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【米国株動向】バリュエーションが行き過ぎと考えられる回避すべき7銘柄とは?

3/6 12:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2021年2月22日投稿記事より

1年前、新型コロナウイルスが株式市場に過去に例のない混乱を引き起こしました。

S&P 500は、一時、5週間でその価値の34%を失いました。

2021年に株式市場を混乱させているのは個人投資家です。

情報交換サイトReddit(レディット)のWallStreetBets(ウォールストリートベッツ)チャットルームを利用していた短期投資志向のトレーダーとロビンフッドの個人投資家が結託し、大量に空売りされていた数十の銘柄の株価を急騰させようとショートスクイーズ(踏み上げ)を仕掛けました。

一部の銘柄ではこうした行動がうまく機能しました。

一方、レディッとロビンフッドを利用する個人投資家の熱狂を背景に、バリュエーションがファンダメンタルズから大きく乖離している上場企業が増えています。

以下に取り上げる7つの銘柄は、投資家からの人気は非常に高いものの購入すべきではない回避銘柄です。
サンダイアル・グローワーズ
現在、カナダの大麻ライセンス生産者であるサンダイアル・グローワーズ(NASDAQ:SNDL)よりも強い警告信号を発しているマリファナ関連銘柄は他にありません。

数回にわたる株式の新規発行と債務の株式化により同社のバランスシートは大幅に改善した一方、株式を大量に発行したせいで1株当たり利益(EPS)は大幅に希薄化しています。

発行済み株式数の2020年9月30日以降の増加幅は10億株を超え、しかも取締役会は株式の追加発行により最大10億ドルの資金調達を可能にするシェルフオファリング(すべての発行株式を一度に売り出す必要がなく、発行者が市場の状況が最も良好になるまで株式を保有することが可能な株式発行形態)を承認しました。

これが実施された場合の希薄化度合いは甚大です。

さらにサンダイアルは事業の軸足を利益率の低い卸売から利益率の高い小売へシフトさせようとしています。

それは長期的に見れば賢明な措置ですが、同社の取り組みはカナダの他の大麻ライセンス生産者の後塵を拝しています。

2020年には複数回にわたり在庫の減損損失を計上しました。

同社の業績は、同社が回避銘柄であることを裏付けています。

【米国株動向】大麻関連でカナダのサンダイアルより有望な米国小型株3銘柄
ゲームストップ
ビデオゲームとアクセサリーの小売業者であるゲームストップ(NYSE:GME)は、レディットを舞台とした個人投資家によるショートスクイーズで一躍脚光を浴びました。

株価は1月下旬の市場前取引で500ドル目前に迫りましたが、現在は41ドル弱で、日中高値から90%以上下落しています。

それにもかかわらず、さらに下落する余地が十分にあります。

同社の問題は、ゲームソフトのオンライン販売への取り組みがあまりにも遅れていることです。

確かに同社の電子商取引の売上高は3桁台で成長していますが、売上高全体からみればごく一部です。

同社の主力は実店舗であり、店舗の閉鎖が相次いでいます。

言い換えれば、同社の経営基盤は最近の株価上昇が示唆するほど強くありません。

【米国株動向】ゲームストップ株は買いを検討すべきか
ライオット・ブロックチェーン
筆者はビットコイン (CRYPTO:BTC) のファンではありませんが、ライオット・ブロックチェーン(NASDAQ:RIOT)などのビットコイン採掘事業者のファンというわけでもありません。

暗号通貨採掘事業者とは、ブロックと呼ばれる一連の取引を検証する複雑な数学的方程式を解くための高性能コンピュータを使用する人や企業のことです。

採掘事業者はブロック検証の報酬として暗号トークンを受け取ります。

ビットコインの現在のブロック報酬は6.25トークンで、約32万ドルの価値があります(本稿執筆時点)。

これは素晴らしいビジネスモデルのように思えるかもしれませんが、事業開始に必要な設備投資費用は高く、コンピューターシステムを維持するための電気代と保守費用は莫大です。

しかも、ライオット・ブロックチェーンの株主はビットコインの価格変動に振り回されています。

ビットコインの値上がりに賭けたい投資家はビットコインそのものを買うべきでしょう。

ライオットのような企業は、業務コストが高く、事業モデルが実証されていないせいで、投資家の潜在的なリターンが悪影響を受けています。

【米国株動向】今にもはじけそうな危険な投資バブル
ビット・デジタル
自信を持って言いますが、暗号通貨採掘銘柄の購入は非常に悪い考えです。

ビット・デジタル(NASDAQ:BTBT)は過去1年のパフォーマンスが最も高かった銘柄の1つですが、ライオット・ブロックチェーンと同じ多くの問題を抱えています。

株主は、同社が技術革新を起こして売上高と利益を成長させることではなく、ビットコインの価格が上昇することを願っています。

しかも、ビット・デジタルはライオット・ブロックチェーンよりも危険かもしれません。

同社が1月に起こされた不正行為の申し立てへの対応に際して発表したプレスリリースには、「外国の発行体である当社は、母国の慣行の下で四半期決算の公表を要求されない」との一文があります。

これは、同社が投資家に経営状況を必ずしも開示しないことを示唆しています。

これは強く警戒すべき兆候です。
オスプレイ・ビットコイン・トラスト
筆者が決して購入しないもう一つの銘柄がオスプレイ・ビットコイン・トラスト(OTC:OBTC)です。

会社名が示唆するように、同社はビットコインを保有する投資信託会社であり、投資家が暗号通貨を購入することなく暗号通貨の熱狂に投資するための簡便な方法を提供しています。

問題は、同社の資産価値と株価の乖離です。

オスプレイの2月18日引け後の純資産価値(NAV)は17.75ドルでした。

このNAVは、オスプレイが保有するすべてのビットコインの価値を発行済み株式数で除したものです。

ところが、同社の2月18日引け後の株価は41.45ドルでした。

つまり、同社が保有するビットコインの実際の価値に134%ものプレミアムが付いていることになります。

ビットコインを購入するつもりの人から見れば、これはまったくひどい話です。
ブリンク・チャージング
電気自動車(EV)は自動車産業の未来かもしれませんが、EV充電設備およびネットワークサービスプロバイダーのブリンク・チャージング(NASDAQ:BLNK)の現在の時価総額は20億ドル近くもあり、数年先の未来にワープしているように見えます。

明るい側面を見ると、同社は1月中旬に株式公開を完了し、正味で2億2,160万ドルの資金を調達しました。

これは、同社がEV充電技術に再投資し、EV充電ステーションの展開を後押しするのに十分以上の資本となるはずです。

一方、2020年の売上高は500万ドルにとどまった可能性があります。

2021年は倍増する見込みですが、EV充電ステーションは競争の激しい分野となる可能性が高く、同社は抜きん出るために積極的に投資しなければなりません。

つまり、損益は今後数年にわたり大幅な赤字となることを意味します。

【米国株動向】2020年のパフォーマンス上位10銘柄
AMCエンターテインメント
最後に、映画館チェーンのAMCエンターテインメント(NYSE:AMC)も過大に評価にされた回避銘柄です。

同社は、数週間前の個人投資家によるショートスクイーズで株価が急騰した一連の銘柄の1つです。

AMC の問題点は 2 つあります。

第一は、同社が2021年のあとも生き残る保証がないことです。

株式と債券発行によって9億1,700万ドルを調達できたのは幸運でしたが、新型コロナウイルスの大流行が来客数に打撃を与え、映画館の閉鎖を引き起こし続けた場合、1年を通じて事業を継続するだけの資本は持っていないようです。

第二に、AMCエンターテインメントの事業モデルはストリーミングサービスによって破壊的影響を受けています。

例えば、AT&T子会社のワーナーメディアは2021年に、劇場上映予定映画をHBO Maxでも公開する予定です。

AMCは、生き残ったとしても、あまりいい投資先にはならないでしょう。

【米国株動向】AMCは絶対に避けておくべき銘柄か

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最終更新:3/6(土) 12:00

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