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株式明日の戦略-連日小動きも底堅さは際立つ、あすは米雇用統計を前に様子見か

12/4 3:55 配信

トレーダーズ・ウェブ

 3日の日経平均は小幅に3日続伸。終値は8円高の26809円。まちまちの米国株を受けて下げて始まった後は、前日終値を挟んで方向感に欠ける展開となった。下げても26700円は割り込まず、押しが深くなってくると強い切り返しが見られたが、プラス圏を回復してくると戻り売りに押された。後場に入っても傾向に大きな変化はなく、上がれば売られ、大きく下げれば買いが入った。終盤にかけてはプラス圏を意識したような買いが入り、小幅高で取引を終えた。下げが目立ったマザーズ指数は後場に入って一段安となり、2.6%安と大きく崩れた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5400億円。業種別では海運や空運、パルプ・紙などが上昇している一方、精密機器やゴム製品、サービスなどが下落している。開発ツールが暗号資産交換所で採用されたことを発表したショーケースが急騰。AIインサイドとの提携発表でストップ高が2日続いていたこともあり、28.6%高と値を飛ばした。半面、1Qが大幅減益となった内田洋行とウチダエスコが急落しており、ウチダエスコはストップ安まで売り込まれた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1266/値下がり834。研究開発費を積み増すとの会長インタビュー記事が日経新聞で報じられた東京エレクトロンが2%近い上昇。ソフトバンクGやトヨタ、ソニーなど主力どころにしっかりとした動きが見られた。ワクチン早期普及への期待が高まり、JR西日本やHISなどレジャー株が大幅上昇。バリュー株向きの地合いの中で商船三井、川崎汽船、日本郵船の海運大手3社が買いを集めた。上方修正を発表したザッパラスが大幅高。出資に関するリリースが好感されたDLEがストップ高まで買われた。

 一方、マザーズ指数が独歩安となっており、BASEやラクスが大幅安。グロース銘柄には手じまいムードも強く、1部銘柄でもHOYAやエムスリーが大きく売られた。月次が失望材料となった良品計画が5%を超える下落。TOB価格引き上げへの期待から買いを集めていた東京ドームが、期待剥落で失速した。ほか、一部メディアで社長が社員を罵倒していたことが取り上げられたCasaが急落した。

 日経平均は8円の上昇。上値が重いのか下値が堅いのかと問われれば、後者であろう。きのうもプラスは確保したが小幅な上昇。マザーズ指数は大幅安で、あす米国では11月の雇用統計の発表が控えている。天井感が意識されるのであれば、きょうは寄り付きから下げた時点で、売りに勢いがついても不思議ではない。後場にも14時近辺に下を試しに行くような動きが見られた。しかし、踏みとどまってしっかりプラスで終えている。安値(26719円)でも5日線(26695円、3日時点)は割り込んでおらず、非常に底堅かった。あすは米雇用統計の発表を前に、様子見姿勢が強まると予想する。結果が良ければ、米国株は上昇、リスクオンでドル高(円安)となり、来週は週初から大幅高といったシナリオもあるわけで、売り仕掛けのリスクも大きい。きょう大きく下げなかったことも安心材料となり、売り急ぎの行動は抑制されるだろう。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:12/4(金) 3:55

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