(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=104.32円(1日15時時点比▲0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=125.65円(△0.85円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2045ドル(△0.0088ドル)
FTSE100種総合株価指数:6384.73(前営業日比△118.54)
ドイツ株式指数(DAX):13382.30(△91.14)
10年物英国債利回り:0.347%(△0.042%)
10年物独国債利回り:▲0.528%(△0.043%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月英ネーションワイド住宅価格指数
前月比 0.9% 0.8%
11月仏製造業PMI改定値 49.6 49.1
11月独雇用統計
失業率 6.1% 6.2%
失業者数変化 ▲3万9000人 ▲3万8000人・改
11月独製造業PMI改定値 57.8 57.9
11月ユーロ圏製造業PMI改定値 53.8 53.6
11月英製造業PMI改定値 55.6 55.2
11月ユーロ圏HICP速報値
前年比 ▲0.3% ▲0.3%
11月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 0.2% 0.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルはしっかり。新型コロナワクチンの実用化による景気回復が期待されて、欧米株価が堅調に推移すると、リスク・オンのドル売りが先行。テクニカル的に重要なポイントとして意識されていた9月1日の高値1.2011ドルを上抜けると、断続的にストップロスを巻き込んで、一時1.2054ドルと2018年5月1日以来2年7カ月ぶりの高値を更新した。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、米上院銀行委員会で米経済回復の「道のりは長い」と指摘したうえで、「追加の経済対策は景気回復を大きく促進する」と財政支援の必要性を改めて訴えた。ムニューシン米財務長官も「企業に2-3カ月も待つ余裕はない」として、助成金として3000億ドル相当を確保することを提案した。
・ドル円は下値が堅かった。日本時間夕刻に一時104.18円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げる展開に。株高に伴うクロス円の上昇につれた円売り・ドル買いが出て一時104.58円と日通し高値を更新した。ただ、対ユーロなどでドル売りが強まった影響も受けたため、一本調子で上昇する展開にはならなかった。
この日発表の11月米ISM製造業景気指数は57.5と予想の57.9を下回った一方、10月米建設支出は前月比1.3%上昇と予想の0.8%上昇を上回った。また、11月米製造業PMI改定値は56.7と市場予想通りの結果となった。
・ポンドドルは堅調。英国と欧州連合(EU)の将来関係を巡る協議が大詰めを迎える中、「今週中にも合意する可能性がある」との期待が高まるとポンド買いが広がった。欧米株価の上昇に伴うリスク・オンのドル売りも優勢となり、一時1.3441ドルと9月1日以来3カ月ぶりの高値を更新した。ポンド円も一時140.30円と9月7日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は底堅い動き。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク選好意欲が強まり円売り・ユーロ買いが進行。1時前に一時125.80円と9月14日以来の高値を更新した。
・ロンドン株式相場は反発。新型コロナワクチンに対する期待が相場の押し上げ要因となった。HSBCやロイズ・バンキング・グループなど金融株が上げたほか、リオ・ティントやBHPビリトンなど素材株が堅調だった。
・フランクフルト株式相場は反発し、2月21日以来約9カ月ぶりの高値となった。新型コロナワクチンの開発進展期待を背景にリスク・オンムードが強まり、買いが進んだ。個別ではフォルクスワーゲン(4.26%高)やコンチネンタル(4.07%高)、ミュンヘン再保険(3.81%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。株高を受けた。
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最終更新:12/2(水) 7:19
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