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来週(3/1~5)の日経平均株価の予想レンジは、2万8800~3万200円! 調整一巡からの“3万円回復”に期待しつつ、米国長期金利や中東情勢には要注意!

2/28 20:05 配信

ダイヤモンド・ザイ

●今週の日経平均株価は3万円を挟んだ揉み合いが続いたものの、
金曜日にはハイテク株の利益確定の流れから大幅に下落! 
 今週(2月22日~26日)の日経平均株価は、25日までは3万円を挟んだ値動きが続き、調整場面における底堅さが見られました。

 しかし、米国の連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が緩和政策の継続を訴える一方で、足元の経済指標が良好だったほか、新型コロナウイルス向けワクチンの接種が進んでいることから、経済活動が正常化に向かうとの見方が強まって長期金利が上昇。最近の上昇ピッチの速さから割高感が指摘されていたハイテク株などで、利益確定の流れが強まりました。

 この流れが日本株へも波及し、2月26日の日経平均株価は前日比-1202.26円という大幅な下落となり、最終的に2万8966.01円で今週の相場を終えました。これまで下落場面で観測されていた日銀によるETF購入が、今回見られなかったことも不安定な値動きにつながったと言えるでしょう。一方で、経済活動の正常化への期待から、景気敏感株を見直す動きが目立ちました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
●来週の日経平均株価は、自律反発によるリバウンドに期待! 
米国の長期金利の動向や中東情勢は要チェック
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万8800円 ~ 3万200円
来週(3月1日~5日)の日経平均株価は、調整一巡による押し目を見極めてからの自律反発を意識した相場展開が見込まれそうです。ここ数カ月間の日経平均株価は、月初が強く、月半ばにピークをつけ、月末にかけて調整する流れが目立っています。来週は月初となるため、その面からもリバウンドを想定したスタンスになりそうです。

 現在の長期金利の上昇は景気回復期待を背景としたものですが、その上昇ピッチの速さが混乱につながりました。そのため、市場の関心は米国の長期金利の動向に集まっています。米国では雇用統計などの経済発表が控えており、それらの内容を受けた金利の動向には注意を払っておきましょう。

■米国10年債利回りチャート/日足・3カ月
 また、2月26日の急落は、米軍がシリア東部で親イラン勢力に空爆を実施したと伝わり、地政学リスクが高まったことも一因だったため、中東情勢の変化も意識しておく必要がありそうです。

●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
オンキヨーホームエンターテイメントが+90.00%で値上がり率トップ! 
 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位はオンキヨーホームエンターテイメント(6628)でした。売上の8割を占めているホームAV事業において、ホームシアターの需要好調を背景に、好調な北米市場販売見通しや増産予定が発表したことが材料視されました。株価は2月22日に10円まで下げていたこともあり、短期筋の資金が集中しました。

 値上がり率2位の和心(9271)は、カンザシや和傘、浴衣などの和雑貨でオリジナルブランドを展開していますが、緊急事態宣言の解除が近いことやワクチン接種が進むことによる経済活動再開への思惑から、個人投資家を主体とした値幅取り狙いの売買が活発化しました。

 値上がり率3位のHANATOUR JAPAN(6561)は、インバウンド向け旅行会社です。世界中でワクチン接種が進み、またロックダウン解除の動きなどが見られることから、コロナ禍で売り込まれていた株価を見直す流れとなりました。

 一方、今週の値上がり率ランキングの1位はBASE(4477)でした。Eコマースプラットフォーム「BASE」やオンライン決済サービスなど、コロナ禍での勝ち組として上場後に強い値動きを見せていました。しかし経済活動再開への期待が高まるなどバリューシフトが意識される中で、利益確定の流れが優勢となりました。

 値下がり率2位のグローバルウェイ(3936)は、前週末に大きく上昇を見せており、今週に入っても月曜日までは買いが継続しました。しかし、もともと流動性が高くないこともあり、その後は反動安の流れとなりました。

 ■今週の値上がり率 トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +90.00
 オンキヨーホームエンターテイメント(JQ・6628)
 2
 +64.69
 和心(マザ・9271)
 3
 +35.20
 HANATOUR JAPAN(マザ・6561)
 4
 +34.13
 ロゼッタ(マザ・6182)
 5
 +31.25
 アジア開発キャピタル(東2・9318)

 ■今週の値下がり率 ワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -23.74
 BASE(マザ・4477)
 2
 -20.80
 グローバルウェイ(東1・3936)
 3
 -20.45
 プラコー(JQ・6347)
 4
 -20.38
 Eストアー(JQ・4304)
 5
 -18.51
 キャリアリンク(東1・6070)

 ■今週の出来高 トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 595,619,000
 アジア開発キャピタル(東2・9318)
 2
 461,239,600
 ランド(東1・8918)
 3
 391,802,700
 オンキヨーホームエンターテイメント(東1・6628)
 4
 349,660,900
 CAICA(JQ・2315)
 5
 298,090,200
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)

●【来週の主要イベント】
米国の「ベージュブック」や「ISM製造業景況指数」
「雇用統計」などに注目! 
 来週は以下のようなイベントが予定されています。

 <3月1日(月)>
◆決算発表:伊藤園(2593)
◆中2月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
◆独2月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧2月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆独2月消費者物価指数(CPI)速報値
◆米2月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米2月ISM製造業景況指数

 <3月2日(火)>
◆1月失業率/有効求人倍率
◆10-12月期四半期法人企業統計調査
◆豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
◆独2月失業率
◆欧2月消費者物価指数(HICP)速報値

<3月3日(水)>
◆独2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米2月ADP雇用統計
◆米2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米2月ISM非製造業景況指数
◆米地区連銀経済報告(ベージュブック)

 <3月4日(木)>
◆2月消費者態度指数/一般世帯
◆決算発表:積水ハウス(1928)、ダイドーグループホールディングス(2590)
◆欧1月小売売上高
◆米10-12月期四半期非農業部門労働生産性改定値
◆米1月製造業新規受注

<3月5日(金)>
◆決算発表:ファーマフーズ(2929)、鳥貴族ホールディングス(3193)、ピープル(7865)
◆独1月製造業新規受注
◆米1月貿易収支
◆米2月雇用統計
◆米1月消費者信用残高

●【来週の注目銘柄】
「安川電機」「NexTone」「ティーケーピー」
の3銘柄をピックアップ! 
 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

 安川電機(2021年2月26日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 電気機器
 東1・6506
 5320円
 77.0倍
 5.93倍
グローバルでの経済活動の正常化が、生産機器の需要回復につながる
電子部品や半導体部品などの生産機器に組み込まれるモーションコントロール製品や垂直多関節ロボットを主力製品として、溶接・塗装・組立・搬送などを自動化するロボットを製造しています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響から世界中で設備投資が抑制されていました。しかし、いち早く経済活動の正常化が進んでいる中国に続き、欧米でもロックダウン解除が進んでいることで、ロボット分野などでの需要回復が期待されます。株価は、6000円前後でのダブルトップ(二点天井)を形成した後の調整で75日移動平均線まで下げているため、ここからのリバウンドが期待できます。

 NexTone(2021年2月26日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 サービス業
 マザ・7094
 3260円
 100.3倍
 12.57倍
ホームエンターテインメントの広がりにより、今後も成長継続の見通し
音楽著作物の利用許諾と使用料の徴収など、著作権サービスを展開しています。コロナ禍において自宅にいる時間が長くなり、ホームエンターテインメントが広がったこともあって、音楽・動画配信ニーズが拡大しています。これにより、著作権サービスの拡大が引き続き期待できます。ワクチン接種が進んで新型コロナウイルスの感染収束が見え出していますが、ニューノーマルな社会においても需要は見込まれるでしょう。株価は、2月半ばにマドを空けて急伸した後、高値圏での膠着が続いています。しかし、株価と25日移動平均線との乖離が縮小したことで過熱感は和らいでおり、再び上昇トレンドとなることを期待したいところです。

 ティーケーピー(2021年2月26日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 不動産業
 マザ・3479
 2957円
 - 倍
 3.38倍
ニューノーマルの働き方としてサテライトオフィス需要の伸びに期待
貸会議室や宴会場、レンタルオフィス、コワーキングスペースなどを含むフレキシブルオフィス事業が中核です。需要拡大が見込まれるサテライトオフィス市場に本格参入しており、新ブランド「Work X Office(ワークエックスオフィス)」を今年3月1日より展開。ワクチン接種が進み、経済活動が正常化したとしても、ニューノーマルの働き方としてサテライトオフィス需要は伸びると考えられます。株価は1月18日に一時1856円まで急落しましたが、その後は強いリバウンドの流れが継続しています。

【※今週のピックアップ記事! 】
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最終更新:4/13(火) 17:11

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