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コロナ「国産ワクチン」実用化はどうなる?2月に向け大注目の「製薬メーカー」

1/18 5:01 配信

マネー現代

インドで国産ワクチン接種がスタート

(文 マネー現代編集部) 世界では、新型コロナウイルスのワクチン接種が徐々に始まっている。

 米国やイギリス、フランスやドイツといった欧米諸国に続き、UAEやイスラエルなど中東でも接種は進み、16日からはインドでもスタートした。

 「インドでの接種が注目されているのは、やはり国民13億人が対象という世界最大規模の計画になるからです。インドで緊急承認されたワクチンは2種類あり、うちひとつは英オックスフォード大とアストラゼネカ社が共同開発した『コビシールド』です。

 もうひとつは、インド国内のバイオテックが政府系研究機関と共同開発した『コバクシン』というワクチンです。安全性の不安は国内でも多少上がっているようですが、国産のワクチン、そして13億人規模の大規模計画ということもあって、世界中の関係者がその動向を注視しています」(ジャーナリスト)

 今後、海外との往来を復活させるためには、ワクチンをできる限り多くの国民が接種し、かつ安定的に「自前で」ワクチンを供給できるか、ということが重要になってくるのは間違いない。

 前出の英アストラゼネカ社や米ファイザー社が製造するワクチンにも期待したいのはもちろんだが、実際のところファイザー社の製品は出荷ペースが計画よりも遅れている。2月末以降はペースが戻るというものの、コロナという未曾有の危機だけに、これ以上不確定要素が増えることは避けたい。

製薬業界4位のあの企業

 というわけで、世界各国は民間・政府機関を問わず、一斉に「国産ワクチン」の開発を急ぐのだ。

 「国産ワクチン開発のニュースはたびたび話題になりますが、実用化まで具体的なロードマップを示せている企業はまだありません。大手製薬メーカーでは塩野義製薬、バイオベンチャーではアンジェスが臨床試験を行なっており、国内3例目としてKMバイオロジクスが臨床試験に入ることを明らかにしています。

 日本がワクチン開発で出遅れているのは、高コスト、高リスクの研究であることが大きいでしょう。国からの開発助成の初動も、他国と比較すれば遅かった。ただ、海外の接種効果や副反応の例を活用し、より安全で安定供給できるワクチンを作れる状況にはあります」(前出・ジャーナリスト)

 このようなこともあり、日本の製薬業界の株価は、コロナ以降上下を繰り返しながらも、総じて高止まりが続いている。「国産ワクチン開発成功」にこぎつけた企業は、値上がり間違いなしと期待する投資家も多い。

 的中率ズバリ80%を誇る『DeepScore株価予報AIエンジン』(DeepScore社開発・運営)が今週の大注目銘柄と予測したのは、第一三共 (4568)である。

 第一三共と聞くと、一般的には胃腸薬や「ルル」など、家庭用医薬品を製造販売しているイメージが強いだろう。武田薬品工業、大塚HD、アステラス製薬に次いで、業界第4位の地位をキープしている。

注射針も足りなくなる…?

 やはりこの企業も、「ワクチン銘柄」として注目が集まり、2月末とされる接種開始に向けて、値上がりが期待できる銘柄のひとつだ。

 第一三共の株価について、DeepScore社企画調査部長の藤本誠之氏はこう解説する。

 「第一三共は循環器と感染症薬にも強みを持っています。2月にワクチン接種が医療関係者などから始まる予定ですが、同社も東京大学医科学研究所とワクチン開発を進めています。

 第2次補正予算で計上された『ワクチン生産体制等緊急準備基金』の助成もあり、期待感も高まっている。今後も堅調相場が続くのではないでしょうか」

 ワクチンは管理状態や流通などの問題もまだ山積している。注射針やガラスシリンジの不足も懸念されるところだ。今後、製薬業界に限らず、「ワクチン関連銘柄」は思わぬところから名乗りを上げてくるかも知れない。要チェックだ。

 第一三共に続いて、AIエンジンが導き出した今週の「推し株」をもう一社紹介しよう。

 それは、京王電鉄(9008)だ。

大量の空売りが入っている?

 京王電鉄といえば、東京西部を中心に広がる大手私鉄である。聖蹟桜ヶ丘、多摩センター、調布など東京有数のベッドタウンと新宿・渋谷を結ぶ大動脈のひとつでもある。

 他の電鉄と同じように、バスや不動産、ホテルに百貨店と経営展開は広い。そのためコロナの影響をモロに受け、21年3月期の通期業績予想は赤字転落となってしまった。

 にもかかわらず、なぜか株価は「堅調」である。これには市場関係者の間でも、様々な憶測が広がっているようだ。

 前出・藤本氏は次のように言う。

 「非常事態宣言で状況はさらに厳しくなっているはずですが、株価は堅調です。業績悪化から大量の空売りが入っている可能性があり、下落しないことから損失確定の買い戻しが株価を支えているとみられます」

 平成バブル以来の水準まで値上がりしている京王電鉄。ひょっとすると「何か」が起こるのかもしれない。

 最後は打って変わって、今週「下落予想」が出ている銘柄を紹介しよう。

 それは、日本軽金属ホールディングス (5703)である。

 古河グループの一員であり、アルミニウム製造を軸とした総合メーカーだ。自前の水力発電所を有し、各社がアルミ撤退を進めていくなか、古豪としてその地位を維持し続けている。

「電気の缶詰」には逆風

 だが、ご存知の方も多いかも知れないが、アルミは「電気の缶詰」と言われるとおり、大量の電力を消費する。

 先週の本コラムで述べたとおり、現在日本は電力不足の懸念が高まっている。家庭用の電気確保も危ういという状況で、アルミ製造メーカーへの風当たりはどうしても強まってしまう。

 「今年は、長く続く厳冬と燃料になるLNG不足で電力供給への不安が大きい。そのため、日本軽金属HDは上値の重い展開が続いています」(前出・藤本氏)

 ファイザー社のコロナワクチンは、95%の確率で有効性があるとの報道もある。連日の感染拡大報道で気が滅入るところだが、ポジティブな話題もゼロではない。

 「国産ワクチン」が早々に開発され、コロナを完全に超克した生活に戻れることを待ち望んでいる。そのようなわけで、今週の日本株市場では、第一三共、京王電鉄、日本軽金属ホールディングスの3社に注目したい。

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「今週のAI株価予報」とは
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 ●DeepScore社が独自開発した株価予測AI『DeepScore社 AI』が、トレンド分析し、未来の株価を計算しています●「目標株価」は、翌営業日に80%以上通過すると期待される範囲になります(225銘柄でバックテスト検証済)●「押し目買いゾーン」、「吹き値売りゾーン」は、一般的には上髭下髭エリアです。一時的に値が動いた場合、その後目標株価へ収束する可能性が高いゾーンです。ゾーンを超えて推移した場合は、当エンジンの想定を超えるイベントが発生した可能性が高くなります●この予測をもとに個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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最終更新:1/24(日) 21:20

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