IDでもっと便利に新規取得

ログイン

株式週間展望=日経平均:2万8000円台固め焦点、日経平均予想レンジ―2万7500-2万8500円

5/15 8:05 配信

モーニングスター

現在値
トヨタ9,960---

 嵐のような売り圧力に見舞われた今週の東京株式市場だが、週末14日は久々にほぼ全面高となり日経平均株価が前日比636円高で引けた。11-13日の怒涛(どとう)の下げ(計2070円安)に対しては限定的な戻りにとどまるものの、マザーズ指数の降下も一服するなどひとまず体勢を立て直しつつある。来週は日経平均2万8000円台での値固めが焦点となる。

<不透明感残るが好調セクター手掛かりに>

 企業の決算発表がピークの14日で一巡した。各社の状況はおおむねコロナ禍から持ち直しつつあり、今期の見通しも悪くない。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に経済に逆風が吹く面はあるものの、このところの株価の乱高下は内部ではなく外部要因が強いように見受けられる。

 インフレ懸念の強まる米国では今週、10年債利回りが再び上昇し、グロース(成長)株の値崩れが続いた。その余波にあらがうだけのエネルギーは現在の日本株相場には欠け、14日の上げも前日の米株反発によるところが大きい。また、日経平均の調整幅がそれなりのレベルとなり、いったんは買い戻しを集めやすいタイミングだった。

 15日の米株市場(本稿執筆時は取引開始前)次第の面もあるが、来週の日本株はまだ残る先行き不透明感の中で、相対的に需要の強いセグメントへの物色を頼りに下値を固められるかがポイントだ。自動車ならトヨタ自動車 <7203> 周辺、MLCC(積層セラミックコンデンサー)などのスマートフォン・車載用の電子部品、建設機械、発電プラントといった領域が該当する。

 一方、判断が難しいのがバリュー(割安)株だ。景気敏感業種が多く、これまでグロースから逃避した資金の受け皿となってきたが、ここ直近で一部の国際商品市況が反落している点が気掛かり。金融当局によるインフレ抑制を市場がうかがうことで、マネーの逆回転が起きる可能性に注意したい。
半導体株は反発持続も

 反対に前週売り込まれたグロースの半導体関連株は、14日の反発の勢いを維持する展開も期待される。17日には日本で4月工作機械受注(速報値)が発表され、好内容であれば半導体製造装置には連想が向かいそうだ。また、同じ日の午前中に出る中国4月工業生産にも注目したい。

 来週はほかにも国内で18日に1-3月期GDP(国内総生産)、20日に4月貿易統計と3月機械受注が発表される。海外では17日に中国で工業生産以外に4月の小売売上高や都市部固定資産投資が出る。18日米4月住宅着工件数と建設許可件数では、木材高の影響が生じているかが焦点となる。

 需給的には先日発表されたMSCI指数の定期銘柄入れ替えに絡み、日本株29銘柄の除外(新規採用はゼロ)に伴い5月27日ごろに発生するとみられる推定6000億円規模の資金流出が意識される。一方、米国の税還付申告期限を17日に迎えることで、換金売りが収まるとみる向きもある。来週の日経平均の予想レンジは2万7500-2万8500円とする。

提供:モーニングスター社

モーニングスター

関連ニュース

最終更新:5/15(土) 8:05

モーニングスター

投資信託ランキング

Yahoo!ファイナンスから投資信託の取引が可能に

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング