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「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」が7カ月ぶりにトップ3に復帰=ネット証券の投信積立契約件数ランキング21年3月

4/5 15:24 配信

モーニングスター

 大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次、21年3月)では、ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」が前月の第7位から第3位にジャンプアップした。また、前月はトップ10圏外(第15位)だった「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が第5位に入った。「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」のトップ3入りは2020年8月以来7カ月ぶり、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」がトップ10に返り咲いたのは2020年9月以来6カ月ぶりのことだ。
 

 一方、前月まで3カ月連続でトップ10に入っていた「eMAXIS Neo 自動運転」が、大手ネット3社のトップ10からいずれも外れてしまい、1ポイントも獲得できなかった。
 

 ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。
 

 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、先進国株価指数であるMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動することをめざすインデックスファンド。現在に通じるノーロード型(販売手数料なし)の低コスト・インデックスファンドの草分け的な存在で、純資産残高は2600億円を超えている。大手ネット証券の積立契約ランキングでも2019年12月、2020年1月は第1位を占めていた。ただ、2020年3月のコロナショック以降に米国株式中心に世界の株価が戻る中で、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にトップの座を奪われてしまった。
 

 そして、インデックスファンドの中で、業界最安値水準の手数料率をめざす「eMAXIS Slim」シリーズの存在感が高まることによって、同じようにMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)への連動をめざす「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に順位で後れを取るようにもなり、2020年12月には投信積立契約件数ランキングで第7位にまでランクを下げてしまっていた。
 

 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に先駆けて、2020年2月21日に信託報酬率(税込み)を業界最安水準の年0.1023%に引き下げた。「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」はすぐに同水準まで信託報酬水準を引き下げ、さらに、残高に応じた料率体系を持っている(500億円以上1000億円未満は0.100595%、1000億円以上は0.09889%)ため、実質的な手数料率では「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が1段階低くなるが、その差は僅差であり、実際に報酬控除後の基準価額であるファンドのトータルリターンの推移等は、ほぼ重なっていてその差は見出しにくい。
 

 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」が改めてトップ3に戻ってきたのは、同ファンドが設定来7年以上にわたって、インデックスファンドとして高い品質のパフォーマンスを残してきたが故の再評価といえるだろう。
 

 一方、今回、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が6カ月ぶりにランキングのトップ10に復帰したように、一時期は、「米国株」、あるいは、「テクノロジー株」に偏っていた人気が、「世界の株式(または、世界の資産)に分散投資する」という投資の基本に戻り始めているのかもしれない。前月まで「eMAXIS Neo 自動運転」や「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」といった米国のテクノロジー関連に注目した銘柄が大手ネット証券の積立契約件数トップ10に入っていたが、今月は、これらの銘柄がトップ10から姿を消し、よりオーソドックスなインデックスファンドがトップ10を占めている。
 

 「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、国内・先進国・新興国の株式・債券という6資産に、国内REITと海外REITを加えた8資産について、均等に保有するポートフォリオを維持する運用を行うファンドだ。株式も債券もREITも全部保有して、世界経済全体の成長を取り入れる。全世界の株式に投資する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と比較すると、債券やREITにも投資する分、リスク・リターンがマイルドになることが期待される。株式以外への投資を行う「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の人気が盛り返してきたのも、米国株式市場に高値波乱の動きが出る中で、株式一辺倒の投資に対する反省が出てきているようにみえる。この動きが広がるかどうかに注目していきたい。
 

モーニングスター

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最終更新:4/5(月) 15:24

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