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週間為替展望(ポンド/加ドル)-ポンド、景気回復期待で底堅いか

3/6 4:23 配信

トレーダーズ・ウェブ

◆ポンド、経済正常化による先行き景気回復期待の高まりで底堅いか
◆ポンド、英・EUのさらなる協議が難航すれば先行きの調整リスクが高まる可能性も
◆加ドル、原油高の一服や米長期金利の高止まりで伸び悩むか
(為替情報部・金 星)

予想レンジ
ポンド円146.00-152.00円
加ドル円83.00-86.00円

3月8日週の展望
 ポンドは買いが一服するも、下値の堅い動きか。イングランド銀行(BOE)によるマイナス金利の早期導入観測の後退や欧州連合(EU)離脱に伴う不透明感の緩和、英国内でのワクチン接種進展が引き続きポンドの下支えとなろう。
 2月のBOE会合で「マイナス金利導入には少なくとも6カ月の準備期間が必要」との見解が示され、市場では早期のマイナス金利導入観測が後退している。英国は世界で3番目にワクチン接種が進んでおり、ジョンソン英首相は2月22日にロックダウン(都市封鎖)措置を4段階に分けて緩和していく方針を示した。計画通りに進めば、6月21日からほぼすべてのロックダウン措置が解除されることになる。第1四半期はコロナ変異株の感染拡大に伴う行動制限措置の強化が景気回復の鈍化につながっているが、ワクチンの普及やロックダウン措置の緩和で先行きの景気回復への期待感が高まっている。
 また、EU離脱後の通関手続きによる混乱が収束しつつあり、離脱の経済への警戒感がやや和らいでいる。ただ、ジョンソン英政権が3日、EU離脱に伴う英本土と英領北アイルランド間の物流規制導入を10月まで先送りすると発表したことに対し、EUは国際条約「離脱協定」に違反する行為だと非難し、法的措置を取ると表明するなど、英・EUのさらなる協議を控え、関係が悪化する可能性も警戒されている。ポンドの先行きの調整リスクも念頭に置きたい。
 足もとで原油相場の上昇が一段落したことや、米金融当局の低金利政策長期化への懐疑的な見方を背景にドル安の流れが後退していることから、加ドルは当面伸び悩む可能性がある。加景気の回復ペースがやや鈍化していること、コロナワクチンの普及が相対的に遅れていることなどで景気回復にブレーキがかかっていることが、加ドルの上値を圧迫しそうだ。ただ、新規のコロナ感染者数は大幅に減少し、今後回復のモメンタムが再び強まることが見込まれている。カナダ中銀(BOC)は資産購入ペースの減額を検討する可能性があり、加ドルの下値は堅いと想定される。来週のBOC会合では0.25%の政策金利、週当たりの最低国債購入ペースの据え置きが見込まれるが、資産購入ペースの減額について言及するかにも注目したい。

3月1日週の回顧
 ポンドドルは下げ渋るも、1.40ドルを前に伸び悩み、ポンド円は150円後半まで上昇するなど底堅い動きとなった。英政府はコロナ影響を受けた被雇用者に対する給与支援などを当初の4月末から9月末まで延長するとした一方で、2023年4月から法人税を現行の19%から25%に引き上げると発表した。また、加ドルも買い戻しが優勢となるも、米長期金利が高止まりしていることもあり、ドル/加ドルは1.26加ドル割れで加ドルの買い戻しが一服し、加ドル円は84円後半で伸び悩んだ。12月の加国内総生産(GDP)は前月比+0.1%と前月から伸びが鈍化したが、10-12月期GDPは前期比+9.6%と市場予想を上回った。(了)

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最終更新:3/6(土) 4:23

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