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オセアニア通貨の押し目買いが良さそう。イエレン財務長官で2021年の市場は安定か

12/1 14:16 配信

ザイFX!

■新型コロナウイルスで大荒れとなった2020年
 今年(2020年)も、残り1カ月となりました。

 今年の相場は、新型コロナウイルスによって大荒れとなりました。

 米大統領選もあり、そして、このあとは、ブレグジット(英国のEU離脱)協議も大詰めを迎えることになります。

■金融市場では記録更新が相次ぐ
 新型コロナウイルスの影響で、今年の金融市場は記録を更新するものが多くありました。

 たとえば、3月にはNYダウなどの株式市場が、「過去最大」の下落幅となりました。そして、4月は米国の失業率が、「過去最悪」の14.7%に。

 その後、過去に例を見ないほどの金融緩和や財政出動で金融市場は大幅反発し、11月にNYダウは、「史上最高値」を更新しました。

■夏以降の為替市場は、あまり動きが出ない状態に…
 ほかにも、いろいろな指標で記録を更新していますが、為替市場は夏以降、あまり動きが出ておらず、米大統領選が終わった現在も、トレンドらしいトレンドはない状態です。

 12月はクリスマスもあり、材料も乏しいため、トレンドを期待するのは難しいところですが、来年(2021年)はブレグジットも終わっており、トランプ大統領からバイデン次期大統領に変わることもあって、動きを期待したいところです。

■次期財務長官にイエレン氏。金融市場は安定か
 11月30日(月)に、バイデン次期大統領は、イエレン前FRB(米連邦準備制度理事会)議長を財務長官に指名しました。

 FRB時代のイエレン氏は、金融市場の動きを気にしながらの発言が多く、急落や急騰を起こさせないように、気を付けながら発言していた印象があります。

 来年(2021年)から財務長官となりますが、安定した金融市場になりやすいのではないかと思います。

■目先は米ドルに反発の可能性
 ドルインデックスは9月1日(火)の安値91.74を下抜け、91.50まで下がりました。

 大きな流れとして、米ドル安が続くのではないかというイメージはそのままです。

 ただ、目先は反発する可能性があります。

 ユーロ/米ドルは、直近高値1.2010ドルの目前となる1.2003ドルまで上がりましたが、12月のECB(欧州中央銀行)理事会での緩和観測があるため、ユーロ高も続かず、調整しています。

 豪ドル/米ドルも、直近高値0.7413ドル目前の0.7407ドルまで上昇しましたが、ユーロ/米ドル同様に調整しています。

 米ドル安へのトレンドを期待していましたが、他のドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペアのこと)でも同じように推移しているものがあり、米ドルの安値を抜けるのに失敗していることもあって、調整の段階になってきています。

■米ドル安はじわじわと進みそう
 多くの市場参加者は、今後も米ドル安を予想しており、その理由として、低金利の長期化や財政赤字などを挙げています。

 私も同じように米ドル安で考えていますが、この理由は、積極的に米ドル安を仕掛けていくような内容ではなく、動きとしては、じわじわと米ドル安に推移するようなものになると思います。

■長期目線でオセアニア通貨の押し目買いも良さそう
 現在の為替市場に動きがない理由として挙げられるのは、各国が低金利になっていることだと思います。

 金利差がないため、通貨の強弱がはっきりせず、動きがほとんどない状態になっていると思います。

 ただ、ニュージーランドは、他のどの国よりも先に利上げをする可能性があります。

 すぐに利上げをするわけではありませんが、他の先進国と比較すると、早い段階で利上げの可能性があります。

 ニュージーランドが利上げをすれば、オーストラリアでも利上げの可能性が出てくるため、オセアニア通貨は長期的には強い動きが期待できます。

 そのため、長期では豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルの押し目買いも、良いのではないかと考えています。

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最終更新:12/1(火) 14:16

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