三越伊勢丹ホールディングスが27日発表した2020年4~12月期連結純損益は、347億円の赤字(前年同期は78億円の黒字)だった。同期間の赤字額としては、08年4月の経営統合以降で最大。新型コロナウイルス感染拡大による昨春の緊急事態宣言で全国の店舗が臨時休業を余儀なくされたほか、訪日客向けの免税売上高がほぼ消失したことが打撃となった。
売上高は前年同期比31.2%減の6024億円だった。昨秋以降は宝飾品などの高額商品や巣ごもり需要により食品が健闘したものの、全体の落ち込みをカバーできなかった。
また、新型コロナ再拡大を受けた緊急事態宣言の再発令に伴い、一部店舗で時短営業に踏み切ったことを考慮し、21年3月期の連結売上高予想を8000億円(従来8150億円)に下方修正した。
時事通信
最終更新:1/27(水) 19:28
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