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【米国株決算】バンク・オブ・アメリカの最新決算情報と今後の株価の推移

1/23 11:44 配信

The Motley Fool

バンク・オブ・アメリカ社(NYSE:BAC)は、米国の大手銀行・金融持株会社です。

全米と世界の40ヵ国以上の国々で事業を展開しています。

提供しているサービスとしては、預金口座、貸付、クレジットカード、証券仲介、保険と投資信託の販売のほか、加盟店向けカード決済サービス、企業・機関向け株式、債券引受、資産運用・管理、合併・買収アドバイスなどが挙げられます。

そのほかにも消費者向け不動産業サービスやグローバル資産・投資管理サービスも提供しています。

バンク・オブ・アメリカ社はJPモルガン・チェース社やウェルズファーゴ社、シティグループ社などと並んで4大米銀の一つとして数えられています。

本記事では同社の最新決算情報である2020年第4四半期決算情報と今後の株価の推移などについて見ていきます。
株価および配当について
2000年以降、同社株価は大きく上昇しており、2007年頃には55ドル前後の高値を記録していましたが、サブプライムローン問題やリーマンショックにより大幅に下落し、一時3ドル台にまで落ち込みました。

その後コロナショック直前まで緩やかに上昇し、コロナショック以前の高値は35ドル前後となっていました。

コロナショックにより株価は一時10ドル台まで下落しています。

6月にかけて一度大きく上昇し、28ドル前後を付けたのち再び下落しました。

その後は22ドルから28ドルの間を推移していましたが、11月に入り力強く上向き、2020年末には30ドルを超えました。

2021年に入っても変わらず上昇傾向にあり、現在は33ドル前後で推移しています。

同社はS&P500の構成銘柄の一つであり、1月20日時点での時価総額は2,835億ドルとなっています。

ここで同社の配当利回りについて見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

2021年03月04日…配当:0.18ドル(配当利回り:2.18%)
2020年12月03日…配当:0.18ドル(配当利回り:2.12%)
2020年09月03日…配当:0.18ドル(配当利回り:2.97%)
2020年06月04日…配当:0.18ドル(配当利回り:2.93%)
2020年03月05日…配当:0.18ドル(配当利回り:3.20%)
2019年12月05日…配当:0.18ドル(配当利回り:2.17%)

直近の配当利回り実績は2%となっており、その他の米国大手銀行と比較するとその水準はやや低いと言えるでしょう。

新型コロナウイルスの収束とともに配当金も年々増加していくと予想されるため、今後の配当実績に期待しましょう。
最新決算情報について
概要
バンク・オブ・アメリカ社が発表した2020年第4四半期決算の概要は以下の通りです。

総売上高…200.99億ドル(前年同期比▲10%)
純利益…52.08億ドル(前年同期比▲23%)
希薄化後一株当たり利益…0.59ドル(前年同期比▲20%)

減収減益となっていますが、希薄化後一株当たり利益は0.59ドルと、アナリスト予想平均の0.55ドルを上回りました。

コロナショックによって信用コストである貸倒引当金が80億ドルを超えるほど大きく増加していましたが、コロナショック発生直後と比較すると、米国経済はある程度安定して推移しており、同社の貸倒引当金は8.28億ドル減少しました。

同社CEOが決算短信で発表したコメントは以下の通りです。

2020年には、健康危機が経済と当社の事業に与える劇的な影響を目の当たりにしました。

第四半期には、個人消費の増加、法人顧客のローン需要の安定化、堅調な市場と投資活動に牽引され、回復の兆しが引き続き見られました。

最新の景気刺激策、ワクチンの継続的な進展、そしてこの危機を乗り越えて顧客を支援してきた有能な従業員の活躍が、回復が続く中での当社の地位を確立しています。

第4四半期には、純金利収入の増加、消費者収入の増加、過去最高の資産運用報酬を達成しました。

2020年には180億ドル近くを獲得し、いくつかの重要な戦略目標を達成しました。

預金の市場シェアの拡大、デジタル・リーダーシップの拡大、ウェルス・マネジメントの顧客数の増加です。

さらに、投資銀行業務で市場シェアを獲得し、流動性と優れた取引執行でお客様をサポートしました。

また、人種の平等と経済的機会を促進するために、4年間の10億ドルのイニシアチブのうち3億ドルをコミットし、コミュニティの支援にも進展が見られました。
詳細
続いて同社決算をセグメント別に見ていきます。

まず、コンシューマー・バンキング部門の業績について見ていきます。

同部門における業績の概要は以下の通りです。

総売上高…82.24億ドル(前年同期比▲13.4%)
貸倒引当金…0.04億ドル(前年同期比▲99.6%)
純利益…25.9億ドル(前年同期比▲16.6%)

総売上高の減少は、主に金利低下によるNIIの減少、サービス料の減少、及びクレジットカード利用の減少によるカード収入の減少によるものです。

純利益の減少に関しては、金利の低下、消費者手数料の低下、および従業員や顧客の健康と安全を守るための対策に伴う営業費用の増加の影響によるものです。

続いてグローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメント部門の業績について見ていきます。

同部門における業績の概要は以下の通りです。

総売上高…46.77億ドル(前年同期比▲4.8%)
貸倒引当金…0.08億ドル(前年同期比▲57.9%)
純利益…8.36億ドル(前年同期比▲19.2%)

金利低下による NII の減少が、資産運用報酬の6%増を上回ったため、売上高は4.8%の減少となりました。

続いてグローバル・バンキング部門の業績について見ていきます。

総売上高…47.79億ドル(前年同期比▲7%)
貸倒引当金…0.48億ドル(前年同期比▲17.2%)
純利益…16.78億ドル(前年同期比▲16.9%)

投資銀行業務の手数料が増加したものの、NIIの減少により相殺され、収益は7%減の47.79億ドルとなりました。

続いてグローバル・マーケッツ部門の業績について見ていきます。

総売上高…39.07億ドル(前年同期比+14%)
純利益…7.91億ドル(前年同期比+12.9%)

売上高はセールスおよびトレーディング、株式引受手数料、カード収入の増加により14%増加しました。
2020年第4四半期決算発表を受けて
19日の始値は前日比で1.5%下落した32.50ドルとなりました。

午前中は値を上げ、正午には33.45ドルを付けました。

その後は下落し、終値は32.77ドルとなりました。

減収減益となったものの、貸倒引当金の多くが戻し入れたことから、株価の動きが乏しくなったと考えられます。

米国の大手銀行のJPモルガン・チェース社とシティグループ社、ウェルズファーゴ社も合わせて50億ドル余りを戻し入れています。

2020年は新型コロナウイルスの世界的大流行に伴い、経済が低迷しました。

それによるデフォルト(債務不履行)に備えて、同社は110億ドルに及ぶ引当金を積んでいましたが、個人消費の底堅さから8.28億ドルを戻し入れました。

同社のCFOは「最悪の経済環境にもかかわらず、当行は健康危機以前よりも堅調に推移」しているとし、「預金は 3,610 億ドル増加し、自己資本比率は改善され、流動性はローンを上回る記録的な水準にまで増加」したと述べています。

これらから、同社は2021年の景気回復について楽観的な見方をしており、今後の業績が期待されます。

減収減益でありながら、現在の株価はコロナショック以前の水準に迫っています。

2021年はコロナショック以前の水準を目標としつつ、さらなる高値更新に期待できそうです。

参考元:Bank of America earnings release Q4

The Motley Fool

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最終更新:1/23(土) 11:44

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