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2021年6月の「IPO」22銘柄の中で株価上昇に期待の2銘柄! 22銘柄中、最高レベルの「買い」評価がついた「Enjin」や、業績急伸中の「ベイシス」が狙い目!

7/21 21:21 配信

ダイヤモンド・ザイ

 2021年6月に新規上場した「IPO株」の中で、アナリストが「買い」「強気」と診断する「Enjin(7370)」と「ベイシス(4068)」をチェック! 

 発売中のダイヤモンド・ザイ9月号は、連載「10倍株を探せ! 【IPO株】研究所」を掲載! 「IPO」とは、企業が上場して、市場に株式を公開すること。IPO株は公開価格と比較して、初値が大幅に上昇する場合が多いほか、上場してからも値動きがダイナミックで、短期間のうちに急騰することも少なくない。ただし、上場直後に盛り上がった後、すぐさま失速してしまう銘柄もあるため、“玉石混交”な側面もある。

 この連載では、直近で新規上場したIPO株にスポットを当て、IPO株の専門家であるフィスコの小林大純さんが、今後の投資判断を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価。今回は2021年6月に新規上場したIPO株の中から、今後さらなる成長の可能性を秘めた注目の2銘柄をピックアップして解説する。「成長株」投資に興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい! 

●2021年6月に新規上場したのは全部で22銘柄! 
初値は全般に伸び悩むも、今後の上昇に期待が持てる! 
 2021年6月中に新規上場した株は22銘柄と、この時期としては異例の多さになった。特に22~30日には17社の上場が集中。フィスコの小林大純さんは「6~8月決算期の企業が目立ちます。ぎりぎりまで業績を見極めて上場する銘柄が多かった結果ではないでしょうか」と見る。

 また、2月頃から審査が厳しくなった影響で、上場がずれ込んだ企業もあったもようだ。活況の一方で、初値は全般に伸び悩み、今年初の公開価格割れスタートが4社も出る結果に。

 「IPOラッシュのときには投資家の資金が分散しがちなのですが、今回はその傾向が顕著に出ました。さらに、株式相場全体の上値が重かったため、株価の割安度が意識され、高PER銘柄を積極的に買う動きが限られたことも大きいと思います」(小林さん)

 半面で、初値が抑えられたぶん、今後の株価は上がりやすいといえる。たとえば、6月25日に上場した日本電解(5759)は、公開価格に対する初値の騰落率がゼロだったが、テレビで紹介されたことをきっかけに、その後5日間で75%の株価上昇を見せた。成長期待があらためて織込まれた形だ。

 足元のPERが高くても、次の期の業績の伸びを考慮すれば、割高ではない銘柄も散見される。こうした株は、さらなる上値が狙えそうだ。

 ●2021年6月の【IPO株】22銘柄の投資判断は? 

 上場日
 公開価格
 初値
(騰落率)
 株価
(7/2)
 予想PER
(PBR)
 今後1年の
高値予想
(安値予想)
 投資判断
 2日
◆メイホーホールディングス(7369・東M)
 2080円
 4630円
(+123%)
 2778円
 17.0倍
(4.40倍)
 3500円
(2000円)

 中立
 【分析コメント】建設コンサル事業が主力。需要は底堅く、22年6月期の業績も堅調となりそうだが、株価はある程度織込み済み。

 10日
◆テンダ(4198・東J)
 3250円
 6500円
(+100%)
 4120円
 46.0倍
(9.28倍)
 5000円
(3500円)

 中立
 【分析コメント】業務改革ツールなど。企業のIT投資増で業績は堅調も、株価は織込み済みの水準。投入予定の新ソフトが寄与するか注目。

 10日
◆ワンダープラネット(4199・東M)
 2560円
 4115円
(+61%)
 3880円
 8.3倍
(5.49倍)
 4500円
(3000円)

 中立
 【分析コメント】スマホゲーム「クラッシュフィーバー」「ジャンプチ ヒーローズ」が牽引。開発中の新タイトルが次の柱になるかを注視。

 16日
◆全研本社(7371・東M)
 1350円
 1506円
(+12%)
 1248円
 17.0倍
(1.54倍)
 1500円
(1100円)

 中立
 【分析コメント】ウェブマーケティングが主力。地方への展開など業績は上積み余地あり。コロナ禍の収束後は海外IT人材事業も本格化。

 18

◆Enjin(7370・東M)
 1380円
 2150円
(+56%)
 2526円
 54.6倍
(16.37倍)
 4500円
(2000円)

 買い
 【分析コメント】大手が強いPR支援業において、中小・中堅企業や医療機関向けの潜在市場を開拓。成長期待が高く、上値の余地は大きい。

 22

◆ペイロール(4489・東M)
 1380円
 1290円
(-7%)
 1291円
 21.2倍
(2.13倍)
 2000円
(1100円)

 強気
 【分析コメント】給与計算などのアウトソーシング。初値は公開価格割れも、ニーズは高く業績も堅調。株価の見直し余地は大きそうだ。

 22

◆ペルセウスプロテオミクス(4882・東M)
 870円
 1005円
(+16%)
 804円
 ー倍
(6.24倍)
 900円
(650円)

 中立
 【分析コメント】抗体技術が基盤。赤字の創薬ベンチャーは評価が難しく、株価上昇は血液がん向けなど、開発薬の進捗を確認後になりそう。

 22日
◆デコルテ・ホールディングス(7372・東M)
 1720円
 1582円
(-8%)
 1223円
 13.3倍
(1.97倍)
 1500円
(1100円)

 中立
 【分析コメント】ファンドの売出しが大きく、公開価格割れ。主軸のフォトウェディングは、コロナ禍で良し悪し両面の影響。実力を見極めたい。

 23日
◆アイ・パートナーズフィナンシャル(7345・東M)
 3120円
 9880円
(+217%)
 7570円
 39.9倍
(12.12倍)
 7500円
(4000円)

 弱気
 【分析コメント】IFA(独立した立場で顧客に金融商品・サービスの提案を行うアドバイザー)による金融サービス。初値は3倍超を付けたが、需給主導で過熱感が残る。事業環境は良好で、調整一巡後に期待。

 23日
◆アイドマ・ホールディングス(7373・東M)
 1930円
 3430円
(+78.0%)
 4185円
 64.3倍
(37.69倍)
 5500円
(3000円)

 強気
 【分析コメント】中小企業向けの営業支援で急成長中。在宅ワーク特化の求人サイトも伸びる。今後の業績拡大も考慮すれば、上値余地あり。

 23日
◆ドリームベッド(7791・東2)
 1460円
 1350円
(-8%)
 1200円
 10.3倍
(2.26倍)
 1600円
(1000円)

 中立
 【分析コメント】ベッドやソファなど。株価は割安も、上昇の糸口をつかみにくい。ホテル向けの回復、提携ブランド「サータ」拡大に期待。

 上場日
 公開価格
 初値
(騰落率)
 株価
(7/2)
 予想PER
(PBR)
 今後1年の
高値予想
(安値予想)
 投資判断
 24日
◆HCSホールディングス(4200・東J)
 1800円
 2210円
(+23%)
 1869円
 20.4倍
(1.61倍)
 2300円
(1500円)

 中立
 【分析コメント】業務ソフトの開発・運用やシステム導入支援。DXで事業は順調だが、新味がなく注目を集めにくい。株価は妥当な水準。

 24日
◆アルマード(4932・東J)
 880円
 861円
(-2%)
 911円
 17.0倍
(3.94倍)
 1200円
(750円)

 強気
 【分析コメント】卵殻膜関連の特許を多数持ち、食品・化粧品を手掛ける。業績は回復へ。需給の悪さで抑えられた株価は割安感がある。

 24日
◆セレンディップ・ホールディングス(7318・東M)
 1130円
 1656円
(+47%)
 1507円
 36.4倍
(2.18倍)
 1600円
(900円)

 中立
 【分析コメント】中小企業のM&Aや経営を支援。事業承継のニーズが強い。ただ柱は傘下の自動車部品・FA装置会社で評価が分かれる。

 24日
◆ベイシス(4068・東M)
 2040円
 5200円
(+155%)
 6500円
 57.4倍
(13.49倍)
 8000円
(4700円)

 強気
 【分析コメント】初値2.5倍でその後の株価も堅調に推移。公開価格が保守的だった面も。業績は急進中で、高PERも十分許容されそう。

 25日
◆日本電解(5759・東M)
 1900円
 1900円
(+0%)
 3435円
 28.5倍
(5.04倍)
 4500円
(2400円)

 中立
 【分析コメント】車載電池用や回路基板用の銅箔の製造販売。公開価格下ブレで初値は不調も、その後人気化。成長期待を実現できるか注視。

 25日
◆ステムセル研究所(7096・東M)
 2800円
 4830円
(+73%)
 5100円
 192.1倍
(18.77倍)
 6000円
(3500円)

 強気
 【分析コメント】再生医療に用いる「さい帯血」の保管事業。黒字バイオベンチャー特有の高PERだが、再生医療の認知度向上が追い風に。

 28日
◆コンフィデンス(7374・東M)
 1760円
 2911円
(+65%)
 3420円
 31.3倍
(24.48倍)
 4000円
(2500円)

 中立
 【分析コメント】ゲーム業界向け人材派遣が主力で、同業界特化を強調。巣ごもり需要は追い風も、株価は妥当な水準。大型案件獲得に期待。

 29日
◆BlueMeme(4069・東M)
 2820円
 2850円
(+1%)
 3055円
 66.1倍
(18.69倍)
 3600円
(2300円)

 中立
 【分析コメント】最新技術を活用した低コスト・短期間のシステム開発が強み。業績の成長率も十分だが、公開価格段階で割高感があった。

 29日
◆Waqoo(4937・東M)
 1920円
 2362円
(+23%)
 2220円
 44.8倍
(26.72倍)
 2500円
(1500円)

 中立
 【分析コメント】「HADA NATURE」など、化粧品を企画開発、ECで直販。販売好調だが、株価は相応に高水準。販促策の効果を注視。

 29日
◆オムニ・プラス・システム(7699・東M)
 960円
 1510円
(+57%)
 1280円
 ー倍
(ー倍)
 1800円
(1000円)

 中立
 【分析コメント】高機能プラスチックが軸のシンガポール企業。初値上昇の後、株価は調整中。情報通信機器や、EV向けの需要拡大に期待。

 30日
◆プラスアルファ・コンサルティング(4071・東M)
 2300円
 2720円
(+18%)
 2744円
 92.3倍
(27.15倍)
 3600円
(2000円)

 中立
 【分析コメント】クラウド型のデータ分析ツール。株価水準は成長期待に相応。伸びが大きい人事管理ツールが成長加速につながるか注目。

●アナリストのイチオシは、人気も成長性も高い「Enjin」と、
”インフラテック”企業として注目を集める「ベイシス」! 
 ここからは、2021年6月に新規上場した22銘柄の中で、小林さんが特に注目している2銘柄を詳しく紹介していこう。

 まずは、小林さんが唯一「買い」と診断したEnjin(7370)だ。

 Enjinは人気も成長性も高い「PRテック」企業。低コストと成功報酬型のサービスで需要を掘り起こし、顧客数や成約件数が順調に伸びている。成長の確度は高そうだ。株価は22年5月期の業績拡大を織込み切っておらず、過熱感はない。

 続いて紹介するのは、「強気」診断のベイシス(4068)だ。

 ベイシスは通信インフラやスマートメーターを手掛ける企業。携帯電話インフラ・ネットワーク構築は5G本格化などで好調。注力するIoT関連も、遠隔監視のニーズが拡大。現場監理システムの開発などハイテク色が強く、高成長が期待できる。

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ダイヤモンド・ザイ

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最終更新:7/22(木) 17:41

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