(ブルームバーグ): 米国の空港で感謝祭の祝日前日に保安検査を受けた旅行者は3月半ばに新型コロナウイルス感染対策が導入されて以来、最多を記録した。衛生当局の警告に従わなかった米国民が多かったもようだ。
米運輸保安局(TSA)のデータによると、25日に空港で保安検査を受けたのは107万人余りに上った。ただ、これは昨年の応当日の約40%にとどまる水準。
感謝祭前後の時期は米国の旅行業界にとって繁忙期の1つ。過去6日間のうち3日間は、毎日100万人を上回る人々が検査を受けた。残る3日間の旅行者数は91万人超。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴う行動制限のさなかの4月には、TSAによる1日当たりの旅行者検査数が10万人を下回った日も複数あった。
米疾病対策センター(CDC)は、感謝祭シーズンの旅行を自粛し、人の集まりを同一世帯内にとどめるよう呼び掛けている。CDCは祝日後に新型コロナの感染者・死者数が増加するとの厳しい見通しを示している。
原題:U.S. Air Travelers on Thanksgiving Eve at Highest Since March(抜粋)
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最終更新:11/27(金) 12:00
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