トヨクモが急騰しストップ高カイ気配、通期の業績予想を上方修正

　トヨクモ <4058> が急騰。１５日引け後に、２０年１２月期の単体業績予想を上方修正したことが好感され、株価は朝方から気配値を切り上げる展開。午後１時３８分現在、前週末比５００円ストップ高の２６６６円買い気配で差し引き１９万株の買い越し。２０年１２月２９日に付けた昨年来高値２５９８円を更新している。

　２０年１２月期について、予想売上高を従来の１０億３６００万円から１０億９５００万円（前期比４３．９％増）に、営業利益を１億９２００万円から２億４６００万円（同２．５倍）にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って企業におけるリモート勤務が常態化し、地方自治体などでもデジタルトランスフォーメーションによる需要が高まったことなどから、ｋｉｎｔｏｎｅ連携サービスが予想を上回ったこと、また安否確認サービスにおいても自然災害の発生時だけでなく、パンデミックをはじめとした非常時の連絡手段や情報共有ツールとしての認知が拡大したことが主な要因。

提供：モーニングスター社