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【米国株動向】いま驚くほど割安な3銘柄

10/31 12:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020年10月12日投稿記事より

株価が急騰している銘柄に飛びつくと、割高な銘柄に投資することになるかもしれません。

しかし、流れに逆らい、投資家の関心が薄い株式を探せば、割安な銘柄を見出す可能性が高まるでしょう。

S&P500指数が年初来6%超上昇するなか(執筆時点)、ファイザー(NYSE:PFE)、バイアコムCBS(NASDAQ:VIAC)、バンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)の3銘柄はS&P500をアンダーパフォームしています。しかしこれは、3銘柄が投資対象に適さないということではありません。

逆に、これらの企業は割安ながらも大きな成長見込みを有しており、いま注目するに値します。
1.ファイザー
同社が魅力的な投資対象である理由として主に、独バイオエヌテックと共同でCOVID-19ワクチンの開発に取り組んでいることが挙げられます。

7月に第3相臨床試験を開始し、年内には結果が出る可能性があります。

さらに同銘柄はヘルスケア株でもあることから、もしワクチン開発で良い結果を出せなかったとしても投資家に大きなリスクを負わせることはありません。

もし同社のワクチン候補が良い結果を出せば、同銘柄に対する強気の見方が高まり(何十万ドルという売上増は言うに及ばず)、執筆時点では年初来6%下落している株価も上向くかもしれません。

ファイザーは過去10四半期のうち8四半期で利益を計上するなど、継続的な強さを見せています。

2019年の売上高は前年から3%減と伸び悩んでいますが、年末までにジェネリック事業のアップジョンを切り離す予定であることは、業績の面で好材料です。

ニューヨークを拠点とする同社は、スピンオフ後にはより小規模な会社となり、成長と新薬の開発に注力することになります。

これは特にグロース投資家にとって長期投資の観点で魅力的です。

同社の4-6月期の売上高は前年同期から11%減の118億ドルとなりました。

この売上減少の主因は、アップジョン部門の売上高が前年同期から32%減少したことによるものです。

同部門の今年上半期(1~6月)の売上高は同35%減でした。

一方で、同上半期のバイオ医薬品部門の売上高は前年同期から7%増加し、すでに同部門が売上高全体の大部分を占めています。

執筆時点の予想に基づいたPER(株価収益率)は12倍で、COVID-19ワクチンの成功の可能性を考えると割安に見えます。

長期的に期待できるコロナワクチンと治療薬を開発しているファイザー
2.バイアコムCBS
メディアおよびエンターテインメント企業である同社の株価は、2020年初から30%下落しています(執筆時点)。

予想PERは6倍で、ライバル企業のコムキャストの15倍超と比べると割安です(執筆時点)。

同社もニューヨークを拠点とし、今後大きく成長する可能性があります。

COVID-19パンデミックの中で各企業が広告費を削減したことにより、同社の第2四半期(4~6月)の売上高は前年同期から12%減少しました。

減収の主因となった広告収入は、同27%の減少でした。

しかし、これは一時的なもので、プロスポーツの再開とそれに伴う広告の増加により、次の四半期にはこれらの数値は上向く見込みです

同社はストリーミング配信サービスの名称を現在のCBS All AccessからParamount+へ変更する予定で、来年から複数の海外市場でサービスを開始します。

コンテンツも増えるため、売上増に貢献する可能性があります。

第2四半期にストリーミング・デジタルビデオ事業の売上高は前年同期から25%増加し、有料会員数は74%増の1,620万人となりました(なお、同様のサービスを提供するネットフリックスの直近四半期における有料会員数は全世界で1億9,200万人超)。

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3.バンク・オブ・アメリカ
景気後退とパンデミックが進行する現在、銀行株は人気の投資先ではありませんが、だからこそ、これら割安な株に投資する最良の時期でもあります。

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、現在の景気低迷の中でも依然としてバンク・オブ・アメリカ株の12%を保有しています。

同行の株価は年初来28%下落しており、予想PERはたった11倍で、PBR(株価純資産倍率)は1倍を下回っています(いずれも執筆時点)。

つまり、いま同銘柄を購入すれば、支出に見合うだけの価値を得ることができます。

同社は2020年上半期(1~6月)に、景気悪化を見越して99億ドルの貸倒引当金を繰り入れました。

貸倒引当金繰入額が前年同期の19億ドルから80億ドルも増加したことで、今年上半期の利益は68億ドルと、前年同期から半減しました。

しかし、ある程度の時間はかかるにしても、同行は立ち直るでしょう。

経済がCOVID-19以前の水準に戻るにつれて、同行株を長期的に保有する投資家にある程度のリターンをもたらすとみられます。

ワクチンが普及しCOVID-19感染者数が減少すれば、経済に強気が戻り、バンク・オブ・アメリカなどの金融株は恩恵を受けるでしょう。

米国立アレルギー・感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ氏によれば、来年末までに生活は常態に戻るだろうとのことです。

そうなれば、景気は力強く回復し、金利は再び上昇し始めるでしょう。

これは銀行株にとって好材料となることから、バンク・オブ・アメリカ株の回復もそれほど遠くはないかもしれません。

【米国株決算】バンク・オブ・アメリカの最新決算情報と今後の株価の推移
現時点で最も注目すべき銘柄は
現時点で最も注目すべき銘柄を決める前に、年初来のパフォーマンスをおさらいしてみましょう。

S&P500指数は年初来6.47%上昇しているのに対し、上記3銘柄は全て年初の水準を下回っています。

年初からの下落率はファイザーが5.72%、バイアコムCBSが29.90%、バンク・オブ・アメリカが28.39%です(執筆時点)。

しかし、この状態が継続するとは限りません。

筆者にとって、現在最も魅力的に見える銘柄はバンク・オブ・アメリカです。

現時点で割安なうえ、経済と足並みをそろえて回復するとみられる同銘柄には注目すべきです。

The Motley Fool

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最終更新:10/31(土) 12:00

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