＜米国株情報＞シティグループ、２０年１０－１２月期純利益７％減

　米金融大手シティグループ＜Ｃ＞は１５日、２０年１２月期第４四半期（１０－１２月）の決算を発表。一般企業の売上高に相当する経常収益は前年同期比１０％減の１６５億ドル、純利益は同７％減の４６億ドル、希薄化後の１株当たり利益（ＥＰＳ）は同３％減の２．０８ドルとなったが、市場予想の１．３４ドルを上回った。

　部門別では、全世界のグローバル消費者金融サービス収益が前年同期比１４％減の７３億ドルと落ち込んだ。このうち、北米は同１１％減の４７億ドル。機関投資家向けサービス収益は同１％減の９３億ドルとなった。このうち、投資銀行サービスは同５％減の１３億ドルと低迷したが、債券市場関連サービスは同７％増の３１億ドル、株式市場関連サービスも同５７％増の８億１０００万ドルとなった。

　一方、新型コロナウイルス感染症の拡大による景気悪化に備え、将来の融資焦げ付きに備える貸倒引当金は１２月末時点で２５０億ドル（引当率は３．７３％）と、１年前の１２月末時点の１２８億ドル（同１．８４％）を上回る高水準となった。

＜関連銘柄＞
　ＮＡＳＤ投信 <1545> 、ＮＹダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
　ＳＰＤ５００ <1557> 、ＮＹダウ <1679> 、ＮＹダウブル <2040> 、
　ＮＹダウベア <2041>

提供：モーニングスター社