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株式週間展望=活況続くテーマ株物色―「脱コロナ影響」疑似体験、全体相場は小波乱も

12/5 8:57 配信

モーニングスター

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 今週(11月30日-12月4日)の日本株相場はEV(電気自動車)など環境関連をはじめとするテーマ株人気が際立った半面、全般的には騰勢が一服した。それでも指数の下値は固く、日経平均株価は2万7000円の大台手前で高水準を維持している。乗り遅れた主体による潜在的な買い需要は依然大きいとみられ、押し目が埋まりやすい状況。来週(7-11日)はメジャーSQ(特別清算指数)を11日に控え小波乱も想定されるが、「コロナ後」を見据えた基本姿勢に変化はない。

 今週は日経平均が週初に下落したものの、その後は切り返して年初来高値を更新した。2日取引時間中には2万6889円まで上昇、1991年以来の2万7000円が目前に迫った。ただ、その後はもみ合いの中でじわりと調整し、4日は5日移動平均線を割り込む場面があった。

 それでも、短期急騰による過熱感を受けた売りの圧力を、引き続き根強い押し目買いが支えている。また、相場がカラ売りを吸い上げて浮力を維持する構図も相変わらずだ。4日の終値は2万6751円と今週末(2万6644円)を上回った。

 景気回復期待を支える新型コロナウイルスワクチンの動向は、米ファイザーなどの開発品が英国で世界に先駆けて7日から接種が始まる見通し。米国内でも近々実用に入るとみられるなど、いよいよ本当の意味でパンデミック(世界的規模での流行)に立ち向かう局面を迎える。ファイザーが供給網の問題で年内の出荷量の計画を引き下げた点はやや警戒する必要があるものの、その後は米モデルナのワクチンも承認を控えている。

 一方で来週は、来年にも想定される、ワクチンの本格普及段階における株式市場の反応を占うヒントを得られるかもしれない。大規模な金融・財政政策が新型コロナ克服に伴い正常化することで、株安の引き金が引かれると考える向きも一部にある。現時点ではやや気の早い話だが、足元のワクチン供給の進展によって脱コロナの影響を疑似体験できる可能性がある。

 週末はメジャーSQに当たることも相まって、来週は少し荒れた展開にも備えておきたい。日本では8日に7-9月期GDP(国内総生産)確報値と11月景気ウオッチャー、9日に設備投資の指標の10月機械受注と11月工作機械受注(速報値)が発表される。海外は8日が米大統領選の州ベースの選挙結果認定期日。9日に中国の11月消費者物価が出る。なお、4日日本時間夜発表の米11月雇用統計は締め切り時間の都合で確認していない。

 日経平均の予想レンジは2万6000-2万7200円とやや広めに取る。テーマ株物色は引き続き旺盛と思われる。また、今週末に一服した半導体関連株が再び調整すれば押し目を拾いたい。

 来週のクローズアップ銘柄は、半導体関連の中では今週末も強さをキープしたSCREENホールディングス <7735> 。モーター用巻き線機でEV相場に乗るNITTOKU <6145> も、4000円を突破し新局面入りに期待したい。(市場動向取材班)

提供:モーニングスター社

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最終更新:12/5(土) 8:57

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