IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【2022年卒版】 就活生もその親も必読!「一流ホワイト企業ランキング」TOP100

2/26 7:31 配信

マネー現代

(文 竹内 健登) ----------
「ブラック企業」が社会問題となっている昨今。彼らの餌食にならないためには、みずから積極的に情報を集め、本当にこの会社に就職してよいのか、慎重に検討する必要があります。
今回『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』の著書もある竹内健登氏が、会社選びに絶対役立つ「一流ホワイト企業ランキング」TOP100をご紹介します。就活生はもちろん、その親御さんも必見です。
----------

ブラック企業を避けるため、就活生もその親も必読!

 2022年に卒業する大学生の就職活動がまもなく3月から正式に解禁となり、企業の採用情報公開・エントリー受付が始まろうとしています。

 しかし、充分な企業研究や業界研究を行わず、知名度やイメージだけでエントリー企業を選ぶ学生がブラック企業を就職先に選んでしまったり、就職活動に失敗し、結果的にブラック企業にしか内定をもらえなかったという例が後を絶ちません。

 そしてブラック企業で心身にダメージを受け、うつや病気になったことが原因で、中高年ニートやひきこもりになってしまうことも昨今問題となっています。

 そこで、就活生のブラック企業への就職を未然に防ぐべく、「日本人の働き方をホワイトに。」をスローガンに掲げるホワイト総研は国内約13000の企業・官公庁を対象に調査を実施。

 「ホワイトスコア」(※「3年後離職率」「残業時間」「給与・福利厚生」「成長環境」「財務指標」などの指標をもとに100点満点で算出。スコアが高いほど、新卒社員が長くイキイキと働ける会社であることがわかる)が高い上位100社を「2022年卒版 一流ホワイト企業ランキングTOP100」として発表しました。

 今回の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ビジネスチャンスが拡大しているIT企業がランキング上位をしめています。

 IT企業以外では、総合商社やデベロッパー、加えて日用品のトップメーカーが上位20社にランクインしました。一方、トップ100位には、日本新薬、電源開発、宮崎銀行、トヨタ車体、ブラザー工業、ダイナムなどの比較的倍率が低い“隠れ一流ホワイト企業”も存在しています。

一流ホワイト企業 100位~81位

 ここからは、約13000社のデータを元に作成した2022年卒版のランキング上位100社を公開し、傾向についての分析を行います。では、まずは100位から見ていきましょう。

 100位には唯一の教育サービスとして学校法人明治大学が入りました。大学職員はホワイトに働けることで有名な職種の一つです。

 98位には任天堂株式会社がランクイン。巣篭もり需要でゲームの販売成績が好調とのことです。

 97位の株式会社リブ・コンサルティングなどのコンサルティング会社は今回多くランクインしています。コロナ禍で経営の方針が立たない会社や、ITを活用した業務改革を検討している会社が増えているなか、コンサルティング会社には多くの仕事が寄せられています。

 93位のアバナード株式会社もITコンサルをしています。これ以外にも、この後述べるベイン・アンド・カンパニーやケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社、そしてイグニション・ポイント株式会社もコンサル会社としてランクインしています。

 96位にはキリンビール株式会社が入りました。食品メーカーは5社が(アサヒビール株式会社、味の素株式会社、サントリー株式会社、JT)が100位以内にランクインしています。家庭用食材を扱う会社が目に留まります。

 94位にはカタール航空がきています。運輸系はコロナで落ち込んではいるものの、自動車・半導体関連の輸送などで持ち直しつつあるようです。この先にも90位にフェデラルエクスプレスがランクインしていますし、その先には海運の日本郵船、エミレーツ航空があります。空運は早く国際線が復活することを願います。

 92位に裁判所がランクイン。裁判所は公務員で安定していることに加え、残業時間が少ないことがランキング入りした理由でした。

 91位には専門商社の日本紙パルプ商事株式会社。専門商社はここと井上特殊鋼株式会社の2社ランクインしています。

 89位の三菱ガス化学株式会社に代表される化学系は、今年は帝人と旭化成がランクインしました。

 88位には総合商社の兼松が入っています。今回のランキングでも総合商社は多く入っており、双日株式会社、住友商事株式会社、伊藤忠商事株式会社、三井物産株式会社、三菱商事株式会社がランクインしています。

 今回唯一のマスコミだったのが86位の日本テレビ放送網株式会社です。デジタル広告に流れがシフトしており、テレビCMを打つ会社がコロナで減っているにもかかわらずランクインしています。今後の動きに注目です。

 ランキングで目立ったのは85位のマルハン。パチンコ関連は81位の株式会社遊楽、そしてこのあと述べる73位の株式会社ダイナムも入ってきています。コロナでパチンコ業自体は影響を受けているものの、海外で銀行をやっていたり不動産投資をしている会社もあるのがこの業界の特徴です。

 83位には地銀の宮崎銀行がランクイン。銀行ではあるものの、残業時間が少ないことから順位が上がったとみられます。金融系は今回多くランクインしていて、プルデンシャル生命保険株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社、 トヨタファイナンシャルサービス株式会社などが入ってきています。

一流ホワイト企業 80位~61位

 80位にはトヨタ車体株式会社がランクイン。車業界はコロナで一旦落ち込んだものの、やはりトヨタ系は強く、71位に株式会社デンソー、もっと上にトヨタ自動車がランクインしています。

 79位の豊田通商システムズに代表されるSIerは今回多くランクインし、株式会社アークシステム、株式会社アシスト、株式会社Colorkrew、日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社が入ってきています。デジタル化の波がきていますね。

 76位の株式会社リクルートライフスタイルに始まるリクルートグループは今回多く入っています。株式会社リクルートキャリア、株式会社リクルートスタッフィング、株式会社リクルート、株式会社リクルート住まいカンパニー、株式会社リクルートマネジメントソリューションズがランクインしており、ここまで多くの会社がランクインしているグループはリクルート以外にはありませんでした。

 百貨店では唯一74位の株式会社丸井がランクインしました。百貨店の多くはコロナの影響をもろに受けていますが、丸井さんはカードによる金融収入が大きいことで比較的影響が少ないように思います。

 69位にはデベロッパーの東急不動産株式会社がランクイン。今年ランクインした他のデベロッパーは三井不動産株式会社と三菱地所株式会社でした。

 67位の電源開発は電力会社ですが、電力・エネルギー系は昭和シェル石油と出光興産が入りました。エネルギー系の社数が少ないのは、産業用電力の需要が落ちたことも一つ原因かもしれません。

 66位のブラザー工業は巣篭もり需要による家庭用プリンター販売が好調なこともあって、ランクインしています。機械関連の多くは産業向けのため今回のコロナで大きく落ち込みランキング100社には入ってきていませんが、ブラザー工業は家庭用機器を手がけていることがアドバンテージになったかもしれません。

 61位のSansanは名刺管理のクラウドサービスです。従業員からの満足度が高いのが特徴でした。

一流ホワイト企業 60位~41位

 60位には青年海外協力隊で知られるJICAボランティアがランクインしています。民間の会社ではありませんが、社員からの満足度が高く残業時間が少ないことがランクインした理由です。

 59位には製薬会社の日本新薬株式会社が入ってきています。製薬会社は日本新薬株式会社以外にも、アステラス製薬株式会社、第一三共株式会社、中外製薬株式会社がランクインしています。

 58位にはコロナ禍にもかかわらずディズニーホテルを運営する株式会社ミリアルリゾートホテルズがきています。もともと根強いファンを持っている会社は強いのかもしれません。

 55位には化粧品メーカーのオルビス株式会社がきています。化粧品・日用品関連だと43位にライオン株式会社、その先にP&G株式会社、マンダム株式会社がきています。

 49位には医療機器の旭化成メディカルがランクイン。透析分野をしっかりと抑えているため、コロナでも強いですね。

 46位にはおなじみのスターバックスコーヒーがランクイン。風通しの良い社風であることを評価されていました。

 45位にはジュエリー販売のプリモ・ジャパンが来ています。コロナ禍での数少ない小売店のランクインです。

 44位には旅行予約サイトのエクスペディアホールディングスが来ています。コロナ禍でも社員からの評価は上がっているようです。

 42位には三菱地所リアルエステートサービスが来ています。不動産の賃貸・売買マーケットを扱う会社としてはこの後に三井不動産レジデンシャルもランクインしています。コロナで郊外の住宅の需要が上がっているのでしょうか。今後の動きに注目です。

一流ホワイト企業 40位~21位

 35位には株式会社VOYAGE GROUPがランクインしています。デジタル広告に強みを持っていますが、それ以外のジャンルにも積極的に先行投資を行なっている話題のベンチャー企業です。

 33位にはシスコシステムズ合同会社。

 ワークスタイル革新、働き方改革を率先する企業として知られ、2014年(平成26年)に一般社団法人日本テレワーク協会が主催する第14回「テレワーク推進省」会長賞を受賞、2015年(平成27年)には厚生労働省が新たに創設した「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰制度(輝くテレワーク賞)」において、初の厚生労働大臣賞「優秀賞」受賞企業となっています。

 また、Great Place to Work Institute Japanが実施する日本国内「働きがいのある会社」のランキングで、2018年(平成30年)版の大企業部門(従業員1000名以上)第1位となっていることからも、この会社のホワイトぶりが伺えます。

 26位にはアークシステム株式会社が来ています。優秀な人材が集まったSIerで、社員数が181名と少ないながらも存在感を放っています。

 25位の株式会社アシストはパッケージソフトの導入サポートを主軸とした面白いビジネスモデルを展開。社員数も1000名を超えています。ここも存在感がありますね。

 24位には有名なApple Japan合同会社がきています。待遇、風通しの良さ、士気などの面からも高い評価を受けていました。

一流ホワイト企業 20位~1位

 IT企業が多くランクインしているのが、この順位帯です。各種の働き方に関する受賞経験をとった会社が多くありました。まずは20位から見ていきましょう。

 20位にはアプリケーションの開発を行う株式会社Colorkrewが来ています。バリフラットという、ホラクラシー的な上司のいない組織体制が特徴です。

 19位には日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社がランクイン。若手の育成に積極的で、社内の雰囲気がとても良いと評価されてました。

 18位にはAWSことアマゾン・ウェブ・サービスジャパン株式会社が来ています。クラウド分野でのシェアが世界No.1であることからシステム業界では圧倒的存在感を放っています。

 16位にはセールスフォース・ドットコムがランクイン。企業向けの営業支援ツールを提供しており、GPTWジャパンが実施した調査において、大企業部門(従業員1000人以上)にて2019年版日本における「働きがいのある会社」ランキング1位に選出されています。

 15位にはfintech分野でもクラウド会計で有名なfreee株式会社がランクインしています。GPTWジャパン調査の働きがいのある会社ランキング2016で従業員100~999人部門で4位に輝いています。

 14位には仮想化技術を手がけるVMware。高収入であることが特徴的でした。アメリカ発のIT企業で、ITの仮想化市場において世界一のシェアを誇る製品やサービスを開発・販売しており、ソフトウェアベンダー全体としても世界第5位の売上高を誇っています。

 これだけIT企業がひしめく中、9位には特許庁が来ています。自分の裁量で仕事ができ、なかつプロフェッショナルな方が多いのが働きやすい特徴であるようです。

 7位にはマスワークス合同会社がランクイン。MATLABなどの数学的計算ソフトウェアを開発しています。非常に専門的ですね。

 2位にはFacebook Japanがランクイン。広告においては競合と比較して精度の高いターゲティングを誇り、クライアントの費用対効果に合うものを実現できていることからも、圧倒的な強さを誇っています。残業も少ないのが特徴的でした。働き方も自由なようです。

 そして1位にはGoogle株式会社がランクインしました。平均年収が圧倒的に高いことに加え、フェアであろうとする文化が特徴的でした。社員へのインタビューもしましたが、EQが高い人が多く、風通しや社員の相互尊重もとてもされているとのことです。

ランキング上位の共通点とは

 さて、100位から1位までをざっと見てきましたが、順位が高い会社に共通するパターンは3つであるように思いました。

----------

(1) 優秀な頭脳をもった知的プロフェッショナルを集め、高い報酬と自由な裁量を与えて好き勝手に仕事できる会社(IT企業やコンサル会社、研究機関に多い)

(2) IQとEQがともに高い新卒を採用し、しっかりと育てながら高収入を実現している会社(トップメーカーや総合商社に多い)

(3) 自分の人生は自分で切り開く人材を集め、社員の退職さえも卒業と称して積極的に後押ししする会社(リクルート系列に多い)
----------

 全般的に言えることは、ホワイト企業を実現する会社は採用にもかなりこだわっているということです。

 今後就職活動や転職活動をされる方はしっかりと企業研究をした上で面接を受けることをお勧めいたします。

マネー現代

関連ニュース

最終更新:2/26(金) 22:16

マネー現代

投資信託ランキング

Yahoo!ファイナンスから投資信託の取引が可能に

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング