きょうの市場は月末ということもあり、11月相場の調整色が強い展開が見られている。ユーロドルは序盤は買いが強まり、日本時間1時のロンドンフィキシングにかけて買いが強まり、1.20ドル台に一時上昇した。1.20ドルはユーロ発足以来の概ね平均値で、ECBも注目している水準とも言われている。
直近では9月初めに1.20ドル台に上昇していたが、ECB当局者のプレッシャーもありすぐに押し戻されていた。今回はどうか注目されたが、フィキシングを通過すると一気にユーロ売りが強まり、ユーロドルは1.19ドル台半ばに押し戻されている。やはり、1.20ドルには慎重なようだ。ただ、市場のドル安期待は根強く、1.20ドルは通過点との見方は依然として多いようだ。
きょうは11月のドイツ消費者物価の速報値が発表になっていたが、マイナスに転じ予想も下回っていた。統計局によると、インフレ率は7月初旬に発効した付加価値税の減税の影響を受けたと述べた。
EUR/USD 1.1952 EUR/JPY 124.66 EUR/GBP 0.8951
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶFX
最終更新:12/1(火) 2:55
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