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東京為替見通し=ドル円、リスク選好の円売りと米国債利回り上昇のドル買いで続伸か

3/9 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りの上昇とダウ平均の上限を受けて108.94円まで続伸した。ユーロドルは1.1844ドルまで続落した。ユーロ円は129.30円付近まで堅調推移。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、NYダウ上昇によるリスク選好の円売りと米10年債利回りの上昇を受けたドル買いで、続伸が予想される。
 本日、米下院では、上院で可決された1兆9000億ドル規模の追加経済対策法案「米国救済計画法」の修正案を再可決して、バイデン米大統領の署名を経て14日までに成立する見通しとなっており、NYダウと米10年債利回りの上昇に拍車をかけている。
 8時50分に発表される10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値の予想は、前期比+3.0%、前期比年率+12.8%と見込まれている。しかしながら、現状の緊急事態宣言を受けて、2021年1-3月期実質GDPは、マイナス圏に落ち込むと見込まれていることで、改定値のネガティブサプライズに要警戒となる。

 ドル円の注文状況は、上値には、109.00円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、109.20円、109.40円、109.50円にもドル売りオーダーが控えている。下値には、108.20円と108.00円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売りが控えている。
 ドル円のエリオット波動でのテクニカル分析による最大目標値は、109.14円と算出されている。すなわち、第1波動(102.59円-104.40円)の値幅1.81円を2.618倍した4.73円を、始点102.59円に加えた最小目標値107.32円を上抜けていることで、終点104.40円に加えた最大目標値109.14円を目指す上昇トレンドが想定されている。昨年2月の高値112.23円からのフィボナッチ・リトレースメント76.4%戻しは、109.62円となっている。
 ドル円が110円台に定着するためには、経験則的に日米10年債利回り差が2.4%以上に拡大することが必要であり、日本国債10年物利回りの上限が0.1%程度ならば、米10年債利回りは2.5%程度まで上昇する必要がある。また、1980年代からの米10年債利回りとFF金利誘導目標の平均乖離率は1.4%程度なので、ゼロ金利政策が2023年末まで継続するのならば、米10年債利回りは1.4%台で上げ渋ることになる。16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、現状の長期債利回りの上昇に警戒感を示していないFOMCメンバーによる、テーパリング(資産購入の段階的縮小)時期の協議に要注目となる。
 イエレン米財務長官は、労働経済学者であることで、イエレン第15代FRB議長時代には、「イエレン・ダッシュボード」として9つの雇用関連指標を注視していた。パウエル第16代FRB議長も「パウエル・ダッシュボード」により、黒人失業率、低賃金労働者の賃金の伸び、非大卒者の労働参加率を注視している、と報じられている。2月の雇用統計では全て悪化していたことで、FOMCでの追加緩和策、資産購入額の増額やオペレーション・ツイストの可能性が警戒されている。

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最終更新:3/9(火) 8:00

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