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株式明日の戦略-FOMC結果発表を前にクールダウン、あすはドル円の動向に要注目

6/17 4:25 配信

トレーダーズ・ウェブ

 16日の日経平均は3日ぶり反落。終値は150円安の29291円。米国株安を受けて寄り付きは3桁の下落。押したところでは買いが入り、一気に下げ幅を一桁に縮めた。しかし、プラス圏に浮上できず失速すると下げ幅を拡大。後場に入ると再び3桁の下落となり、下値模索が続いた。29300円を下回り、安値圏で取引を終了。一方、開始早々にプラス圏に浮上したTOPIXは、後場に下げに転じる場面もあったが、終値ではプラスを確保した。

 東証1部の売買代金は概算で2兆4200億円。業種別では鉱業や海運、ゴム製品などが上昇している一方、その他製品や空運、陸運などが下落した。原油価格上昇を手掛かりにINPEXが大幅上昇。半面、ファーストリテイリングが後場に下げ足を強めて大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1213/値下がり876。日経平均は3桁の下落となったが、値上がり銘柄は多かった。日本郵船、川崎汽船、商船三井の海運大手3社が大幅上昇。主力どころでは日立、ダイキン、サイバーエージェント、ZHDなどが強い動きを見せた。日経新聞の次世代パワー半導体材料に関する記事を材料にAGCが大幅高となり、タムラ製作所はストップ高比例配分。株主優待導入を発表した白銅が急伸し、中期経営計画が好感されたウエルスマネジメントがストップ高となった。

 一方、任天堂やソニーGなどゲーム株が大幅安。エムスリー、メドレー、メドピアなど医療系のグロース企業が売りに押された。東京エレクトロンやレーザーテック、TDKなどハイテク株も多くが下落。アフターコロナ関連の弱さが目立っており、JALやJR西日本が大きく売られた。直近で騰勢を強めていた東洋刃物が一転急落。今期の見通しが強い失望となったザッパラスが10%を超える下落となった。

 本日マザーズに新規上昇した全研本社は、公開価格を1割強上回る初値をつけたが、その後は売りに押されており、終値は初値を大きく下回った。セカンダリーの弱さが意識されたか、6月上場のワンダープラネットやテンダが急落した。

 日経平均は終日軟調。TOPIXが早々にプラス転換しただけに連れ高してほしかったところではあるが、FOMCの結果発表前でもあり、買いは手控えられた。今回のFOMCは、FRBがテーパリング(量的緩和の縮小)に対して具体的に言及するかが注目点となる。テーパリングに関しては米国の長期金利上昇と株安を招くとの見方もあるが、むしろ道筋が示された方が、日々の経済指標や長期金利に一喜一憂しなくて良くなる分、債券市場も株式市場も安定するとの見方もある。今回はさまざまなシナリオが想定される分、どのパターンもある程度は事前に織り込まれてはいるだろう。結果発表直前にナスダックが高値を更新したことを踏まえると、FOMCは株式市場にポジティブなイベントとなる可能性の方が高いと考える。

 日本株への影響という点では、為替に大きな動きが出てくるかが注目される。最近の傾向をみると、日経平均はドル円が円安に傾いていれば値動きが良くなるが、円高に傾いていると、米国株が上昇しても反応が甘くなることが多い。足元では節目の110円近辺で一進一退が続いている。110円より上が定着してくるようであれば、日経平均も3万円が視野に入ってくるだろう。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:6/17(木) 4:25

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