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米国企業の第1四半期決算予想と注目のセクター

4/24 12:48 配信

The Motley Fool

4月に入り、米国企業の第1四半期決算が発表され始めていますが、今回は注目セクターと注目企業をピックアップしつつ、決算予想と見通し、注意点について考察していきます。

まず決算で注目したい指標としてファクトセットの「Record-High Increase in S&P 500 EPS Estimates for Q1(4月1日発行)」というレポートがありますが、これによるとS&P500に組み入れられている銘柄の今回の四半期決算EPSは+6%の増収増益と予想されています。

これはコロナ禍ではあるもののワクチンの普及が米国内で進んでいることと、マーケットは将来を織り込んだ数字が株価として反映されるため、2022年、23年頃にはコロナも落ち着き、米国にパワフルな経済活動が戻ってくることの期待の表れと言って間違いないでしょう。

実際、今年に入ってリモート銘柄が牽引したハイテクグロース株だけでなく、オールドエコノミーに分類されコロナ禍で苦しんでいたバリュー銘柄も復活しつつあります。

その中でも注目セクターについて見ていきましょう。
注目セクター&注目企業
コロナ禍で最も苦しんだセクターのひとつであるエネルギー関連銘柄がV字回復するかもしれません。

ファクトセットのレポートによるとEPS予想は+123%と予想されています。

またエネルギー関連銘柄の大きな特徴として高配当の銘柄が多いことが挙げられます。

そしてエネルギー関連銘柄の代表的銘柄といえばこの2社に注目です。

エクソンモービル(NYSE:XOM) …決算発表予定日4月30日
シェブロン(NYSE:CVX)… 決算発表予定日4月30日

どちらも配当利回りが高い銘柄であるため、コロナ禍からエネルギーセクターがどのような回復を見せるのか足元の業績に注目したいところです。

続いて注目したいセクターは消費関連銘柄セクターです。

このセクターの注目銘柄は下記の通りです。

フォードモーター(NYSE:F)…決算発表予定日4月28日
マクドナルド(NYSE:MCD)…決算発表予定日4月29日
ウーバーテクノロジーズ(NYSE:UBER)…決算発表予定日5月7日
マッチグループ(NASDAQ:MTCH)…決算発表予定日5月6日

まずフォードモーターですが、世界的な半導体供給不足の影響が自動車企業の業績にどのくらいの影響を受けるのか注意が必要な為、今回の四半期決算は投資家の注目が集まっています。

次にマクドナルドですが、前回の四半期決算(2020年第4四半期決算)は売上高と利益がアナリスト予想を下回る結果となりました。

その要因として、米国内の消費は増加したものの、コロナの影響で欧州市場がロックダウンなどがあり業績に暗い影を落としたことが挙げられます。

前回の決算時との違いとしては米国や欧州における新型コロナワクチンの接種が始まっていることです。

またマクドナルドはコロナ対策としてドライブスルー販売も強化しており、今回の決算がどのような数字になるのか注目です。

次にウーバーテクノロジーズですが、米国内においてコロナの影響による外出規制の緩和が進むことで人が街に集まるようになります。

その際、ウーバーの配車アプリ「ウーバータクシー」の利用需要も高まるはずです。

現状はデリバリーサービスである「ウーバーイーツ」の増加によって「ウーバータクシー」の赤字を補う構図となっており、コロナが落ち着いた際の株価のアップサイドにも注目です。

次にマッチグループですが、デートアプリ部門で世界最大の企業です。

こちらもコロナ禍においてサービスに制約があったものの、実際にビジネスを稼働・運営させている根幹はマッチグループが持つハイテク技術です。

そのため原材料の上昇がほとんどない為、ウーバー同様にコロナが落ち着いた際の株価のアップサイドに注目です。

最後に注目したいセクターとしてはハイテクセクターです。

ハイテク銘柄はコロナ禍においてリモートワークが社会に浸透したこともあり、2020年最も恩恵を受けたセクターでした。

しかし2021年に入りコロナワクチンの摂取が進んだ後、オールドエコノミーの復権と共にハイテク銘柄の「ピークデジタル」が懸念されるところです。

実際、ネットフリックスの第1四半期決算は需要の先食いが発生していました。

今後の動向が気になるセクターではないでしょうか。注目銘柄は下記の通りです。

アップル(NASDAQ:AAPL)…決算発表予定日4月28日
フェイスブック(NASDAQ:FB)…決算発表予定日4月28日
アルファベット(NASDAQ:GOOGL)(NASDAQ:GOOG)…決算発表予定日4月28日
マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)…決算発表予定日4月29日
アマゾンドットコム(NASDAQ:AMZN)…決算発表予定日4月30日

特にコロナ禍で恩恵を受けたネットショップを展開するアマゾンの決算に注目です。
終わりに バイデン大統領のニュースよりも大事なこと
執筆時にバイデン大統領が富裕層へのキャピタルゲイン税を現行の20%から43.4%へ引き上げるかもしれないニュースが飛び交いました。

これにより米国のマーケットは下落しましたが、実際どうなるかはまだ分かりません。

また法律を作るのは議会であり、バイデン大統領はあくまでも行政府です。

法律のルールを変えるのは議会であり、大統領府は法律を実行する組織であるため、現段階では慌てる必要はないと思います。

大切なことは足元の四半期決算です。

決算の良い銘柄のみでポートフォリオを構築することを意識すること、これこそ投資をする上で最も大切だと思います。

The Motley Fool

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最終更新:4/24(土) 12:48

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