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株式週間展望=ムード悪化も高値期日迫る―<日経平均の予想レンジ>2万6900-2万7900円

7/31 8:03 配信

モーニングスター

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Fリテイリ77,100+1,140
ソフトBG6,627+178

 11カ月連続で月末の日経平均株価が前日比で値下がりした東京株式市場。日本株の弱さは変わらず、指数が上値を切り下げる動きが続いている。本格化しつつある企業の決算をめぐっても、半導体をはじめとする部品不足への警戒感が足元の好業績を打ち消す傾向がある。一方、今後は信用の高値期日も控え、需給好転のタイミングを探る局面に差し掛かった。

<日本株割り負け、需給好転待ち>

 今週の日経平均は大型連休明けの週初(26日)に大きく値上がりし、翌日にかけて2万8000円台に乗せる場面があったが戻りは限定的だ。その後上値の重さが増し、週末(30日)は一時2万7272円(前日比509円安)まで下落。年初来安値(2万7055円)を付けた1月6日以来の水準まで切り下げてきた。

 グローバル投資家の選別眼が厳しくなるにつれて、成長性への疑問が相対的な日本株の弱さに明確に反映されている。IMF(国際通貨基金)が27日に改定した世界経済見通しでは、米国をはじめとする先進国の今年の成長率予想が軒並み引き上げられる中で、日本だけが0.5%引き下げられた。

 コロナ後へ向けては、FRB(米連邦準備制度理事会)のテーパリング(量的金融緩和の縮小)が意識される。「世界がインフレになっても日本だけはデフレが続くのではないか」(市場関係者)――。日本株離れは加速しかねない。支持率低下が続く菅内閣の存在も懸念要素だ

 ただ、需給的な観点からは信用の買い玉整理に伴う需給好転も期待できる。

 指数の年初来高値は日経平均が2月16日で、TOPIX(東証株価指数)が3月19日。値がさ株はファナック <6954> が2月18日、ファーストリテイリング <9983> が3月2日、ソフトバンクグループ <9984> が3月16日に高値を付けている。信用の期日の6カ月が迫ることで、8月にかけてはセリングクライマックスからの需給改善も想定される。

<部品不足への警戒過剰か>

 企業業績をめぐっては、29日に決算を発表したファナックの30日の株価下落が象徴するように、好内容でも素直に好感されなくなっている。ただ、これにも足元のマインドの低下が影響しているとみられる。

 問題視されているのは、半導体などの部品不足とそれに伴うユーザーの先行発注の仮需だが、これは良好な事業環境の裏返しでもある。いち早く経済が回復した中国だけではなく、北米や欧州でも設備投資が拡大しつつある状況は、先行発注にとどまらない実需の強さを示している可能性が高い。現状は冷え込んでいる市場心理には今後、明るい材料が織り込まれる余地がある。

 年初来安値の更新も意識される日経平均だが、来週も反発する場面があるかもしれない。予想レンジは2万6900-2万7900円。ここ数年の動きを見ると、上向き状態の200日移動平均線割れが上昇転換の呼び水になるケースも多い。

 来週の経済指標は2日に中国7月財新製造業PMIと米7月ISM製造業景況指数。4日に米7月ADP雇用統計と同7月ISM非製造業景況指数が出るほか、6日に米7月雇用統計が控える。国内では決算発表が続く。

提供:モーニングスター社

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最終更新:7/31(土) 8:03

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