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為替相場まとめ2月22日から2月26日の週

2/27 8:00 配信

みんかぶFX

 22日からの週は、ドル相場が神経質に振幅した。株高がリスク選好のドル安に、米債利回り上昇がドル高に作用しており、方向性が目まぐるしく変化した。特に目立ったのか米長期債利回りの急ピッチな上昇。10年債利回りは先週末の1.30%付近から今週木曜日には一時1.61%まで上昇。実質金利を示す米10年物インフレ連動債利回りは昨年の米大統領選あとの最高水準となった。ワクチン接種の進展などで年後半の経済回復期待が広がり、インフレ期待が高揚したことが背景。長期債利回りの上昇に耐えきれずに好調に推移した米株式市場はハイテク株主導で調整された。今後、米金融当局の対応が注目されそうだ。パウエルFRB議長は長期債利回り上昇について、この週の議会証言では現状では静観姿勢を示した。一方、ECB当局者からは、やや警戒発言もみられている。ドル円は106円台まで上昇したあとは、売買が交錯している。その他主要通貨はドル安水準を伸ばしている。ユーロドル1.22台、ポンドドル1.42台、豪ドル/ドルは節目の0.80台まで上昇。その後はドル円とともに売買は交錯も、週末にかけてドル高の流れが強まり、ドル円は106円台後半まで上昇して週の取引を終えている。


(22日)
 東京市場は、ドル買いが優勢。先週末に1.36%台まで上昇した米10年債利回りは、週明けも上昇。一時1.39%台をつけた。これとともに、ドル円は105円台前半から105.70台まで上昇。その後の米債利回り上昇一服も、105.60台を中心とした揉み合いに落ち着いた。ユーロドルもドル買いに押されて1.2130台から1.2110台まで小安く推移している。豪ドルが堅調。リスク選好の動きや豪州債の利回り上昇などが背景。対ドルでは0.78台後半から一時0.79台へと買われた。対円では83.40台まで上昇した。

 ロンドン市場は、ドル相場が神経質に振れている。序盤はドル買いが先行。米10年債利回りが1.39%台に上昇する動きに反応した。ポンドドルが1.40台割れ、ユーロドルが1.21台割れへと下押しするとともに、ドル円は高値を105.85レベルまで伸ばした。しかし、米株先物が下げ幅を拡大、欧州株も軟調に推移するなかで米10年債利回りは1.35%台まで一時反落。ドル買いは一服し、ポンドドルは1.40台、ユーロドルは1.21台を回復した。ドル円は105.60付近まで小反落した。欧州通貨の買い戻しには、英国やドイツのロックダウン措置緩和に関する報道も影響したようだ。また、この日発表された2月の独Ifo景況感指数が予想以上の回復となったこともユーロ買いを誘った。ジョンソン英首相は3月8日から学校を再開するとした。メルケル独首相は4段階のロックダウン緩和措置を計画しているという。一方、米債利回りのスティーブ化が進行しており、根強いドル高圧力となっている。

 NY市場では、ドル売りに転じた。ラガルドECB総裁の発言がきっかけとなった。総裁は「ECBは長期債の動向を注意深く見ている」と述べた。市場ではインフレ期待が高まっており、米国債利回りに急ピッチな上昇が見られているが、長期金利の急ピッチな上昇が株式市場などに影を落としているとの声も聞かれる。米国債利回りが急速に上昇し続けると、リスク資産が不安定になる可能性があるという。今週はパウエルFRB議長の上下両院での議会証言が予定されている。市場は長期債動向に神経質になっているもよう。ユーロドルは買いが継続し、1.2170近辺まで上昇。ポンドドルは1.40台後半へと一段高、2018年4月以来の高値水準に。英政府はきょう、6月21日に全ての社会的接触に関する措置終了を目指すと発表した。4月12日に一般店舗およびサービス業を再開するとしている。ジョンソン首相は議会で、4つの段階を踏み、経済を慎重に再開させる計画を発表。

(23日)
 東京市場は天皇誕生日のため休場。

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。米株先物や欧州株が軟調に推移、リスク警戒の動きとなっている。米10年債利回りは序盤に1.38%近辺まで上昇したが、米ナスダック指数の下げ幅拡大とともに1.35%台へと低下。ドル円はアジア時間の105円台割れから反発し、105.30台へと上昇。ユーロドルは1.2180近辺まで前日高値を更新したあとは、売りに転じ、安値を1.2140台へと広げている。豪ドル/ドルも0.79台前半から大台割れへと軟化。全般に前日NY市場でのドル安の動きに調整が入る格好となっている。このあとのNY時間に行われるパウエルFRB議長の上院議会証言の内容を見極めたいとのムードも。そのなかではポンドが底堅く推移している。ポンドドルは1.41手前まで買われたあとも1.40台後半に高止まり。対円や対ユーロでもポンド買いの動き。前日に英政府がロックダウン措置の解除方針を発表したことが好感されているようだ。

 NY市場は、値動きが一服。注目のパウエルFRB議長の議会証言では「年内の見通し改善が示唆されている」としたうえで、「目標に向け長い道のり。一段の進展には一定の時間がかかる」との従来の認識を繰り返した。市場が注目していた長期金利上昇については「成長とインフレの見通しによるもの」と述べるに留まった。インフレ自体について、向こう1年程度はベース効果もあり、大きく変動する可能性に言及しているものの、インフレ上昇が大幅になったり、持続的な上昇を見せるとは見込んでいなかった。米10年債利回りが下げに転じ、ドル円は105円台前半で上値重く推移。米株はIT・ハイテク株中心に調整色を強めている。ユーロドルは1.21台半ばと上昇一服。一方、ポンドドルは再び1.41台へと上昇した。ユーロ売り・ポンド買いの流れも継続。

(24日)
 東京市場では、ポンドが急伸した。午前の取引でポンドドルは1.41台前半から1.4160近辺まで値を飛ばしたあと、一気に1.4237レベルまで買い上げられた。その後はすぐに1.41台に戻したが、1.4150付近で下げ止まった。ポンド円も148円台後半から一時150.07レベルまで急騰した。その後は149円台半ばで値動きが一服した。ドル円は105円台前半から半ばへと小高く推移。ユーロドルは1.2150付近から1.2166レベルまでと小幅の上昇にとどまった。ポンド買いについては具体的な材料は見当たらなかった。急激な動きにストップ注文などが発動されたもよう。ワクチン購入に関連した取引とのうわさもあったようだ。

 ロンドン市場は、ポンド買いが一服している。東京午前には突然ポンドが急伸した。ポンドドルは1.41台前半から1.42台前半へ、ポンド円は148円台半ばから150円台乗せまで買われた。特段の材料はなかったが、継続するポンド高の動きに、ショートカバーの動きが噴出したようだ。ただ、ロンドン市場では上値追いの動きは限定されており、次第にポンド売りが優勢になっている。ポンドドルは1.41台前半、ポンド円は149円台後半へと反落。一方、欧州株や米株先物が下げを消して上昇に転じており、円売り圧力も広がっている。ポンド円の下げが浅いほか、ユーロ円は128円台前半から後半へと高値を伸ばした。豪ドル円も83円台前半から後半へと再び上昇。ドル円は東京市場からの上昇の流れが継続し、高値を105.80台に伸ばしている。NY原油先物が再び62ドル台に乗せるなど、リスク警戒感は後退している。

 NY市場では、ドル買いが優勢。ドル円は一時106円台を回復する場面があった。米債利回りが再び急上昇しており、10年債利回りは1.43%まで一時上昇。ドル円の上げを先導したもよう。105円台半ばの200日線を上回ったことが注目された。前日の米上院に引き続き、パウエルFRB議長の下院での議会証言が行われた。事前テキストは前日の上院とほぼ同じ内容。質疑応答では、「労働市場には多くのスラックがあり、完全雇用には程遠い」とのハト派な認識を示している。ドル円は106円台を割り込んだ。ユーロドルはNY時間の序盤にやや売りが優勢となり、1.21台前半まで下落。ただ、米株が堅調でダウ平均が400ドル超高となる動きに1.2170近辺まで買い戻された。ポンドドルは利益確定売りが優勢となり、一時1.40台に下落した。一方、ポンド円はドル円とともに149円台半ばでしっかりとした推移。

(25日)
 東京市場は、ドル買い先行も上下動。ドル円は午前中に106.14レベルと昨日の高値を更新。米債利回りの上昇傾向が続いており、ドル相場を下支えした。米10年債利回りは1.418%まで再び上昇。その後は米債利回りの上昇が一服し、ドル円も105.80台と朝方の水準まで値を戻した。ユーロドルは1.21台後半から1.2150台まで軟化したあとは、1.2180台へと反発と往って来い。ユーロ円は午前に129円台を付けたあとは上昇一服。128.90台と高値圏での揉み合いに。

 ロンドン市場は、ドル売り・円売りの動き。前日の米株高を受けて東京やアジア株が上昇。続いて米株先物や欧州株が買われ、リスク選好ムードが高まった。特にユーロ買いが目立っており、ユーロドルは1.22台乗せ、ユーロ円は129円付近から129円台後半へと上昇。2月ユーロ圏景況感は昨年3月以来の高水準に。リスク動向に敏感に反応する豪ドルも堅調で、対ドルでは節目となる0.80台をつけ、対円でも85円台に接近。ポンドは連れ高となり対ドル1.41台後半、対円150円台前半で高値を伸ばしている。ただ、対ユーロではポンドは下落。ドル円は米債利回りの上昇とともに再び106円台に乗せた。米10年債利回りは1.44%台に上昇。欧州債利回りも全般に上昇。ただ、レーンECBチーフエコノミストからは「ECBは長期債の名目利回りを注意深くみている」と警戒の声もでていた。米株先物は急ピッチの米債利回り上昇を受けて、下落に転じる動きがみられている。

 NY市場では、ドル買いが優勢に。米債利回りの急上昇に反応した。米10年債利回りは一時1.61%台まで上昇。米7年債入札がかなり弱い内容となったことが利回り上昇を加速させた。実質金利を示す10年物インフレ連動債はマイナス0.64%まで上昇、米大統領選後の高水準を上回った。今週のパウエルFRB議長の議会証言では慎重姿勢が強調されたが、市場が注目している長期金利の急上昇については特に対応する可能性を示さなかった。市場では米国債を売りやすくなっているとの声が聞かれた。この日の複数の米地区連銀総裁からも利回り上昇を静観する姿勢が示された。ユーロドルは一時1.2240付近まで上昇した後は売りが強まり、1.21台に戻した。ECBはFRBとは異なり、直近の長期金利の急上昇に神経質になっているもよう。レーンECBチーフエコノミストは、債券利回り動向を注視していると発言した。ポンドドルは1.40台前半まで下落。対ユーロでもこの日は売りが優勢だった。

(26日)
 東京市場は、株が大幅安となるなかでドル相場が振幅。前日の米株大幅下落を受けて、きょうの東京・アジア株も急落している。日経平均は終日売られ、1202円安で大引けとなった。香港ハンセン指数も一時3%超安と下落している。そのなかでリスク回避のドル買い・円買い圧力とともに、米債利回りの低下が加わり為替相場は神経質な動きとなっている。ドル円は106円台半ばが重くなり105円台後半まで下落したが、その後は106円台を回復。ユーロドルは1.21台前半から後半での上下動。ユーロ円は129.50近辺が重く一時129円割れと売りに押された。ポンドや豪ドルは振幅しながらも売り優勢になっている。

 ロンドン市場は、ドル買いの動きが優勢。前日の米株大幅安を受けて、今日の欧州株も売りに押されている。米株先物は時間外取引で下げ渋っているが、反発力は限定的。米10年債利回りは1.45%台まで一時低下した。そのなかで、為替市場ではリスク警戒的なドル高・円高が優勢。ユーロドルは1.21台半ばから1.21台割れへ、ポンドドルは1.39台半ばから1.39割れまで一時下落。豪ドル/ドルは0.78台割れに。クロス円では豪ドル円が82円台半ばへと安値を広げる一方、ユーロ円は128円台後半、ポンド円は147円台半ば割れまで下落したあとは値動きが一服した。ECB当局者からは追加緩和の余地が指摘されており、YCC導入には否定的な声がある一方で、追加利下げの余地があるとの見方も示された。英中銀当局者からは中銀がインフレに慣れてしまうリスクもあり、ポンドが下げ渋る場面があった。

 NY市場はドル高が優勢な展開となった。NY朝方の米債利回り上昇がきっかけとなり、ドル円は直近高値を超える106円69銭まで。米10年債利回りは、25日
に1.61%を付けた後、1.45%前後がしっかりとしており、そこから下がらなくなったことで、NY市場でいったん上昇する格好に。106円69銭を付けた後は、106円台半ばがしっかりとしており、NY午後から夕方にかけて米債利回りが低下する局面でもドル円は106円台半ばを維持してしっかりに。ロンドン市場で1.20台での売りに慎重姿勢が見られたユーロドルは、1.2060台まで値を落とすなど、ドルは全面高基調に。

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最終更新:2/27(土) 8:00

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