15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では1.2097ドルと22時時点(1.2121ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。イタリアやオランダ、エストニアなど、ユーロ圏各国で政局不安が広がっていることが嫌気されてユーロ売りが優勢になった。前日の安値1.2111ドルを下抜けて、一時1.2091ドルまで値を下げた。欧米株価の下落を背景に、リスク・オフのドル買いも入った。
ユーロ円はやや弱含み。24時時点では125.66円と22時時点(125.71円)と比べて5銭程度のユーロ安水準。欧州政局の相次ぐ混乱を嫌気してユーロ売りが進行。株安に伴うリスク回避の円買いも入り、一時125.61円と昨年12月1日以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。
ドル円はじり高。24時時点では103.87円と22時時点(103.71円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。欧米株安に伴うリスク・オフのドル買いが入り一時103.90円と日通し高値を付けた。ただ、同時に円も買われたためドル円の上値は限られた。
なお、22時30分発表の12月米小売売上高や1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想より弱い内容となったことを受けて、ややドル売りが出る場面もあったが、反応は一時的だった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:103.62円 - 103.90円
ユーロドル:1.2091ドル - 1.2163ドル
ユーロ円:125.61円 - 126.22円
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:1/16(土) 0:08
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