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明日の戦略-13週線を割り込みチャートは悪化、来週は大型連休前にイベントが凝縮

4/23 17:21 配信

トレーダーズ・ウェブ

 23日の日経平均は反落。終値は167円安の29020円。米国株は課税強化への懸念が台頭して大幅安。これを嫌気してスタートは全面安となり、開始早々には下げ幅を400円超に広げた。大きく押したところでは買いが入って急速に値を戻した。しかし、29000円台を回復した後は、戻り一服感が出てきて上にも下にも動きが出なくなった。後場は29000円近辺での小動きに終始。取引終盤にやや強含み、終値では29000円を上回った。

 東証1部の売買代金は概算で2兆円。業種別では空運や陸運、ゴム製品などが上昇した一方、鉄鋼や機械、石油・石炭などが下落した。前期の大幅増益着地や今期の増収増益計画が好感されたエイトレッドが急騰。半面、暗号資産の下落を嫌気してマネックスグループやセレスが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり708/値下がり1376。複数の証券会社が目標株価を引き上げたキヤノンが上昇。HISやANA、JR東海などレジャー株の多くが強い動きを見せた。政投銀の支援を受けるとの観測が報じられたワタミが大幅高となり、ペッパーフードや鳥貴族、串カツ田中など外食株の多くに買いが波及。決算が好感されたKIMOTOやエレマテックが値を飛ばした。

 一方、決算と人事が売り材料となった日本電産は、全市場売買代金トップの大商いとなって5%を超える下落。場中には8%超下げる場面もあった。米国でグロース株が弱かったことから信越化学や東京エレクトロンが下落。LINEに行政指導が入るとの報道を受けてZHDが大幅安となった。銭高組は前期の見通しを引き上げたものの、株価は売り反応。前日初値をつけたビジョナル、ネオマーケティング、ステラファーマの3社が急落しており、ネオマーケティングはストップ安。ステラファーマに至ってはストップ高まで駆け上がった後にストップ安と大荒れの展開となった。

 日経平均は今週、75日線(29168円、23日時点、以下同じ)を下回り、13週線(29294円)も割り込んだ。13週線は3月最終週にも割り込んだが、この時は週末値では上回った。今回は週末値でも下回っており、チャート形状は悪化している。早々にこれより上に復帰したいところだが、来週は4月の最終週。このところ月の最終日が弱いという傾向が続いており、大きな期待は持ちづらい。むしろ下振れを警戒しておく局面で、26週線(27893円)がサポートとして機能するかが注目される。26週線は昨年5月に上方ブレークして以降は一度も割り込んでいない。それだけに、一時的でも下回ってしまうようだと、ひと相場終わった感が出てきてしまうため、注意が必要だ。


【来週の見通し】
 一進一退か。29日が祝日で立ち合いは4日。翌週は大型連休で月曜から水曜まで休場となる。手掛けづらいスケジュールだが、この間にイベントは満載。26日~27日に日銀会合、27日~28日にFOMCが開催され、28日にはバイデン米大統領の議会演説が予定されている。米国ではテスラやアップル、アマゾンなどが決算を発表予定。国内でも決算発表が本格化し、ファナック、アドバンテスト、ソニーGなど注目度の高い企業の決算が多く出てくる。今週、日経平均の値動きが荒くなったことで市場の空白はリスクとして意識されやすくなった。一方で、大きく下げるようなら長期休場明けの反転を見越した買いも入りやすい。多くの材料を消化しながら、指数の振れ幅は大きくなりそう。しかし、強弱感が交錯して方向感は定まらない週になると予想する。


【今週を振り返る】
 軟調となった。日経平均は20日に584円安、21日に591円安と、2日間で1000円を超える大幅下落。世界的にコロナ感染被害が拡大したことに加えて、国内では大阪や東京などに緊急事態が発令されるとの見方が強まったことが売り材料となった。直近まで強いサポートとなっていた29500円をあっさり割り込んだことも見切り売りを誘い、28500円を割り込む場面もあった。22日には679円高と大きく上昇したことで過度な警戒は和らいだ。しかし、先行き不透明感は拭えず、23日は米国株安を嫌気した売りに押された。週間では約662円の下落となり、週足では3週連続で陰線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、日銀金融政策決定会合(~4/27)(4/26)、黒田日銀総裁会見、日銀が経済・物価情勢の展望を公表(4/27)、3月商業動態統計、3月住宅着工統計(4/28)、3月失業率、3月有効求人倍率4月都区部消費者物価指数、3月鉱工業生産(4/30)などがある。

 企業決算では、キヤノン、日東電、日立金、JSR、スタンレ電、富通ゼネ、コクヨ、Vコマース、日車輌(4/26)、第一三共、ファナック、JR東海、アステラス薬、京セラ、シマノ、アドバンテ、NRI、野村HD、オムロン、マキタ、キッコーマン、ZOZO、大ガス、小林製薬、富士電機、イビデン、日立建、日野自、野村不HD、新電工、アンリツ、ネットワン、NESIC、マネックスG、コメリ、航空電、MARUWA、沖縄セルラー、信越ポリ、メルコ、セプテーニHD、不二家(4/27)、ソニーG、キーエンス、信越化、村田製、OLC、デンソー、ZHD、三菱電、富士通、豊田織機、JR東日本、TDK、JPX、ヤマトHD、アイシン、TOTO、関西電、東ガス、大和証G、サイバエージ、CTC、日通、SBI、エプソン、SCSK、ガイシ、ポーラオルHD、ゼオン、日立物、豊田合、トヨタ紡織、九電工、ISID、日電硝、トクヤマ、前田工繊、兼松エレク(4/28)、東エレク、HOYA、JT、三井物、コマツ、レーザーテク、SGHD、MonotaRO、ANA、JR西日本、M&A、LIXIL、コーセー、京王、大東建、メルカリ、ナブテスコ、東武、京成、商船三井、住友林、双日、Jパワー、KADOKAWA、アルプスアル、インフォマート、太陽HD、都競馬、ノエビアHD、M&Aキャピ、トランスコスモ、ダイビル、平和不、GMOFHD、東海東京、牧野フ、Aiming(4/30)などが発表を予定している。

 海外では、独4月Ifo景況感指数、米3月耐久財受注、米2年国債入札、米5年国債入札(4/26)、FOMC(~4/28)、米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米4月消費者信頼感指数、米7年国債入札(4/27)、パウエルFRB議長会見、バイデン米大統領の議会演説(4/28)、米1-3月期GDP速報値(4/29)、中国4月製造業PMI、ユーロ圏1-3月期GDP、米3月個人消費支出・個人所得(4/30)などがある。

 米企業決算では、テスラ(4/26)、アルファベット、マイクロソフト、ビザ、スターバックス、イルミナ、スリーエム、テキサス・インスツルメンツ、UPS(4/27)、アップル、フェイスブック、ボーイング、クアルコム、フォード・モータ-、イーベイ、オートマチック・データ・プロセシング(4/28)、アマゾン・ドットコム、マスターカード、ツイッター、ギリアド・サイエンシズ、キャタピラー、マクドナルド、メルク、コムキャスト、ウェスタン・デジタル(4/29)、エクソン・モービル、シェブロン(4/30)などが発表を予定している。

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最終更新:4/23(金) 17:21

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