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【米国株動向】今にもはじけそうな危険な投資バブル

2/20 12:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2021年2月8日投稿記事より

株式投資には常に冒険の要素が伴います。

2020年は新型コロナウイルスのパンデミックにより市場は史上まれに見る乱高下を経験し、第1四半期に史上最速で弱気相場入りしたかと思えば、その後の数カ月は史上最強レベルの反発となりました。

歴史的低水準にある貸出金利や政府による財政刺激策など、足元の割高なバリュエーションを支える材料は多くあります。

しかし、バブルを思わせ、今にもはじけそうな危険な要素も幾つかみられます。
暗号通貨と関連株
まず、暗号通貨に関連するものはほぼ全てがバブル気味と言えます。

暗号関連が売上に占める割合が小さい企業は別として、暗号通貨に特化した企業は明らかに高リスクです。

その代表例がビットコインで、希少性と実用性がうたわれていますが、どちらも疑わしいものです。

例えば、ビットコインの発行上限は2,100万枚とされていますが、絶対的な約束ではなく、将来的に発行枚数はこれを上回るだろうというのが市場のコンセンサスです。

また、従業員が1人以上いる米国内の企業770万社のうち、支払い手段としてビットコインを受け入れている企業はわずか2,300社にすぎないという調査もあります。

さらに、ほとんどのビットコインは一握りの投資家が保有しており、画期的な支払い手段となるには流動性が低過ぎます。

ビットコイン関連銘柄としては、ライオット・ブロックチェーン(NASDAQ:RIOT)や、ビット・デジタル(NASDAQ:BTBT)といったビットコインのマイニング企業が挙げられます。

イノベーションが株価上昇の原動力になっているというよりも、ビットコインの価値によって押し上げられています。

マイニングは資本集約的な作業であり、ビットコインの価値がどれだけ上昇しても利益を上げるのは難しいと思われます。

過去の例を見ると、ビットコインは急騰した後に弱気相場が続くことが実証されており、暗号通貨および関連株をめぐるバブルが2021年にはじける可能性は高まっています。

【米国株動向】テスラがビットコインを史上最高値に押し上げる
レディットをきっかけに上昇した銘柄
レディットのチャットルーム「ウォールストリートベッツ」に個人投資家が投稿したコメントをきっかけとした株価上昇は、最も危険なバブルかもしれません。

先日、ウォールストリートベッツに参加していた個人投資家が一斉に、大幅に空売りされている、または浮動株が極めて少ない銘柄の株式やコールオプションを購入し、空売りを行なっていた投資家がポジションを手仕舞うことで株価がさらに上昇するという、ショートスクイーズの現象が発生しました。

株価上昇を裏付ける材料は何もなく、その後の株価下落は当然の成り行きでした。

その典型がゲーム小売企業のゲームストップ(NYSE:GME)で、株価は1月に1,600%以上上昇しましたが、2月初めの4営業日で84%下落しました。

デジタル化が進むゲーム業界における実店舗の運営や3年連続の赤字など、ゲームストップに関する好材料は見当たりません。

レディットを通じた特定の銘柄や業界への攻撃は今後も予想されますが、こうした株価上昇が短命に終わる確率は極めて高いと言えます。

【米国株動向】ゲームストップの高騰は続くのか
電気自動車
近いうちにはじける可能性のある3つ目の投資バブルは電気自動車(EV)です。

中国自動車技術者協会(SAE)によれば、2035年までに中国で販売される自動車の約半分が代替エネルギー車となり、そのほとんどがEVとなる見通しです。

またエジソン電気協会(EEI)は2018年に、米国の路上を走るEVの台数が2018年の100万台から2030年には1,900万台に増加すると推定しました。

割高なEV関連の自動車銘柄に投資家が群がるのも無理もありませんが、冷静になって考えてみてください。

例えば、中国のニーオ(NYSE:NIO)は、2カ月連続で出荷台数が7,000台を上回り、これまでの累計生産台数は8万2,000台を超えましたが、これはゼネラル・モーターズであればわずか数日で生産できる台数です。

バッテリーをサービス化する(battery-as-a-service)というニーオのプログラムは、EVの初期費用を低くする代わりに購入後に利用料金を毎月支払うようにするという点で画期的ですが、約900億ドルの時価総額(執筆時点)を正当化するほどではありません。

しかも、同社は依然として赤字です。

EVが将来的に多くの利益を生み出す有望な業界であることに疑いの余地はありませんが、期待の業界に対する投資バブルがいずれはじけることは、過去25年を見れば明らかです。

問題は、EV株バブルがいつはじけるかという点です。

【米国株動向】ニーオよりも注目すべき急成長3銘柄

The Motley Fool

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最終更新:2/20(土) 12:00

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