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米国株式市場見通し:VIX指数がパンデミック前の低水準、強い上昇を示唆

4/3 14:31 配信

フィスコ

第2四半期に入り、力強い景気回復への期待が相場を一段と押し上げる可能性がありそうだ。投資家の恐怖心理を表すVIX指数はパンデミックが始まる前昨年2月以来の水準まで低下。投資家心理の改善を示しており、景気循環株がけん引する力強い上昇に期待したい。

大規模な財政や金融支援に加え、バイデン政権はワクチン配給ペースを加速し、接種の対象を4月19日までに国民の9割に拡大する計画で、経済活動の再開に拍車をかけ回復期待を強めるだろう。市場エコノミストは成長率見通しを引き上げ、2021年の経済で7%、2022年で5%前後と、かなり強気だ。国際通貨基金(IMF)は5日から春季会合を開催する。総会にはイエレン財務長官や連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も出席予定で発言に注目したい。グオルギエワ専務理事が明らかにしたところによると、6日に発表する最新の世界経済見通しでは、米国と中国の見通し改善を踏まえ本年を1月時点の5.5%、2022年を4.2%からそれぞれ予測を引き上げるという。米国と中国の経済は今年中にパンデミック前の水準を回復するとの見通しだ。

モルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)は株主向けの年次書簡で、FRBが第3四半期に規制を撤廃した後の増配計画を明らかにした。主要金融機関は今後、同様の計画を発表すると見られ、銀行株の上昇にも期待ができそうだ。

同時に、新型コロナウイルス変異種の感染が収束しない欧州の回復の遅れや金利高はリスクとなる。

経済指標では、3月ISM非製造業景況指数、3月マークイットPMI確定値、2月製造業受注(5日)、2月JOLT求人(6日)、2月貿易収支(7日)、週次新規失業保険申請件数(8日)、3月生産者物価指数(PPI)(9日)などが予定されている。インフレの上昇懸念が強まる中、PPIに注目だ。さらに、FRBは7日に、3月に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表する予定。FRBはこの会合で、市場の予想通り金融政策の据え置きを決定したと同時に、2023年までゼロ金利を据え置く可能性を示唆した。パウエル議長は、パンデミックの影響を受けたサプライチェーンの混乱などを理由に、今年のインフレの上昇を予想している。ただ、上昇は大幅でも持続的でもなく、一時的との見通しを繰り返している。議事要旨でも、インフレや回復に慎重な姿勢が再表明されそうだ。

企業決算では、給与・人事関連サービスを供給するペイチェックス(6日)、クルーズ船運営のカーニバル(7日)、加工食品メーカーのコナグラ・ブランズ、アルコール飲料会社のコンステレーション・ブランズ、衣料品メーカーのリーバイ・ストラウス(8日)などが予定されている。コンステレーション・ブランズの決算では、パンデミックによる在宅勤務が続く中、強い需要が予想され、順調な決算に期待したい。リーバイは一株当たり利益で前年同期から減益予想。同時に、追加経済対策の一環である国民直接資金供給などが奏功し売上が回復している可能性もあり、楽観的な見通しに期待したい。

(Horiko Capital Management LLC)


《FA》

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最終更新:4/3(土) 14:38

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