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【米国株動向】FAANGを忘れて「TIPS」に投資

10/31 10:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020年10月8日投稿記事より

過去10年間、FAANGには止められない勢いがありました。FAANGとは以下の銘柄のことです。

・フェイスブック

・アマゾン

・アップル

・ネットフリックス

・グーグル(アルファベットの子会社)

過去10年間で、ベンチマークであるS&P500指数は200%上昇していますが、FAANGは平均1,263%のリターンを実現しています(執筆時点)。

この中には、フェイスブックによる2012年の新規株式公開(IPO)以来のリターン591%が含まれています。

FAANGがこれほどまでに人気を博したのは、業界特有の支配力と並外れた成長率があったからです。

しかし、10年以上経った今、FAANGでさえも成熟しつつあります。

新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに米国と世界経済が変貌を遂げる中、新たなスーパースター銘柄がスポットライトを浴びようとしています。

FAANGに別れを告げ、TIPSについて知りましょう。
T:テラドック・ヘルス
今後10年の間に、私たちは精密医療の信じられないほどの進展を目撃することになるでしょう。

画一的な治療に頼るのではなく、一人ひとりに合った治療計画が実施されるようになるはずです。

コストの低下や、患者と医師にとっての利便性が大きな話題になるとみられます。

こうした傾向は、遠隔医療業界の巨人であるテラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)に極めて大きな上値余地があることを示唆しています。

新型コロナウイルスが同社の成長の大きなきっかけになったことは間違いありません。

医師や病院はリスクのある患者を可能な限り診察室から遠ざけたいと考えているため、バーチャル診療の件数は第2四半期に前年同期比で3倍以上に増加しました。

しかし、この成長ストーリーは何年も前から続いているものです。

テラドックの売上は2020年に10億ドルに達する見込みであるうえ(2013年以降の年平均成長率は75%)、保険会社もバーチャル診療によるコスト低減の恩恵を享受しています。

テラドックは現在、健康サービス企業リボンゴ・ヘルス(NASDAQ:LVGO)を185億ドルで買収しようとしています。

リボンゴは人工知能を活用し、持続的な行動の変化につながるヒントやナッジ(行動の後押しとなるインセンティブ)を会員に送っており、過去3年間で、糖尿病患者の会員数を毎年ほぼ2倍に増やしています。

テラドックとリボンゴが1つの会社になれば、今後10年間で株価が10倍になる可能性は十分あります。

【米国株動向】テラドック・ヘルス株に注目すべきか
I:インテュイティブ・サージカル
医療機器メーカーのインテュイティブ・サージカル(NASDAQ:ISRG)は、さまざまな軟部組織の手術を支援するロボット手術システム「ダヴィンチ」の開発会社です。

同社には、手術支援システムの市場シェアの面で圧倒的な優位性があるとみられます。

6月末の時点で、全世界で5,764台のダヴィンチが導入されており、これは競合他社の製品を合計した数をはるかに上回っています。

ダヴィンチの導入により、同社は病院や手術センターとの信頼関係を築くことができました。

また、製品価格が50万~250万ドルであることも、顧客が競合他社に乗り換える可能性が低いことを意味しています。

2000年代には、ダヴィンチが同社の売上の大部分を占めていました。

ダヴィンチの利益率はそれほど高くありませんが、設置台数が増えるにつれ、サービスや特定の手術の専用機器が売上に占める割合も増えてきました。

これらはダヴィンチに比べて利益率が大幅に高く、2020年代を通じた成長が見込まれています。

同社は、さまざまな軟部組織手術においてシェアを伸ばすチャンスがあり、今後も長期間にわたって2桁台の成長を遂げる可能性を秘めています。

【米国株動向】相場再暴落に備えて要注目の米国株3銘柄
P:ピンタレスト
今後、人気のあるソーシャルメディアやeコマースサイトは大いに繁栄することが予想されます。

だからこそ、投資家は、両方の分野で並外れた成長の可能性を秘めているピンタレスト(NYSE:PINS)に注目するのが賢明です。

ソーシャルメディアの世界では、長期間にわたってユーザー数の伸びを維持することは困難です。

しかしピンタレストは、4-6月期に前年同期比1億1,600万人増の4億1,600万人の月間アクティブユーザー(MAU)を記録しました。

新型コロナウイルスによる巣ごもりがピンタレストの利用時間の増加に寄与したのは確かです。

しかし本当に注目すべき点は、MAUの伸びの90%以上が米国外のユーザーであるということです。

マイナス面としては、海外ユーザーは米国のユーザーに比べてユーザー当たり売上がはるかに低いことが挙げられます。

それでも、ピンタレストは2019年に海外ユーザー1人当たりの平均売上を2倍以上に伸ばしました。

こうした海外ユーザーこそ、同社が持続的に2桁台のペースで成長する可能性をもたらしています。

また、ピンタレストはeコマースにも進出しています。

同社はユーザーが関心あるものを共有するためのプラットフォームを提供しており、購買意欲が高いとみられる消費者と中小企業を結びつけることは理にかなっています。

同社はユーザーの利便性とエンゲージメントの維持に重点を置いており、今後数年間で人気のあるeコマースサイトになる可能性は十分にあります。

【米国株動向】ピンタレスト:株価急落の第2波に備える銘柄
S:スクエア
決済企業のスクエア(NYSE:SQ)は代表的なフィンテック銘柄の一つです。

2012~2019年の間に、スクエアのセラー・エコシステム(売り手向けサービス)における総取扱高(GPV)は65億ドルから1,062億ドルに急増しました。

これは年平均49%の成長率に相当します。

従来、スクエアの販売情報管理(POS)デバイス、ローン、分析ツールは中小企業をターゲットにしてきました。

しかし、興味深いのは、最近になって多くの中堅・大企業が同社のセラー・エコシステムを利用していることです。

2020年上半期、GPVの52%は年換算GPVが12万5,000ドル以上の企業からのものでした。

同社のセラー・エコシステムは加盟店からの手数料から収入を得ているため、より大きな企業を誘致すれば売上の増加につながる可能性があります。

しかし、ウォール街や投資家がスクエアに関して本当に期待しているのは、同社のピアツーピア(直接データをやり取りする形式のネットワーク環境)決済プラットフォームである「キャッシュ・アップ」です。

ユーザー数の成長は驚異的で、MAUは2017年末の700万人から2020年6月までに3,000万人に増加しています。

キャッシュ・アップは決済の進化を象徴する存在であり、加盟店手数料、送金手数料、さらには投資やビットコイン交換の手数料といった形でスクエアの収入源を増やしています。

キャッシュ・アップのおかげで、スクエアの株価は10倍に上昇する可能性があります。

【米国株動向】スクエアキャピタルの担当責任者が辞任

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最終更新:10/31(土) 10:00

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