったとしても、AT&Tは株式市場に対して大幅に割安で取引されており、株価は非常に魅力的に見えます。
掘り出し物のAT&T
AT&Tの投資家は、より焦点を絞った通信事業を手に入れ、負債も少なくなり、自社株買いや負債返済をするための財務上の柔軟性を手に入れることができます。

同社のバランスシートが改善されることで、投資家が株式を高く評価する可能性が大いにあることから、現在の株価を考慮するとAT&Tは掘り出し物のように見えます。

The Motley Fool

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最終更新:9/18(土) 10:00

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