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キャンピングカーは新幹線の半額で旅行できる

11/26 10:01 配信

東洋経済オンライン

前回は、「キャンピングカーは普段使いの1台としても申し分ない」ことをご説明した。200万円台から手に入り、駐車スペースに困らない。常日頃は自家用車として、「オン・オフ兼用」できるのが人気の理由だ。

 今回は、「オフ」の部分の魅力を紹介しよう。「いつでも、どこへも出かけられる」のは言うまでもないが、なんと言っても旅費がリーズナブルなのだ。

■「家族4人で那須に1泊」で試算

 一般的な旅費をざっくり分解すると、①交通費 ②宿泊費 ③食費に分けられる。それぞれについて、キャンピングカー・マイカー(普通車)・公共交通機関を利用した場合、どの程度かかるのか、具体的にシミュレーションしてみよう。

 目的地や人数、期間などの条件は以下の通り設定する。

 人数 :夫婦+小学生2人の4人家族
 目的地:都内から那須へ温泉旅行
 期間 :週末の一泊二日
 まずは交通費から見てみよう。

 ■新幹線自由席利用の場合
 
 東京駅~那須塩原駅
 大人1名往復 10980円×2
 子供1名往復 5490円×2
 合計 32,940円
 
 ■マイカー利用の場合
 
 高速料金(大泉~川口JCT~那須IC 往復)7,380円(ETC休日割引適用)

 ガソリン代 3,085円(燃費は14km/Lで計算)
 合計 10,465円
 *走行距離は往復で360km、ガソリン価格120円/Lで計算。

 ■キャンピングカー利用の場合
 
 高速料金(大泉~川口JCT~那須IC 往復)7,380円(ETC休日割引適用)
 ガソリン代 5,400円(燃費は8km/Lで計算)
 合計 12,780円
 *走行距離は往復で360km、ガソリン価格120円/Lで計算。
 人数分料金がかかる新幹線が最も割高になる。が、黙っていても目的地に着くというメリットはあるだろう。

 マイカー(自家用車)とキャンピングカーを比較すると、車種によって当然燃費は異なるため実際のガソリン代は多少前後するものの、今回の試算では往復で2300円程度の違いでしかない。

 注目してもらいたいのは高速料金である。キャンピングカーは車両サイズが大きいため、中型車や大型車の料金が適用されると思われがちだが、キャンピングカーは普通車料金が適用される(特種用途自動車に登録している場合)。もちろん、休日割引や深夜割引の対象でもある。

■交通手段別の「宿泊費」は? 

 ■温泉旅館・ホテルの場合

 ホテルはピンからキリまであるものの、那須で親子4人ファミリータイプの部屋に宿泊した場合、素泊まり1泊2万~3万円の宿が多いようだ。夕朝食付きにすると追加で1~2万円程度かかる場合もあるだろう。また、連休などの場合はさらに値上がりすることも多い。なお、本稿ではGoToトラベルの割引は考慮していない点をご留意いただきたい。

 ■キャンピングカーでキャンプ場を利用した場合

 那須周辺のオートキャンプ場の場合、一区画一泊で5,000円(オフシーズン)~12,000円(ハイシーズン)程度となっている。

 ■キャンピングカーでRVパークを利用した場合

 RVパークとは日本RV協会が整備を推進している、キャンピングカー専用宿泊施設のこと。電源・トイレ・入浴施設などが揃い、キャンピングカーを停泊させることができる。

 那須の場合はリゾートホテル「フロラシオン那須」の駐車場の一角にRVパークが設けられている。

料金は車両1台につき2,000円。人数による追加料金はナシ。

 RVパークは出入り自由なので、食事や温泉はホテルを利用してもいいし、近隣のレストランや日帰り温泉を利用してもいい。

 ちなみに、4人分の食事・温泉などをすべて「フロラシオン那須」利用にすると、

 宿泊(駐車)料金:2,000円
 夕食 :10,286円(注文内容による、表記は最低料金)
 朝食 : 5,446円
 入浴料 : 4,500円
 合計 :22,232円

 となる。

 なお、土曜日もしくは祝前日の日曜などにフロラシオン那須に宿泊すると、4名で4万円以上はするので、ほぼ半額ということになる。

 最後に、食費はどうだろうか。

 温泉旅館・ホテル泊の場合、食事は外食かホテルでとるのが一般的だろう。

 一方キャンピングカーの場合は、宿泊費でもふれたとおり、外食のほかに車内やキャンプ場で調理するという選択肢もある。その場合、かかるのは食材費のみのため、大幅な節約になる。調理が面倒な場合は、もちろん外食する手もある。

■交通手段別の「旅費試算額」を比較すると…

 以上の試算をもとに、キャンピングカー旅行と新幹線旅行、マイカー旅行のそれぞれの総額を比較してみよう。

 できるだけ公平に比較するために、キャンピングカーの場合は「フロラシオン那須」のRVパークを利用し食事は同ホテルでとることとした。マイカーおよび新幹線の場合は、同ホテルで土曜もしくは祝前日に宿泊する場合を想定している。

 また、ホテルの宿泊料金+食費は目安で、キャンピングカーに有利な条件設定をしているとの誤解を招かぬよう、低めに見積もっている。実際の宿泊料金は公式サイトを参照されたい。

 なお、交通手段にかかわらず発生する昼食費等は含まれていない。

 いかがだろうか。新幹線を利用した場合と比べると、キャンピングカー旅行は半額以下の予算ですむことになる。マイカーと比較しても15000円近くお得だ。

 もちろん、旅の楽しみ方はさまざまにあるので、キャンピングカー旅がベストだというつもりはない。

 ラグジュアリーホテルに泊まることそのものが楽しい、という人もいるし、手間なしのパックツアーで、食事も温泉も観光も組み込まれていた方が、面倒がなくていいという人もいるだろう。

 ただ、キャンピングカーを使えば予算面はもちろん、時間の使い方や遊び方全般にわたって、自由度が各段に上がるのだ。

 キャンピングカーは「道具」である。使い方はその人次第。自分で旅を作り上げる楽しさも、そこにある。出発前から、もう旅は始まっているのだ。

東洋経済オンライン

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最終更新:11/26(木) 10:01

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