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東京為替見通し=欧州通貨の軟調トレンドは変わらず、月末要因で神経質な動きに

10/30 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 海外市場でドル円は、リスク回避目的の円買い・ドル売りが先行し、一時104.03円と9月21日以来の安値を付けた。しかし、7-9月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率33.1%増と予想の31.0%増を上回り、統計を開始した1947年以来最大の伸びを記録したことで反転した。
 ユーロドルは、ラガルド総裁は理事会後の記者会見で次回会合での追加緩和を強く示唆したことで、一時1.1650ドルと9月28日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。

 本日の為替市場も欧州通貨中心の値動きになるだろう。ドル円に関しては、リスクオフのドル買い・円買いが交錯していることでレンジを抜け出すことが難しい。その中で、本日は月末ということもあり、日中の大きなフローで方向感なく動きそうだ。東京時間でも月末5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値にかけても神経質な値動きになると予想する。またロンドンフィックスではここ最近はドル買い・円売りが多かったが、昨日の値動きを見ているとここ最近のトレンド通りになるかは不明だ。
 欧州通貨は軟調トレンドが継続されるか。欧州各国の感染第2波が数万単位(独1万8千、仏4万7千、伊2万6千、西2万3千、英2万3千)で急増している。今後のロックダウンの経済的影響やその影響に対応するための欧州中銀の動きを考えると、欧州通貨がブルトレンドに戻るには時間を要しそうだ。ただし、上述しているが本日は月末ということで、ロンドンフィックスには要警戒となる。昨日の値動きを見ると欧州通貨はフィックスでは売りが優勢だった。しかしながら、この何カ月かの月末は買いが優勢になることが多かったことで本日はより神経質になりそうだ。
 米大統領選挙に関しても注目を怠らないようにしたい。本日は両候補とも激戦州の1つフロリダ州で遊説活動を行っている。トランプ米大統領は昨日の米GDPの好結果をアピールしているが、大統領としては絶対に勝たなければならない州だ。現時点の世論調査ではバイデン候補はフロリダ州を落とした場合でも、過半数の270は獲得できる予想にはなっている。ただし選挙人が29人と多いため、今回の遊説でもバイデン氏は「フロリダで勝てば終わり(勝利決定)」と述べるなど力を入れている。なお、すでに8009万票(郵便投票5304万、事前投票2704万)がすでに投票されている。
 経済指標では本邦から複数の指標(失業率。鉱工業生産ほか)が発表されるが、市場の注目度は低い。また欧州圏から7-9月期の国内総生産(GDP)が発表される。本来ならば市場の注目度は高いが、欧州のロックダウンが10-12月期に再開されていることで、7-9月期の結果では市場も反応しにくいかもしれない。

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最終更新:10/30(金) 8:00

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