IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【米国株動向】新型コロナウイルス治療に関わる盤石な2銘柄

11/22 11:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020年11月1日投稿記事より

新型コロナウイルスは一時的な流行にとどまらず、ワクチンが開発され、異例の速さで承認されたとしても、感染症は季節性疾患として定着すると思われます。

ワクチンは100%有効ではなく、しかもウイルスが突然変異して初期のワクチンや過去の感染で得た免疫が効かなくなる可能性もあります。

つまり、新型コロナウイルス治療薬は当面の間、バイオ医薬品業界にとって新領域であり続けるということです。

しかし、新領域にはリスクも多いく、投資先としては新型コロナウイルス治療薬だけに依存しない企業を見極める必要があります。

こうした観点で魅力的なリスク/リターンバランスを提供しているのが、イーライ・リリー(NYSE:LLY)とリジェネロン・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:REGN)です。
イーライ・リリー:多角化により成長が見込まれる配当銘柄
イーライ・リリーは新型コロナウイルスを中和する2種類の抗体(LY-CoV555およびLY-CoV016)を開発しており、市場予想では、合計売上が数十億ドルに上る超大型新薬となる可能性もあります。

同社は10月、米食品医薬品局(FDA)に対し、軽度のコロナウイルス患者を対象としたLY-CoV555の緊急使用許可(EUA)を申請したことに加え、LY-CoV555とLY-CoV016を組み合わせた抗体カクテルのEUAを11月にも申請する意向を明らかにしました。

ところがその後、入院患者を対象にLY-CoV555とギリアド・サイエンシズのコロナウイルス治療薬「レムデシビル」を併用して投与する後期臨床試験は、成功の可能性が低いとのことで中断されました。

さらに同社は、抗体の製造工場における問題をめぐりFDAから警告を受けています。イーライ・リリーは問題の是正を約束しましたが、こうした問題はEUAの遅れにつながるとみられます。

しかし、投資家にとってイーライ・リリーが開発中の新型コロナウイルス抗体は追加材料にすぎず、同社は糖尿病治療薬のトルリシティやジャーディアンス、免疫薬のトルツやオルミエント、抗がん剤のベージニオ(アベマシクリブ)やTyvytなど、成長性のある有力製品を数多く持っています。

その上、同社には約2%という配当利回りも付いてきます(執筆時点)。

【米国株動向】5,000ドルの手元資金があれば、7月に注目すべき新型コロナ関連銘柄3選
リジェネロン・ファーマシューティカルズ:折り紙付きのグロース銘柄
リジェネロンのREGN10987とREGN10933という2種類の抗体を組み合わせた抗体カクテルのREGN-COV2は、トランプ大統領に投与されたことで恐らく新型コロナウイルス抗体として最も名前が知られている治療薬かもしれません。

まだ承認されていませんが、トランプ大統領は未承認薬を特例措置として投与する「コンパッショネート使用」を通じて投与が認められました。

イーライ・リリーの抗体と同様に、REGN-COV2も重症患者への有効性は確認されていませんが、軽症患者の体内のウイルス量を減らす効果が示されています。

REGN-COV2がリスクの高い人に対する予防措置として、また軽度のコロナウイルス患者に対する治療薬として、そう遠くないうちにEUAを取得することはほぼ確実とみられ、そうなれば大きな売上が見込まれます。

リジェネロンがグロース株とみなされるのはそれだけではなく、アレルギー薬のデュピクセントや免疫療法薬のリブタヨ(セミプリマブ)といった新薬により売上高は増加しています。

その上、強力な臨床パイプライン、健全なバランスシート、予想株価収益率(PER)15倍未満(執筆時点)という魅力的なバリュエーションなど、同社には好材料がそろっています。

コロナからの回復力が高い企業の中でも、さらに財務基盤が優秀な企業

The Motley Fool

関連ニュース

最終更新:11/22(日) 11:00

The Motley Fool

投資信託ランキング