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アップル株下落、iPhone販売は市場予想届かず-中国売上高29%減

10/30 5:57 配信

Bloomberg

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米アップルの株価が29日の時間外取引で一時4%下落した。同日発表した7-9月(第4四半期)決算では、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」販売が市場予想に届かず、中国の売上高が落ち込んだ。

重要なホリデー商戦を含む四半期の具体的な業績見通しは示さなかったが、ティム・クック最高経営責任者(CEO)はアイフォーン12シリーズが好評を博していると述べた。コンピューター「Mac(マック)」販売やサービス収入は7-9月期に過去最高に達した。

アップルの7-9月期売上高は647億ドル(約6兆7700億円)と、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の635億ドルを上回った。1株利益は73セントで、これも市場予想より好調だった。

アイフォーンの売上高は新機種発売を控えて21%減少した。クックCEOは第5世代(5G)移動通信ネットワーク対応アイフォーンやその他の新型機への反応は「大いに良好だ」と述べた。

アップル初の5G対応「iPhone 12」、低めの価格や新サイズに高評価

アップルにとって重要地域の1つであるグレーターチャイナ(大中華圏)の売上高は29%減の79億ドルと、数年ぶりの低水準。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、中国ではアイフォーン以外の製品が2桁の伸び率だったと説明。アイフォーンの大画面機種の「12 Pro Max」が同地域で「非常に好調」で、同社は10-12月(第1四半期)の中国販売の伸びを確信していると付け加えた。

29日の時間外取引でアップル株は一時4%安の110.68ドル。通常取引では115.32ドルで終了した。

同社は新型コロナウイルス感染流行の影響が続いているとして、業績見通しを今回も示さなかった。マエストリCFOは米国と欧州の感染者増加による不確実性に言及した。ホリデー商戦を含む四半期は例年、同社にとって最も重要な時期で、今年はアイフォーン12や「iPad Air(アイパッド・エア)」の新モデル、スマートスピーカー「ホームポッド」の廉価版、自社設計プロセッサー搭載のマックなどを投入する。

アップルはアナリスト向け電話会見で、アイフォーンなど主要ハードウエアとサービスが10-12月期に2桁の伸びになる見通しを示した。マエストリCFOはアイフォーン12が「10年に1回の好機」である「5Gの追い風」を受ける製品だと述べ、同社が楽観していることを明らかにした。

クックCEOはアップルの5G参入時期は適切だと述べ、携帯電話事業者が週ベースで通信網の改善と拡大に取り組んでいると指摘。5G通信網は中国で「かなり前進」しており、今四半期の売り上げを後押しする可能性があると語った。

7-9月期の製品別売上高はアイフォーンが264億ドル(市場予想平均271億ドル)。アイパッドは68億ドル(同61億ドル)、マックは90億ドル(同80億ドル)。

アイフォーンの新モデルは例年、9月に発売され、7-9月期決算を後押ししてきた。今年は「12」と「12 Pro」が先週発売され、「12 ミニ」と「12 Pro Max」の予約注文の受付が来週始まる。

「アップストア」や「アップルミュージック」、「iCloud」などを含むサービス事業の収入は145億ドルと、前年同期の125億ドルから増加し、市場予想平均の139億ドルを上回った。

複数のサブスクリプション(定額制)サービスをまとめた「アップルワン」と新サービス「フィットネス+(プラス)」の開始が今四半期の業績を押し上げる可能性がある。マエストリCFOはアップルワンを30日に、フィットネス+を今四半期中にスタートすることを明らかにした。

アップルウオッチなどのウエアラブル端末などを含む部門の売上高は79億ドルと、市場予想の74億ドルを上回った。

原題:Apple Shares Fall After IPhone Sales Miss, China Drops 29% (2) (抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bloomberg

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最終更新:10/30(金) 10:06

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