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20年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第2弾〕 23社選出 <成長株特集>

11/23 19:30 配信

株探ニュース

 3月期決算企業の21年3月期上期(4-9月)決算がほぼ出そろった。全体の4-9月期業績は経常利益ベースで前年同期比30%を超える大幅減益となったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が企業業績を直撃した4-6月期からは改善傾向がみられる。製造業を中心に下期回復シナリオを描く企業は多く、通期業績予想を上方修正する企業が相次いだ。

 本特集では、19日に配信した「20年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第1弾〕」に続き、時価総額300億円以上1000億円未満(19日時点)の銘柄を対象に、直近3ヵ月実績である7-9月期(第2四半期)に経常利益が前年同期比で倍増した23社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。下表では四半期ベースの「増益連続期数」、上期(4-9月)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。

 増益率トップとなったのは、東海東京フィナンシャル・ホールディングス <8616> 。20年7-9月期(第2四半期)は個人投資家による売買の増加で委託手数料が増えたうえ、株式を中心とするトレーディング運用益も大きく伸び、経常利益は前年同期の1.3億円から27.4億円に急拡大して着地。証券会社では丸三証券 <8613> 、岡三証券グループ <8609> 、マネックスグループ <8698> と4社がリスト入りを果たした。マネックスGはビットコイン価格が上昇するなか、仮想通貨関連としても注目を集めている。

 2位に入ったのは発電所を中心とするプラント工事大手の太平電業 <1968> 。7-9月期は建設工事部門で事業用火力発電設備工事が増加し、経常利益は前年同期比7.6倍の27.1億円に膨らんだ。続く3位の高砂香料工業 <4914> は海外子会社のフレグランス部門の利益が改善したことに加え、原料価格の低下や販管費の減少も寄与し、7-9月期は3四半期ぶりの増益を達成した。併せて、21年3月期通期の経常利益予想を上方修正している。株価指標面では、予想PER9.7倍、PBR0.5倍と割安感が強く、上値余地は大きいとみられる。

 5位のJストリーム <4308> [東証M]は感染症対策の活発化による動画利用の拡大を背景に、医薬領域でWEB講演会向けライブ配信の受注が急増したほか、関連するWEB・映像コンテンツ制作も拡大し、7-9月期は売上高33.3億円(前年同期比64.9%増)、経常利益7億円(同5.0倍)といずれも四半期ベースの過去最高を大幅に更新した。好調な業績を踏まえ、21年3月期通期の業績予想を大幅上方修正している。

 9位のステラ ケミファ <4109> は高純度薬品を主力とし、フッ素化合物分野では世界首位級のシェアを誇る。直近3ヵ月の7-9月期は原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の出荷が増加したことに加え、半導体や液晶向け主原料である無水フッ酸の価格が下落したことが利益を押し上げた。また、薬剤の販売開始や経費削減でメディカル事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、21年3月期通期の経常利益を減益予想から一転して増益見通しに大幅上方修正している。

 選出リストでは、堅調な半導体需要を背景にコロナ禍でも業績好調を維持する半導体周辺銘柄が目立つ。10位にリストアップされた野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証2]は国内と中国の超純水製造装置案件が順調に推移したうえ、韓国では大型水処理装置案件が寄与し、7-9月期は売上高84.5億円(前年同期比62.9%増)、経常利益13億円(4.0倍)と業績高変化を遂げた。テレワークの実施などで販管費が減少したことも利益拡大につながった。株価は20日に新規上場した07年10月につけた上場来高値を約13年1ヵ月ぶりに更新している。

 11位のフェローテックホールディングス <6890> [JQ]は石英やセラミックスといった半導体製造装置向け部材の販売が回復したほか、電子デバイスも次世代通信規格「5G」関連機器向けやPCR検査装置などの医療検査機器向けのサーモモジュールが堅調な伸びをみせた。

 15位の半導体製造関連装置大手TOWA <6315> は5G関連需要の増加などを追い風に、利益率の高いコンプレッション金型・装置がメモリーなどハイエンド製品向けに好調だったほか、生産方式の見直しによる在庫削減で評価損が減少したことも大幅増益の要因となった。併せて、21年3月期の経常利益予想を前期比3.8倍の24.5億円に上方修正している。

 23位の平田機工 <6258> は自動車関連生産設備が伸び悩んだものの、半導体関連は5Gの本格化やデータセンター需要の高まりを背景にシリコンウエハー搬送設備などが増勢だったうえ、有機EL関連も需要が回復した。また、原価低減や販管費の減少も寄与し、7-9月期の経常利益は前年同期比2.1倍の12.8億円と2四半期連続で利益倍増を達成した。併せて、電気自動車関連生産設備の受注が回復基調にあることも考慮し、通期業績見通しと配当予想の増額修正に踏み切っている。

           ┌ 経常利益 ┐   増益  対通期 予想
コード 銘柄名    増益率 7-9月期 連続期数 進捗率  PER
<8616> 東海東京    1946   2742     4   -   -
<1968> 太平電      659   2716     1  65.3 10.1
<4914> 高砂香      624   2469     1  65.4  9.7
<1301> 極洋       615   808     1  33.4 10.2
<4308> Jストリーム   397   701     6  52.3 49.7
<8613> 丸三       393   631     4   -   -
<7004> 日立造      345   2389     2   -  17.9
<8609> 岡三       338   1841     4   -   -
<4109> ステラケミ    334   873     3  55.3 19.0
<6254> 野村マイクロ   303   1301     5  50.9 13.5

<6890> フェローテク   231   2261     1  51.3 27.9
<8043> スターゼン    228   2015     2  51.2  8.5
<8934> サンフロ不    167   3432     1  82.8 11.1
<2790> ナフコ      165   6238     3  68.5  5.3
<6315> TOWA     154   944     5  50.1 25.1
<8715> アニコムHD   142   780     4  45.9 41.0
<6810> マクセルHD   140   1105     1   -   -
<1799> 第一建設     139   1595     3  83.3 14.6
<1982> 日比谷設     119   833     2  44.8 22.0
<5911> 横河ブHD    119   6407     1  59.4  8.3

<8698> マネックスG   116   2161     3   -   -
<6875> メガチップス   113   1333     3  51.9 21.4
<6258> 平田機工     107   1289     3   109 51.5

※経常利益の単位は百万円。

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:11/24(火) 13:35

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