今晩のNY市場はもみ合いか。昨日は英国がファイザーのコロナワクチンの使用を承認したもの、ADP民間部門雇用者数の伸びが鈍化したことが嫌気され軟調にスタートしたが、追加経済対策への期待が高まったことでダウ平均とS&P500が小幅に続伸し、ナスダック総合もほぼ変わらずで終了した。今晩の取引ではコロナワクチン普及による経済活動正常化期待や追加経済対策の成立期待が引き続き支援材料となることが予想されるが、これらの好材料は相当程度株価に織り込まれたほか、連日の史上最高値更新で高値警戒感も意識されそうだ。寄り後には、米11月ISM非製造業PMIの発表もあり、経済指標を睨んだ神経質な展開となりそうだ。
今晩の米経済指標は11月ISM非製造業PMIのほか、新規失業保険申請件数、マークイット総合・サービス部門PMI改定値など。企業決算は寄り前にダラー・ゼネラル、クローガー、引け後にアルタ・ビューティーなどが発表予定。(執筆:12月3日、14:00)
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:12/3(木) 20:58
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