8日の米国株式市場は、IMF(国際通貨基金)・世界銀行春季会合でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演に注目が集まりそうだ。
前日の米国株式市場は、3月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録の公表前まで様子見ムードだったが、結局、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)の議論はなく、無風通過。主要3指数はまちまちとなった。
こうした中で、8日はパウエル議長の講演が行われる。市場のテーパリング観測に言質を与えるような発言を丁寧に避け、失業率の低下のみならず、労働参加率の上昇や失業期間の短縮など米雇用環境の質的向上に着目した「包摂雇用」の在り方に言及する可能性があるとの見方が出ている。緩和長期化・ハト派色の強い内容と受け止められれば、株式市場には追い風となろう。
<主な米経済指標・イベント>
週間新規失業保険申請件数、IMF(国際通貨基金)・世界銀行春季会合でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演
(日付は現地時間)
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
モーニングスター
最終更新:4/8(木) 17:25
Copyright (C) 2021 Morningstar Japan K.K. 記事の無断転用を禁じます。
Copyright (C) 2021 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.