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ニューヨーク外国為替市場概況・29日 ユーロドル、4日続落

10/30 6:04 配信

トレーダーズ・ウェブ

 29日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは4日続落。終値は1.1674ドルと前営業日NY終値(1.1746ドル)と比べて0.0072ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)はこの日開いた定例理事会で金融緩和政策の現状維持を決定。ラガルド総裁は理事会後の記者会見で「回復の勢いは予想よりも早く失速」「短期的な見通しは明らかに悪化」と述べたほか、「12月の理事会ではあらゆる手段を検討」「12月に行動するということにほぼ疑いはない」と語り、次回会合での追加緩和を強く示唆した。これを受けてユーロを売る動きが加速し、一時1.1650ドルと9月28日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。市場では「月末を控えたロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが入った」との指摘もあった。
 欧州では新型コロナウイルス感染が再拡大し、ドイツやフランスが行動制限を再強化している。域内景気の先行きを懸念したユーロ売りも出やすかった。

 ドル円は3営業日ぶりに反発。終値は104.61円と前営業日NY終値(104.32円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。欧州市場では欧州株や時間外のダウ先物の下落を受けてリスク回避目的の円買い・ドル売りが先行し、一時104.03円と9月21日以来の安値を付けた。ただ、同日の安値104.00円がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。7-9月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率33.1%増と予想の31.0%増を上回り、統計を開始した1947年以来最大の伸びを記録したこともドル買いを誘った。市場では「104.00円付近には本邦長期資金の買いやオプション絡みの買いが観測されている」「104.00円の下抜けに失敗したことでショートカバーが優勢となった」との声が聞かれた。
 ラガルドECB総裁の会見後に対ユーロ中心にドル高が進むと円に対してもドル買いが活発化。米10年債利回りの上昇も相場の支援材料となり、アジア時間の高値104.50円を上抜けて一時104.73円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は4日続落。終値は122.12円と前営業日NY終値(122.54円)と比べて42銭程度のユーロ安水準。ユーロ圏景気の先行きを懸念したユーロ売りが出たほか、ECBによる追加緩和観測を背景にユーロ売りが広がり、23時前に一時121.90円と7月16日以来約3カ月半ぶりの安値を付けた。ただ、売り一巡後は122.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感がなくなった。

本日の参考レンジ
ドル円:104.03円 - 104.73円
ユーロドル:1.1650ドル - 1.1759ドル
ユーロ円:121.90円 - 122.88円

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最終更新:10/30(金) 6:04

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