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日経平均が一時2万9000円台に迫る。3万円台期待の反面、調整警戒も

1/17 20:05 配信

LIMO

日経平均は、バブル崩壊以降の高値を連日で更新

2021年1月15日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より179円08銭安の28,519円18銭となりました。6日ぶりの反落ですが、下げ幅は大きくありませんでした。

前日まで5日続伸し、14日には一時28,979円と、29,000円まであとわずかに迫りました。終値ベースでも、バブル崩壊以降の高値を連日で更新しています。ただし週末には、米国の追加経済対策が発表されたことによる材料出尽くし感や利益確定売りが出て伸びませんでした。

今週の動きはどうなるでしょうか。足元では米株の動向につられる展開が続いています。少し心配なのが、ダウ工業株30種平均が3日続落していることです。

バイデン次期大統領は14日、1兆9,000億ドル規模の追加経済対策案を発表しましたが、市場では2兆ドル規模になるとの期待もあったことから、大きく買われる展開にはなりませんでした。週初、日本株も上値の重い展開になるかもしれません。

20日にはバイデン次期大統領の就任式が開かれます。6日にはトランプ大統領の支持者が米連邦議会議事堂に乱入したことから、一時、米国の政治リスクが高まるのではないかと緊張感が走りました。

しかし、市場では意外と冷静で、ほとんど材料視されませんでした。投資家の関心はむしろ、「バイデノミクス」と呼ばれる追加経済対策や米連邦準備理事会(FRB)の金利政策にあるようです。

ただし、20日の就任式に暴動などが起きると相場にも影響が出るので注意が必要です。20日までは様子見ムードになるかもしれません。

日本株への投資で難しいのは、国内では連日、新型コロナウイルスの感染者数が過去最大のペースで増加している状況にもかかわらず、業績予想を上方修正する企業も多いことです。一方で、コロナ禍により、東京五輪中止の可能性を示唆する報道なども出ています。

与党要人の発言などで株価が左右されることもあるので注意が必要です。当面は、個別銘柄を物色し、短期で利食ってしまうのも一つの戦略になるでしょう。

バブル崩壊後の下落の3分の2戻しを達成、全値戻しの期待高まる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は11日が成人の日の祝日で、営業日は4日間でした。週初12日火曜日は窓をあけてやや下落して寄り付いたものの、その後は陽線となりました。13日、14日ともに陽線となり、5日移動平均線に下値をサポートされて力強く上昇しました。

ただし、14日に29,000円までわずかのところまで上昇すると売られるという展開となり、上ひげが長くなりました。翌15日は陰線となったものの、5日線付近で下げ止まりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。日経平均の過去最高値は1989年12月29日の大納会の38,957円。その後の最安値は2009年3月10日の7,021円で(いずれもザラ場ベース)、両者の間の3分の2戻しは28,311円です。

13日にはこれを終値ベースで回復し、その後、14日、15日も終値ベースで、これを維持しました。全値(38,957円)戻しへの期待も高まります。目線を上に持ち、積極的に付いていきたいところです。上値メドとしては、まずは3万円の大台が大きな節目になるでしょう。

ただし、10月下旬から短期間で急上昇してきたため、日柄的にもそろそろ調整が入りやすいところです。中期的なトレンドでは、25日線の27,300円付近や、心理的節目となる27,000円あたりまでの調整もあり得ます。

長期的なスタンスであれば、このあたりまで下がってもホールドし続けるという方法もあります。あるいは、いったん利益を確定し、押し目に引きつけてから再度エントリーするのもいいでしょう。

LIMO

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最終更新:1/17(日) 21:16

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