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株式週間展望=企業決算の反応焦点―業績相場へ移行占う、IMF見通しやFOMCに関心

1/23 8:41 配信

モーニングスター

現在値
日電産13,165-415
信越化17,250-175
ファナック26,040-685
安川電5,350-30

 米国でバイデン新政権が発足した今週(18-22日)、日経平均株価は高水準でもみ合った。昨年の米大統領選を起点とする強烈な上昇相場は、これまでのところ目立った調整もなく、依然として3万円の大台が視野に入る。来週(25-29日)は日本企業の決算発表が本格化し、予想されるコロナ禍からの収益の復調に各社の株価がどう反応するかが焦点。また、IMF(国際通貨基金)の最新経済見通しや、FOMC(米連邦公開市場委員会)にも注目が集まる。

 今週の日経平均は21日の取引時間中に2万8846円まで上昇し、同日に終値ベースの昨年来高値を更新(2万8756円)。22日は2万8631円で取引を終え、5日移動平均線より上の位置をキープした。また、一目均衡表(日足)は上昇する転換線が足元の支えとして意識される。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、一部で政府が今夏の東京五輪の開催を断念したとも報じられた。また、ワクチンをめぐっては、次々と判明する「変異種」や、副反応の問題をめぐって予断を許さない状況だ。それでも動揺を見せない株価の強さの背景には、金融市場にあふれるマネーの存在がある。

 日銀は21日の金融政策決定会合で、現状の大規模な緩和策の継続を決めた。来週26-27日のFOMCでも、長期にわたるゼロ金利と量的緩和のペースを維持する公算が大きい。米新政権の追加経済対策への期待も相まって、新型コロナや世界景気を取り巻く不透明感を押し返している。

 そうした「金融相場」から、「業績相場」へのしっかりとした移行が中期的な株価上昇のカギを握る。各社の決算は、最初の試金石となるだろう。

 今3月期第3四半期(昨年10-12月)決算の先陣を切るのは25日の日本電産 <6594> 。ただ、同社の収益力は独自性が強く、全体の参考にはなりにい。むしろ、注力する車載モーターの動向に絡んで、EV(電気自動車)関連株の刺激材料となる可能性がある。一方、27日の信越化学工業 <4063> やファナック <6954> は、中国や米国、半導体分野などの設備投資の体感が伝わりそうだ。

 既に開示されている安川電機 <6506> の今2月期第3四半期(昨年9-11月)や、海外企業の10-12月期決算の内容からも、業績回復の基調は強まっていることがうかがえる。本格化する日本の決算ラッシュでそれが追認できれば、ひとまず業績相場の土台になるだろう。なお、26日にはIMFが世界経済見通しを明らかにする。

 もっとも、短期的な決算反応には利益確定の動きを念頭に注意が必要だ。来週の日経平均の想定レンジは2万8350-2万9050円とする。国内では12月失業率・有効求人倍率と同鉱工業生産(29日)、海外ではドイツの1月Ifo景況感指数(25日)、米10-12月期GDP(国内総生産、28日)。海外企業の決算は26日のマイクロソフトや27日のアップル、テスラなどに注目したい。(市場動向取材班)

提供:モーニングスター社

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最終更新:1/23(土) 8:41

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