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株式明日の戦略-3万円が遠のく大幅安、急落した安川電機に引き続き要注目

4/13 3:51 配信

トレーダーズ・ウェブ

 12日の日経平均は大幅反落。終値は229円安の29538円。先週末の米国株は、ダウ平均とS&P500が史上最高値を更新する強い動き。これを受けて、寄り付きは100円近い上昇となった。しかし、買いが続かず早々にマイナス転換。そこから先は下値を探る流れとなった。しばらくは前日終値近辺でもみ合ったが、持ちこたえられず下げ幅を3桁に広げると売りが加速。後場に入っても弱い基調に変化はなく、下げ幅を200円超に広げて安値引けとなった。ただし、節目の29500円は割り込まずに踏みとどまった。TOPIXも安値引け。ただ、下げ幅は小幅にとどまった。マザーズ指数が弱く、2%を超える下げとなった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆0600億円。業種別では倉庫・運輸、電気・ガス、鉄鋼などが上昇している一方、海運や非鉄金属、その他金融などが下落した。東芝が大幅高。英国ファンドによる買収に関して、日本勢が参加するとの観測が出てきたことが刺激材料となった。半面、先週の動きが強かった日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社が、利益確定売りに押されてそろって大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1292/値下がり811。マネックスGが7%近い大幅上昇。米ハイテク株の上昇を追い風にソフトバンクGが堅調となり、米国でアフターコロナ関連が買われたことを受けて、JR東日本やHIS、高島屋などに資金が向かった。前営業日に決算で大きく売られたセブン&アイとローソンが上昇。前期の見通しが計画を上振れたわらべや日洋や、通期の見通しを引き上げたグッドコムアセットが急伸した。ゴルフ松山英樹選手のマスターズ制覇を受けて、バリューゴルフやグラファイトデザインやなどゴルフ関連銘柄が賑わった。

 一方、決算を材料に安川電機が7%を超える下落となり、市場の注目を大きく集めた。米国ではハイテク株が強かったが、東京市場では信越化学やTDK、レーザーテックなどハイテク株の多くが下落。グロース株の高値警戒感が意識される中、マザーズではウェルスナビやAIインサイド、フリーなどの下げが大きくなった。決算が失望となった銘柄は叩き売られており、イオンが4%を超える下落。通期の見通しを引き下げたチームスピリットや、今22.2期が減益見通しとなったパイプドHDが急落した。

 米国株の上昇を受けて、きょうの日経平均は3万円台回復が期待された。しかし、終わってみれば200円を超える下落。高値は29876円までで、29900円にも届かなかった。先週辺りから、米国株の上昇には連動しきれない状況が続いていた。そのため、仮に3万円に乗せたとしても上値は重いとみていたが、大幅安というのはかなり残念な動きである。ただ、東証1部の値上がり銘柄は1292銘柄と多い。前引け時点では1114銘柄で、日経平均が後場に大きく値を崩す中で、値上がり銘柄はむしろ増加している。指数の弱さに関しては、ある程度耐性がついているようにも見受けられる。

 今日の相場を冷やしたのは安川電機だろう。物足りないとの評価もあるが、終わった期の21.2期の営業利益は12.3%増益で着地し、今22.2期は54.5%増益計画。これに対する株価の反応が、売り気配で始まって寄りつくまでに8分かかり、そこからさらに売られて7.1%下落した。この内容でこれだけ売られるのならば、業績好調の半導体関連なども、期待が先行しすぎなのではとの警戒が高まりやすい。最近は決算直後の反応が非常に大きくなることも多いだけに、安川電機に関してはあすの動向も要注目。きょうは大幅安とはなったが、足元では上場来高値に接近していた。

 日足チャートを見ると、25日線や75日線など節目の水準近辺で売りが一服した格好となっている。安川電機がここからさらに売られてしまうようだと、業績期待を背景に高値圏で推移している3月決算銘柄は、いったん手仕舞い売りが広がる可能性がある。一方、あす以降の売り圧力が限定的となるならば、他の銘柄の売り急ぎは抑制され、きょう弱かった銘柄群を中心に、押し目買いが優勢になると予想する。

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最終更新:4/13(火) 3:51

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