今週のNY市場はもみ合いか。先週は景気敏感株が上昇した一方、ハイテク・グロース株の軟調が続き、ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダック総合は3週続落した。週末には1.9兆ドルのコロナ対策法案が上院で可決され、法案を一部修正したため、下院での再審議を経て14日までに成立する見通しとなった。今週はコロナ対策法案の成立期待やコロナワクチン接種進展による景気の早期回復期待が支援材料となることが期待される一方、足もとの相場の波乱要因となっている長期金利の動向が引き続き焦点となりそうだ。米10年債利回りは先週金曜日に一時、今年最高となる1.62%台まで上昇したが、1.57%台で終了した。今週は、2月CPI、2月PPIの発表もあり、経済指標を受けた長期金利の動向が注目される。企業決算はキャンベル・スープ、オラクルなどが発表予定。
今晩の米経済指標は2月雇用傾向指数、1月卸売在庫など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:3月8日、14:00)
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:3/8(月) 20:52
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