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字が汚い子どもほど「先生の印象が悪い」納得理由

8/1 14:01 配信

東洋経済オンライン

子どもの内申点を上げるためには、「字の丁寧さ」にも気をつけなければいけません。内申点を上げるための「字にまつわる工夫」を、日本で唯一“内申点アップ”に特化した「後成塾」の塾長・桂野智也さんの著書『高校受験は「内申点アップ」が9割』より一部抜粋・再構成してお届けします。

 内申点を上げるために、「提出物を期限内に提出する」のは大前提です。

 そしていちばん重要かつ、成功率が高いのが、字の丁寧さです。美しい字でなくてもかまいません。時間にゆとりがあれば、丁寧な字が書けるようになります。

 なぜ、丁寧な字が大切なのでしょうか。「見た目の印象がいいから」。ただそれだけです。ビジュアルは、もっとも説得力が強いのです。提出物を出したときに、丁寧な字と汚い字を見て、先生がどう思うか、想像してみてください。

■字は心の姿勢

 また、字は心の姿勢を表しています。大きく言ってしまえば、字が汚い、字が雑=丁寧な仕事ができない人間は、信用できないということです。それは、社会に出ていらっしゃる親御さんなら、理解できるのではないでしょうか。

 もちろん、字が汚くても学力が高い子は存在します。でも、ここでは一部の天才について語ることはしません。字は人を表すと言いますが、字が雑な子は何をやっても雑なところがあります。字が雑だと、どこか集中できていないところがあったり、先生の話もちゃんと聞けていなかったりすることが多いのです。

 字が改まると姿勢も改まり、人の話もちゃんと聞けるようになります。字を丁寧に書くことは、家庭でもやりやすく、もっとも成功率が高いもの。これをやらない手はありません。とくに字が雑な子が丁寧な字を書いたときのインパクトは大!! 

 「この子が、こんなに丁寧に書けるようになったのか」

 先生はしみじみそう思うでしょう。しかも評価する側というのは、字が丁寧になったこと=主体的に学習に取り組んでいる、と解釈します。

 では、どうしたら丁寧な字が書けるようになるのでしょうか。そのコツをお伝えしましょう。コツは2つあります。

 1つは、「スピード」です。字が雑な子は、えてして書くスピードがとても速いのです。「もっとゆっくり書いて」と言っても子どもには伝わりづらいので、私は数値で指示します。

 「今のスピードが100だとしたら、60で書いてみて」

 実質「80」くらいのスピードでいいとしても、少なめに言うのがコツです。

■字が雑な子ほど「角が丸い」

 2つ目は「角」です。字が雑な子が書く漢字は、角が丸いのが特徴です。角はきっちりと曲げること。これは書いて見せてあげるのがもっともわかりやすいのです。そのとき、とても丁寧できれいな字と汚い字、そしてその中間くらいの字の3パターンを書いてください。

 子どもには「中間くらいの字」を目指すように伝えます。「これならできる」と思うはずです。親御さんに余裕があれば、漢字の練習帳などにある四角いマス目を使って、その8割くらいの大きさに収まるように意識して書くことも教えてあげてください。

 また、筆圧が弱い子もいます。筆圧が弱いと、やる気がないように見えてしまい、とても損をします。筆圧が弱い場合は、シャープペンシルの芯をHBではなく2Bにして、まず字を濃くするところから始めるといいでしょう。

 以前、塾にも筆圧が弱い子がいました。シャープペンシルの芯は何を使っているか聞くと、「F」と言うので、すぐに濃いものを買うように伝えました。その子は国語がずっと「1」でしたが、入試までに「3」に上がりました。

 字が丁寧に書けたら、次の提出物のコツは、「やり直した形跡があること」です。問題集に1回答えを書き込んでしまうと、やり直しができないと思われがちですが、そこにはコツがあります。「やり直しは付箋で見せる」のです。

 たとえば数学の計算問題なら、上から大きめの付箋を貼り、その上から書き直します。このようなことはあまりほかの子どもはやりませんから、目立ちますし印象に残ります。あるいは、赤いシートなどで隠して暗記しようとしたために、こすれて黒くなってしまった形跡があるのも、一生懸命さが伝わります。

 細かい話ですが、ポイントとなることや解説を、シャープペンシルの黒と赤ペン以外の色で書いてあることも大事です。

■先生は「短時間」で生徒を評価しなければならない

 おすすめのペンの色は、青とオレンジ。不思議なのですが、成績のいい子たちの提出物やノートを見ると、示し合わせたように青とオレンジが使われています。たとえば重要な単語はオレンジ、長い解説の文章は青、というように使い分けています。黒や赤以外の色が入ることによって、とても目を引きます。

 さらに細かいことですが、問題集には日付やクラス、出席番号や名前を書く欄があります。そこは面倒でも確実に書いてほしいのです。

 先生は該当のページを開いた状態で確認していることが多いので、「誰のだ?」といちいち表紙を確認する必要がなくなります。そして何より、書くべき項目にもれなく書いてあるという「丁寧さ」が伝わります。

 提出物にここまで工夫する必要があるのか、と思われた方もいるかもしれません。でも考えてみてください、忙しい先生が提出物をチェックする時間は、ひとりにつき長くて1分、せいぜい10~20秒くらいではないでしょうか。その短い時間のなかで、「これはいい」「これはさぼっている」と判断しなければならないのです。

 提出物はプレゼンテーションです。わずかな時間で判断されてしまうのであれば、どうすればよく見られるかを研究しないと、内申点は上がりません。とくに授業中の挙手・発言が苦手な引っ込み思案なタイプは、提出物で職人技を発揮するといいでしょう。

東洋経済オンライン

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最終更新:8/1(日) 14:01

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