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週間為替展望(ドル/ユーロ)-FOMCで米国債購入増額も

1/23 4:15 配信

トレーダーズ・ウェブ

◆ドル円は、FOMCで米国債購入増額が決定した場合は続落か
◆米10-12月期実質GDPの速報値にも要注目
◆ユーロドルは、独1月Ifo景況感指数やウイルス変異種の感染状況に要注目
(為替情報部・山下政比呂)

予想レンジ
ドル円100.00-105.00円
ユーロドル1.1900-1.2300ドル

1月25日週の展望
 ドル円は上値が重い展開か。バイデン第46代大統領が誕生し、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が待ち望んでいた大規模な財政政策である追加経済対策案第1弾(1.9兆ドル)が打ち出されたことで、米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策面からの追加刺激策に要注目となる。FRBは現在、フェデラル・ファンド(FF)金利誘導目標を実質ゼロ(0.00-0.25%)として、2023年末まで持続するという期待形成(フォワードガイダンス)と、月間1200億ドルの資産購入を行う量的緩和(バランスシートガイダンス)による緩和政策を行っている。バイデン政権による包括的経済対策案を受けて、米国債増発の可能性が高まり長期金利が上昇基調にあることで、金利上昇を抑えるために、国債購入額の増額が決定されるのか否かに要注目となる。イエレン次期財務長官は部下として反対したことがなかったパウエルFRB議長に対して金利抑制を要請しており、FRB議長時代の持論である高圧経済政策により米国の財政拡張、金融緩和が強まれば、ドル安・円高要因になる。もし、FOMCで現状の金融政策の維持が決定された場合は、ドル円の下値は限定的となろう。
 経済指標では、米国の2020年10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比年率+4.7%、7-9月期GDP:前期比年率+33.4%)、1月消費者信頼感指数、12月耐久財受注、景気先行指数などの発表が予定されており、新型コロナウイルス感染拡大とワクチン接種による景況感を見極めることになる。
 ユーロドルは伸び悩む展開か。年初来のユーロドルは、英国と欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)合意や中国とEUとの投資協定合意、FRBと欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和の格差を受けて1.23ドル台まで上昇してきた。ECB理事会で現状の金融政策の維持が決定されたことで、FOMCも同様に現状の金融政策の維持ならば、ユーロドルは伸び悩む展開が予想される。もし、FOMCで追加緩和策が決定された場合は、ユーロドルは堅調な推移が予想される。しかし、欧州全域で新型コロナウイルス感染拡大を受けて行動規制が再強化されていることで、ユーロの上値は限定的か。経済指標では、ドイツ1月Ifo景況感指数や1月消費者物価指数に要注目となる。ユーロ円も、新型コロナウイルス感染第3波や都市封鎖(ロックダウン)による景気減速懸念から軟調推移か。

1月18日週の回顧
 ドル円は104.09円から103.33円まで下落した。バイデン第46代大統領の就任を受けて、米株式市場の主要3指数が史上最高値を更新し、米10年債利回りも1.07%台まで低下したことで、リスクオンのドル売りが優勢となった。日銀金融政策決定会合では、新型コロナウイルス感染症への対応を含む現行の金融政策の維持が決定され、展望レポートで景気の現状は「引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している」とし、判断が引き下げられた。ユーロドルは、好調な独1月ZEW景況指数、イタリア議会でのコンテ伊首相への信任決議、ECB理事会が現状の金融政策の維持を決定したことなどで、1.2054ドルから1.2190ドルまで上昇した。ユーロ円は125.09円から126.36円まで上昇した。(了)

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最終更新:1/23(土) 4:15

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