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英投資ファンドが東芝に2兆円超の買収提案。ポンド調整入り。ユーロ/ポンド0.90ポンドへ

4/8 18:36 配信

ザイFX!

■英投資ファンドが東芝に買収提案。買収額は2兆円超
 みなさん、こんにちは。

 今週(4月5日~)の話題はなんといっても、英国の投資ファンドが東芝に買収提案をしているという報道。

 4月7日(水)の日経新聞によれば、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが東芝買収を提案しており、買収額は2兆円超の見込み。

東芝に買収提案、英投資ファンドなど 2兆円超で非公開化

出所:日経新聞

 あの東芝がたったの2兆円というのは、私たちのような世代にとっては衝撃的な安さ!! !! 

 ただ、若い世代にとっては原発事業が大失敗に終わった東芝ですよね? という感覚なのでしょうか? 

 東芝の車谷暢昭(くるまたに のぶあき)社長は、2017年5月~2018年3月までCVCキャピタル・パートナーズの日本法人会長を務めており、いわば古巣からの提案ともいえます。

 「物言う株主」との対立が続く東芝の株式を非公開化した上で、企業統治体制を抜本的に見直し、経営判断を速めるのが狙いといわれています。

 この買収は、外資に買われてはいけないという「世論」が巻き起こることは必至。

■買収が為替へ与える影響は? 
 そして、為替トレーダーとしての興味は、この総額2兆円の買収が為替へどのような影響をもたらすのかということ。

 シンプルにいえば、「英ポンド売り・円買い?」ですが、大手ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズの運用は基本的に「米ドル」でしょうから、影響が出るのは米ドル/円になるのでしょうか? 

 この買収報道は4月7日(水)に出されたばかりなので、今の時点では、為替への実際のインパクトはまったく不透明。

 しかし、マーケットは、この「東芝への買収提案=英ポンド/円下落」との連想で、先週(3月29日~)まで急伸していた英ポンドの動向は一変。

 今週(4月5日~)の英ポンド/円は大きく値を崩し、一時150.66円まで下落しています。

■米ドル/円の調整局面は押し目買いのチャンス
 英ポンド/円が調整していることもあり、本校執筆時点での米ドル/円は110.00円割れの109.70円レベルで推移しています。

 今年(2021年)の米ドル/円は、年初(1月6日)の安値(=102.59円)から、わずか3カ月で、一時110.97円の高値まで到達。すでに、838pipsも上昇していることから、いったん調整局面入りです。

 個人的には、中期の米ドル円/上昇スタンスは変わらず、この調整局面における米ドル/円の下押しは、再びロングでエントリーするチャンスだと考えています。

■東芝買収報道きっかけに、英ポンドは調整局面入りか
 一方、「東芝の買収」報道をきっかけに値を下げ始めた英ポンドは、調整に入った可能性が高まっています。注目は、ユーロ/英ポンド。

 以前コラムでもピックアップしましたが、英国の金融街・シティ(ロンドン金融市場)の地位低下もあり、英ポンドは年初からの勢いを失っています。

 加えて、「アストラゼネカ製のワクチンと血栓に関連性も?」という報道が、英ポンド/米ドルの上値を重くしています。

■ユーロ/英ポンドは0.9000ポンドへの反発過程
 年初からの英ポンドの上昇は、対円や対米ドルでも明白でしたが、対ユーロでの上昇も際立っていました。

 そのため、英ポンドの調整も対ユーロであるユーロ/英ポンドの動きが際立っています。以下は、ユーロ/英ポンドの日足チャートです。

 ユーロ/英ポンドは、昨年(2020年)12月21日(月)に0.9217ポンドの高値に到達して以降、一方的に下落。そして、4月5日(月)に0.8472ポンドの安値をつけて、反発開始。いったん、0.9000ポンドへの反発過程にあると考えています。

 3カ月で約9円弱急騰した米ドル/円の調整局面は、再びロングをエントリーする好機。

 加えて、英投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズの東芝への買収提案をきっかけに、調整に入ったユーロ/英ポンドの動向に注目です。

ザイFX!

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最終更新:4/8(木) 19:01

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